蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

年末、こんな本買っちゃった

2006-01-19 15:05:13 | 読書・書籍購入
というわけで、恒例となりつつある「買った本整理」のお時間がやって参りました。
今回はあんまり買ってないと思いきや、意外にもちょくちょく買ってたみたい。

まんずは、資料から。
1.『三国志』全5巻(中華書局)
 着々と史書を増やしています。これは日本でも実は持ってなかったので。
2.『大唐西域求法高僧伝校注』(中華書局)
 着々とお坊さん物も増えてます。いや、別に仏教研究するわけではないんだけど。なんとなくね。
3.『斉民要術校釈』(中国農業出版社)
 これ、特価書店で購入。85元が30元!!
4.『輿地広記』上下(四川大学出版社)
 宋代の地理書。地名を調べたり、沿革を調べたりするのに便利そう。
5.『顔氏家訓集解(増補本)』(中華書局)
6.『顔氏家訓注評』(学苑出版社)
 ちょっと、『顔氏家訓』は読んでみようかと思って。まだ読み始めてないけど。
7.『敦煌吐魯番本文選』(中華書局、2000)
 敦煌・吐魯番出土文書のうち、『文選』(音義も含む)を写真・釈文を載せているもの。特に編者饒宗頤の文選学の解説は、わかりやすく便利です。
8.羅爾綱撰『金石萃編校補』(中華書局、2003)
 『金石萃編』本体は持ってないのに・・・・
9.汪壽明選注『中国歴代音韻学文選』(華東師範大学出版社、2003)
 題名通り。『切韻』だの『唐韻』だの韻書の序文が集められている本。

続いて、その他。
10.朱葆華『原本玉篇文字研究』(齊魯書社、2004)
 いや、これ見つけて即買い。ちょっとだけ読んだ。「野王案」に関するところだけね。『玉篇』は顧野王ひとりの作業ではなく、チームだったのではという指摘はなるほど、と思いますね。時間のある時に、もうちょっと真面目に読まなくては。
11.胡道静『中国古代的類書』(中華書局、2005[新版])
 レジの前で整理しているところから取って購入。類書が簡潔に紹介されていて、ほんとに便利です。また、自分にとって「おお」と思うものもありましたし。
12.韋力『古書収蔵』(万巻出版公司、2004)
 浙江省博物館の書店で購入。オールカラーで、版本・印本等が紹介されています。なにより、いろんなところの蔵書印が紹介されているのが、ステキ。
13.洛陽師範学院・河洛文化国際研究中心編『洛陽考古集成 隋唐五代宋巻』(北京図書館出版社、2005)
 これはすごいよ。『文物』とか『考古』とか中国考古学トップの雑誌をはじめとした様々なところに掲載された洛陽関係の遺跡・遺物に関する論文を、1冊にまとめちゃっているんだから。洛陽のこと調べるには、ほんとに便利だと思う。ちゃんと図や写真も載っているし。当然、墓誌なんかは釈文も載っている。付録として、ここに収録できなかった関係論文リストまである。こりゃ、すげー。
14.『両唐書辞典』(山東教育出版社、2004)
 『旧唐書』『新唐書』に載る人名・地名・官名などなど、様々な用語の辞典。お仲間として、いろんな史書(25史)の辞典があります。

結構、やっぱりあったね。
だんだんと本棚が埋まってきている。
とりあえず使いそうもない物は、研究室にもってかなきゃ。