蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

発送狂想曲

2010-02-02 16:30:30 | 杭州・杭州周辺
引っ越しをすることになった。

私はこの職業にありがちのある持病がある。
それは、「気づくと本を買ってしまっている病」だ。
そのため、我が家には大量に本が保管されることになっていた。
もちろん、本は棄てないので、増えていく一方であった。

杭州に来た時に職場から与えられた本棚は二つ。
それを、増設に増設を重ねて、
現在は、11にものぼっている。
「財布にお金があると本を買ってしまう病」は危険極まりない。

普通に暮らしているだけでももうスペースが無くなってきているのに、
これを、全て日本に送らなくてはならないというのは狂気の沙汰だ。
「本との出会いは一期一会よね、うふっ♡病」は狂人病に違いない。
もし、みなさんも罹患しているようなら、早急に手を打った方がいい。
たぶん、もう手遅れの人ばっかりだろうけど。

まず若者たちに手伝ってもらい、段ボール詰めを敢行。
郵便局で手頃な段ボールをまずは20箱購入。
詰め始めてすぐにわかったが、到底それでは足りない。
さらに20箱買い足し、ようやく詰め終わった。
合計40箱の本本本。

そして、別の日。
今度は郵便局に運ばなくてはならない。
中国はいくら量が多くても、取りに来てはくれない。
自分でもって行かなくてはならないのだ。

今度は別の若者が助っ人として来た。
まずは郵便局まで運んでくれる業者をさがす。
何せ、我が家は6階、エレベーターなし。
とてもじゃないが、私たちでは運べない。

彼らは凄い。
1箱推定20キロの段ボールを3コ担いで下まで降りる。
それを、何往復もするのだから、頭が下がる。

さあ、出発だ。
目指すは比較的大きな郵便局。
お金を準備し、書類も40枚記入済み。
何の問題もない。


・・・はずだった。

郵便局に着き、裏口から段ボールを運ぶ。
中国の郵便局の内部に初めて潜入した。
といっても、別段どうってことないのだが。

あとは手続きをするだけだ。
しかし、なかなか処理してくれない。
すると、どうだろう。
こんなことを言い出した。

「うちで扱えるのは2箱だけ。
こんだけ多いと、貿易品となるから、
中国の税関と日本の税関でチェックされ、
税金を払うことになるよ。」

なんじゃと~。
初耳じゃ~。

我々は食い下がるが、どうしようもない。
中国ではたとえ郵便局といえども、
郵便局ごとで言うことが異なっている。
統一したことを言わないのが、常である。

なので、我々は別の郵便局へ行った。
しかし、結果は同様であった。

結局、この日は発送できず。
荷物は別の場所に保管し、
改めて別の日にチャレンジすることとなった。
さて、どうなることやら。

つづきは寝て待て!

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2 コメント

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むむ! (ほうじょう)
2010-02-02 19:44:43
やはり引っ越しも国際的になると大変だのう。
なんか、全部の荷物がちゃんと到着するのか心配だね。
こちらも3月には引っ越しで、そろそろ見積もりをしてもらわないといけないんだけど、まったく準備をしていない。
気が重いです。
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ほほお (しゅいえほん)
2010-02-04 15:27:00
ほんとに到着するかどうか。
まあ、結果はいずれブログで。
我々の引っ越しは普通の人たちと違うからねえ。
重いしかさばるし。
すんごい迷惑だよ。
腰を痛めないように。
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