蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

残念でなりません

2010-09-21 00:12:37 | 杭州・杭州周辺
最近の日中間の衝突の中、
杭州の日本人学校に煉瓦が投げ込まれたという記事がありました。
(http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010092000256)

杭州の日本人学校は、
2年前に杭州の日本企業を中心として、
中国政府の認可を経て設立されたものです。
設立に際しては、私も縁あって少々協力させていただきました。
といっても、あることに名義を貸しただけなんですが。

日本人学校のある場所は杭州郊外の下沙というところ。
ここは、近年の経済発展に伴い急速に開発が進んだ場所で、
多くの日本企業もこの場所に会社や工場を置いています。

近年、中国の多くの大学が市街地から郊外へキャンパスを移しています。
杭州も例外ではなく、市街地のキャンパスを売却し、
その資金を元手に郊外の下沙に移ってきた大学がたくさんあります。
(杭州市が下沙を大学街とする政策をとってもいます)
私の職場も実はそこにありました。
(自宅は市内でしたけど)

記事によると、自転車3台に分乗した6人の若者が目撃されたとのこと。
ここで、軽々しく判断するわけにはいきませんが、
どこかの学生であった可能性も否定することはできません。

もしそうであれば、残念です。
非常に残念です。

2005年に中国全土で反日デモがあったとき、
杭州でもデモはあったと聞きます。
しかし、さほど大きなものではなく、
多くの善良な中国人たちはこういった動きに反対だったようです。
そういった話を事前に聞いていたため、
私は何の心配もせず、2005年の秋に杭州へ渡りました。

2008年、北京オリンピックの聖火リレーがフランスで妨害されたとき、
杭州市内にあるフランス資本の大手スーパーへ向けてデモが起こるという噂が流れました。
しかし、それも関係各位の努力により未然に防ぐことが出来たようです。

今回の出来事は一部の若者が起こしたことであり、
また実際にけが人が出たわけではないので、
過剰に反応する必要はないかもしれません。

しかし、なぜか、
自分でびっくりするくらい、
このことを残念に感じています。
不思議なくらいがっかりしている自分がいます。
はっきりと理由はわからないのですが、
残念だなあ、という気持ちが私の心を支配しています。

もう、こんなことは起こってほしくないです。

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