蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

なんやかんやは

2009-11-10 00:01:55 | 杭州・杭州周辺
なんやかんやなんや!

通常ではたっぷり時間のかかるスーツ選び。
それをなんとバーゲン時間終了ギリギリまでの
正味33分で支払いまで持っていく。
名付けて、33分購入。
ガンガン増えるお客さんに
どんどん迫る終了時間。
果たして33分で購入できるのかどうか。
ただいま9行目です。

必要があり、急遽スーツの購入に出かけた。
中国人女性(既婚)2人に付き添ってもらって。
場所は、当日バーゲンが行われていた杭州百貨大楼

彼女たちは用事があったため、先乗りしていた。
午後4時ちょっと前に電話があり、家を出た。
この時間タクシーは捕まらないので、
バスに乗り、約30分後に目的地に到着。

デパートの入り口から電話をかけると、
3階に来いというのでエスカレーターで3階へ。
しかし、なんという人の量。
エスカレーターに辿り着くまでが一苦労。
人の海を泳ぐようにして、3階まで辿り着いた。

エスカレーターの前では、一人の女性が待っていた。
彼女は私を見つけると、手招きしてずんずん進んでいく。
もちろん、紳士服売り場へ。
そして、迷わずスーツ売り場へ。

その時すでに下見は済んでいた。
さらにはシャツ選びも終了していた。
早い。

下見済みの中から、
3種類のスーツを試着。
つまり選択肢は三分の一。
当然、あっさりと決まった。

店員が大きさの合うスラックスを探しに行っている間、
我々はネクタイを選ぶ。
シャツは決まっているから、シャツに合うネクタイを選ぶ。
これも見事にあっさりと決まった。

今度は、ズボンを試着し、裾直しの長さを測る。
まるでベルトコンベアに載っているみたいなそつのなさ。
ただいま10段落目です。

そして、支払い。
中国のデパートは基本的に店で払わない。
各階に「収銀台」と呼ばれる場所があり、
その階の店で買い物をする時はまずそこで支払い、
領収書を受け取って、再び店に行き、
その領収書と交換で品物を受け取ることができる仕組み。

しかし、日曜日のバーゲン。
当然、その収銀台も長い列。
30分以上はかかるはず。
これでは33分では購入できない。

どうする?
そこで、情報を求め街に出た。
すると、彼女には共犯者がいたことがわかった。

もう一人の中国人女性、
実は、私が3階に到着する前から列に並んでいた。

なるほろ。
これなら時間が無駄にならずに済む。
しかもタイミング良く、
こちらが選びおわり店員が品物名を書いた紙を持っていくと、
ちょうど、支払いは自分たちの番であった。
1秒の無駄もない動き。

無事支払い、
領収書を受け取り、
そして品物を受け取る。

時計をみると5時ちょうど。
まさに正味33分でスーツ(シャツ・ネクタイを含む)を購入。

なんやかんやすれば、
なんやかんやなるもんなんやなあ。

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