んなわきゃない。
中医に行った。
以前、ある人に勧められていたので、
現在特別どこか病気だというわけではないけど、
まあ、折角中国にいることだし、
ということで、行った。
場所は杭州の観光名所の一つ河坊街の中にある胡慶余堂。
ここのメインは漢方薬局なのだが、
裏には病院もついていて、
そこで診断してもらって漢方を処方してもらう仕組みになっている。
中国の病院のシステムはこうなっている。
まず、受付に行って「カルテ」を作る。
こちらでは、自分自身でカルテを持つことができる。
病院ではそんなものは管理しない。
それと同時に、「挂号」をする。
挂号とは、早い話が診察の順番券をもらうことなのだが、
ここで、とりあえず、お金を払う。
中国の病院は、前払いが原則。
治療が終わって支払いもせずに逃げてしまう人がいるからだという。
こういった点で、中国はシビアである。
この挂号も見てもらう医者によって値段が違う。
普通の医者は、1元とか2元でいいのだが、
「専家」になると、20元とかに値段が跳ね上がる。
さらに「名医」となると、桁が代わり100元とかになる。
当然、「名医」が人気があるのだが、
なかなか予約が取れない。
そのために、裁判所の傍聴券を求めるバイトのような仕事も存在する。
自分の代わりに挂号をしてくれるというのだ。
もちろん、手数料が要求されるので、割高ではある。
このシステム、やはり何とかした方がいいとは思うが、
いかんせん、人が多すぎるのが問題なのだろう。
中国の問題の多くは、結局ここに行き着いてしまう。
とはいえ、今回はふらっと立ち寄ったので、
別にどの医者がいいとかはなく、
とりあえず、内科の先生に挂号してみた。
にしても、病院にふらっと立ち寄り診察とは、
自分の事ながら、ちょっとあきれてしまう。
診察室はがらんとしていた。
机二つと椅子が少々。
奥に簡単なベッドが一つ。
それと、おじいちゃん先生が一人。
なんて簡素なものなんだろう。
血圧を測る機械すらない。
診察はごく簡単。
おじいちゃん先生が直接腕から脈をとり、
その間に質疑応答。
そして、処方箋を書いて終了。
あっけない。
そして実は診察室の中は、
先生と診察中の患者だけではない。
順番待ちの患者たちも大勢中にいる。
つまり、みんな他人の病状について話を聞いているのだ。
時には、口を挟んできたり、
カルテをのぞき込んできたり、
はたまた、歌を歌ってみたり。
中国の病室にプライバシーは存在しない。
病気がプライバシーだなんてきっと考えていない。
さて、私は胃腸の薬を処方してもらった。
もともと胃腸が弱弱なので、当然といえば当然。
よく眠れるようにと、霊芝も処方してもらった。
まあ、これが高いわけなのだが。
自宅で煎じることができないので、
ただ飲むだけでいいようにしてもらった。
そんでもって、これが苦い。
漢方とはなんて苦いのだろうか。
気合いを入れて根性を入れなくては飲めない代物である。
ご存じのように私は「へっぽこ」である。
近々「へっぽこ三銃士」に任命されるとの噂もある。
そんなへっぽこな私は「根性」や「気合い」という言葉が大嫌いである。
そんな言葉は犬に喰われてしまえばいいと思っている。
もし、私に「根性」や「気合い」を要求する者がいたら、
私は間髪入れず必殺のスペシャルローリングサンダーをお見舞いし、
呑気に美女が戯れる南太平洋の海の底に鎮めてしまうだろう。
しかし、もちろん、私にはそんなことをする根性はない。
妄想に妄想を重ね、
できもしない妄想に身を任せ、
現実逃避をはかるのが私の常道である。
ああ、なんて素敵なへっぽこさん。
ただ、今回はそういうわけにはいきそうもない。
漢方を処方してもらい、7日間分ももらってきてしまった。
ほんとうに苦く辛い。
1日2回。
マグカップ1杯分。
これを飲むことを考えると、
胃が痛くなってくる・・・・・。
*写真が入り口。何か歴史ありそうでしょ。
