shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

新潟1泊2日の旅(その③)角田山(後編)

2023-04-01 05:29:57 | 山行・旅行
この記事は、新潟1泊2日の旅(その②)角田山(前編)からの続きです。

角田山の広い山頂を一回りして、下山することにしました。


山頂にはほとんどお花は観られません。所々にスゲの仲間が観られました。カンスゲ(カヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草)でしょうか。
 

下山路は桜尾根コースを歩きます。何度も歩いた道ですが、地図で分岐を確認して進みました。
 

早速、オオミスミソウ(雪割草、キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草)が咲いていました。






スミレの仲間も多いです。


もちろん、カタクリ(ユリ科カタクリ属の多年草)もたくさん咲いています。




昨年たくさん観られたオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)は僅かに咲いていただけ、コチャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草)は花が終わっていました。(新潟県なのでコシノチャルメルソウかと思いましたが、葉の形からコチャルメルソウのようでした)
 

このキクザキイチゲは八重のようです。ちょっと見にはアズマイチゲに見えます。花弁状の萼片を数えると20枚ありました。


桜尾根コースと分れて此の入沢コースを下ります。昨年白花のカタクリを観たところを通りましたが、見つかりませんでした。
そういえば灯台コースで白花のカタクリを見つけて、登山道を離れて写真を撮っている人たちを観ました。他のカタクリを踏みつけてまで白花のカタクリの写真を撮りたいものでしょうか。
ここからは登山道から撮った写真を、撮った順にご覧いただきます。お花の種類はバラバラです。
先ずはエンレイソウ(シュロソウ科エンレイソウ属の多年草)です。登山道脇でエンレイソウが見られたのは僅かでした。


ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)です。ショウジョウバカマは赤味を帯びたものや、このように黄味を帯びたものなど様々ありました。


オオミスミソウです。


オオミスミソウとカタクリです。


頭上でヤマガラが鳴いていました。
 

この花はミチノクエンゴサク(ケシ科キケマン属の多年草)のようです。ヤマエンゴサクより小さいです。たくさん咲いていました。


斜面いっぱいに、ずっとお花が続いていきます。
キクザキイチゲのつぼみです。


こちらは開きかけたキクザキイチゲ。


オオミスミソウはあちらこちらにいっぱい。


沢を渉り、林道に出ました。林道沿いにもお花がいっぱいでした。


林道沿いのオオミスミソウは白花が多かったです。


こちらはネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草)の仲間です。


ナニワズ(ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木)に今年も出会えました。


ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)が咲き出していました。


林道脇にもスミレがたくさん観られました。


まだまだオオミスミソウがいっぱいで、この花を観るだけなら山を歩かなくても林道歩きで十分です。






こんなにお花がいっぱいで、歩く速さはもちろんゆっくりになりました。


最後は国道を横切って、13時31分に駐車場に戻ってきました。
2回に亘り、角田山の記事をご覧いただき、ありがとうございました。
明日は弥彦山の様子をご覧いただきたいと思います。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新潟県の花 (takan32)
2023-04-01 09:30:46
shuさんへ、新潟県の草花は雪割草ですね。今は一番いい時ですね。2年連続とは、お気に入りの場所なんですね。ちょうどいい時に行かれて、たくさん咲いていて、よかったですね。♪
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おはようございます^^ (attsu1)
2023-04-01 10:06:29
うわぁ~
このスプリングエフェメラルたちの群生、
見どころ満載、楽しめる桜尾根コース、
もし、私が行ったら、シャッターばかりで、
相当下山に時間がかかりそうです^^;

オオミスミソウ、カタクリ、
私も見る花ですが、なにかこうして山に咲いていると大昔から、ここでは、こうして咲いていたんだと
歴史を感じます

コチャルメルソウ
チャルメルソウ、木陰に咲いていて、いつも、撮るのに苦労する花なんですが、
最近では、その苦労を楽しんでいます^^;

エンレイソウ、ネコノメソウ
標識でもないと私だと見逃しそう~
そんなことも派手さはなくても見入ります。

ミチノクエンゴサク
みちのくが付くエンゴサクもあるんですね。
エンゴサクを見ると春を感じますよね^^

そして、スミレたち、春を楽しんでいるかのよう~

素敵な景色、ありがとうございます^^
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takan32さん おはようございます (shu)
2023-04-01 10:19:19
コメントありがとうございます。
日本海側にはスプリング・エフェメラルが楽しめる山がたくさんあります。
その中でも角田山は花の山として名が知られており、多くのハイカーが来られています。
関西からのハイカーもたくさんいらっしゃいますよ。
来年は違う山、違うコースを歩いてみようと思います。
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山野草の宝庫 (さざんか)
2023-04-01 10:24:34
おはようございます。
角田山は標高は低いけれど、海抜0mから登るんですものね。
下りはまさにお花畑ですね。
オオミスミソウが全開で、色んな色の花が咲いていますね。
ブルーの花が綺麗です。
キクザキイチゲ、エンレイソウ、ショジョウバカマ、スミレ、カタクリ…。
まさにスプリングエフェメラルの競演です。
ナニワズは一瞬オニシバリかと思いました。
オニシバリは花の色がもっと薄いようですね。
これだけ咲いていると写真を撮る時間が多かったことでしょう。
私には見られない花々を堪能させて頂きました。
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attsu1さん おはようございます (shu)
2023-04-01 10:41:38
コメントありがとうございます。
お花を探したり、見つけたお花を観察したり、写真を撮ったりするので、時間がかかりますよね。
YAMAPの歩跡を見ると一目瞭然で、山頂付近のお花の少ない場所や、下山してからは歩くスピードが速くなっていました。