中医に行った。
以前、ある人に勧められていたので、
現在特別どこか病気だというわけではないけど、
まあ、折角中国にいることだし、
ということで、行った。
場所は杭州の観光名所の一つ河坊街の中にある胡慶余堂。
ここのメインは漢方薬局なのだが、
裏には病院もついていて、
そこで診断してもらって漢方を処方してもらう仕組みになっている。
中国の病院のシステムはこうなっている。
まず、受付に行って「カルテ」を作る。
こちらでは、自分自身でカルテを持つことができる。
病院ではそんなものは管理しない。
それと同時に、「挂号」をする。
挂号とは、早い話が診察の順番券をもらうことなのだが、
ここで、とりあえず、お金を払う。
中国の病院は、前払いが原則。
治療が終わって支払いもせずに逃げてしまう人がいるからだという。
こういった点で、中国はシビアである。
この挂号も見てもらう医者によって値段が違う。
普通の医者は、1元とか2元でいいのだが、
「専家」になると、20元とかに値段が跳ね上がる。
さらに「名医」となると、桁が代わり100元とかになる。
当然、「名医」が人気があるのだが、
なかなか予約が取れない。
そのために、裁判所の傍聴券を求めるバイトのような仕事も存在する。
自分の代わりに挂号をしてくれるというのだ。
もちろん、手数料が要求されるので、割高ではある。
このシステム、やはり何とかした方がいいとは思うが、
いかんせん、人が多すぎるのが問題なのだろう。
中国の問題の多くは、結局ここに行き着いてしまう。
とはいえ、今回はふらっと立ち寄ったので、
別にどの医者がいいとかはなく、
とりあえず、内科の先生に挂号してみた。
にしても、病院にふらっと立ち寄り診察とは、
自分の事ながら、ちょっとあきれてしまう。
診察室はがらんとしていた。
机二つと椅子が少々。
奥に簡単なベッドが一つ。
それと、おじいちゃん先生が一人。
なんて簡素なものなんだろう。
血圧を測る機械すらない。
診察はごく簡単。
おじいちゃん先生が直接腕から脈をとり、
その間に質疑応答。
そして、処方箋を書いて終了。
あっけない。
そして実は診察室の中は、
先生と診察中の患者だけではない。
順番待ちの患者たちも大勢中にいる。
つまり、みんな他人の病状について話を聞いているのだ。
時には、口を挟んできたり、
カルテをのぞき込んできたり、
はたまた、歌を歌ってみたり。
中国の病室にプライバシーは存在しない。
病気がプライバシーだなんてきっと考えていない。
さて、私は胃腸の薬を処方してもらった。
もともと胃腸が弱弱なので、当然といえば当然。
よく眠れるようにと、霊芝も処方してもらった。
まあ、これが高いわけなのだが。
自宅で煎じることができないので、
ただ飲むだけでいいようにしてもらった。
そんでもって、これが苦い。
漢方とはなんて苦いのだろうか。
気合いを入れて根性を入れなくては飲めない代物である。
ご存じのように私は「へっぽこ」である。
近々「へっぽこ三銃士」に任命されるとの噂もある。
そんなへっぽこな私は「根性」や「気合い」という言葉が大嫌いである。
そんな言葉は犬に喰われてしまえばいいと思っている。
もし、私に「根性」や「気合い」を要求する者がいたら、
私は間髪入れず必殺のスペシャルローリングサンダーをお見舞いし、
呑気に美女が戯れる南太平洋の海の底に鎮めてしまうだろう。
しかし、もちろん、私にはそんなことをする根性はない。
妄想に妄想を重ね、
できもしない妄想に身を任せ、
現実逃避をはかるのが私の常道である。
ああ、なんて素敵なへっぽこさん。
ただ、今回はそういうわけにはいきそうもない。
漢方を処方してもらい、7日間分ももらってきてしまった。
ほんとうに苦く辛い。
1日2回。
マグカップ1杯分。
これを飲むことを考えると、
胃が痛くなってくる・・・・・。
*写真が入り口。何か歴史ありそうでしょ。