コチャルメルソウは、ほとんどがお花が終わっていました。
一部お花が残っているものもありましたが、撮った写真がピンボケで、不採用にしました。
風に揺られる小さなお花を撮るのは難しいですね。

ネコノメソウにはいくつか種類があって、分布的にはホクリクネコノメソウの可能性があります。
現地でもっと詳しく観察してくるべきでした。
エンゴサクにも複数の種類があって、ミチノクエンゴサクは日本海側の山地に生えます。ヤマエンゴサクよりかなり小さく、この花も写真を撮るのが難しかったです。

スミレの同定は難しくて、今後学習したいと思います。
山渓ハンディ図鑑のシリーズに「日本のスミレ」があるのですが、ずっと欠品のままになっています。
中古が新品の2倍ほどの価格で売られているのですが、なにかバカらしいようで買っていません。
是非とも増版して欲しいですね。今後のために欲しい本です。
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さざんかさん こんにちは (shu)
2023-04-01 11:01:38
コメントありがとうございます。
この山に来られるたいていのハイカーは、カタクリとオオミスミソウが観られればご満足のようです。
しかし、何回か来ていると、知らないお花に出会うこともあります。
そんな時がいちばん嬉しいですね。

オニシバリとナニワズは、共にジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木です。
見た目もよく似ていますね。
オニシバリが本州(東北地方南部~東海地方東部の太平洋側、近畿地方以西)、四国、九州に分布するのに対して、ナニワズは北海道、東北地方、北陸地方南千島、サハリンに分布します。
両者の特徴の違いを調べられた方がいらっしゃいますので、よろしかったらご覧下さいませ。ご参考まで。
https://blog.goo.ne.jp/rocky63/e/864a22fcb91b84777e776e308c1820cc
私もコメントをいただき、学習のよい機会になりました。
ありがとうございました。
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心無い花見客 (山歩き)
2023-04-01 11:06:13
 shuさんこんにちは。この時季恒例の角田山へのハイキングお疲れさまでした。海抜ゼロメートルから高度を上げるたびに視界が開け爽快な山歩きだったことと思います。水平線が曲線に見えるのは愉快ですね。御存じかもしれませんが北海道室蘭市にそのような場所があり「地球岬」と言います。
 それにしても沢山の花が咲いていましたね。歩く速度が遅くなり写真を撮る度のスクワット、身に覚えがあります。カタクリ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、ニリンソウなどはなじみ深いですが、オオミスミソウは見た記憶がないので調べたところ、分布が本州の日本海側とありミスミソウは本州の中部地方以西と九州でしたので、見落としていたのではなく見る機会がなかったです。
 せっかくのお花見なのに花を踏みつける心無い行為、嫌なものを見てしまいましたね。
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山歩きさん こんにちは (shu)
2023-04-01 12:06:32
コメントありがとうございます。
海抜ゼゼロメートルから登れる山を、私は2つしか知りません。
もう一つは富山県にある大鷲山で、地理院の地図に登山道が載っていますが、山名の記載はありません。
https://souraku.jp/home/newpage260.html
もちろん、富士山でも海抜ゼロメートルから登る人がいますし、トランスジャパンアルプスレースは日本海からスタートし、日本アルプスを縦走して、太平洋までを繋ぐレースです。
しかし、どちらも登山口が海抜ゼロメートルという山ではないです。
その点、角田山や大鷲山は、登山口が海抜ゼロメートルにあるので、それだけでも魅力があります。

室蘭市の地球岬は一度訪ねたことがあります。何ともユニークな名前をつけたものだと思いました。
だいたいが岬は視界の180度以上が海なので、水平線が丸く見えるものです。
標高が高いと見える範囲も広く、遠くまで見えるので、その効果は大きいですね。
写真で撮る場合、広い視野を撮るのに広角レンズを使いますが、そうすると地球の丸さがより強調されます。
ということで、今回の地球が丸いは、トリック付きだったと白状しておきます。
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Unknown (m1960102)
2023-04-01 20:54:55
私も以前にカタクリを撮影したことあります。
また、その写真をアップします。
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桜尾根 (なつみかん)
2023-04-01 21:07:35
shuさん、こんばんは。
桜尾根の素晴らしさ、今年も拝見できて嬉しいです。
登山道からこれだけの花が見られるのですね。
何といっても素敵なのがオオミスミソウですね。
まるで園芸種のように色々な色が群生!
一輪咲いているだけでも喜んでいる自分がいじらしくなります^^;
カタクリとのコラボもいいですね。

shuさんは一番難易度の高いコースを登られたとのことですが、こちらはそれほどでもないんでしたっけ?
早起きは得意なので、ゆっくりでも一日がかりで登れたらいいな~って思いました。
行ってみたいです!!
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