この記事は、ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その② 登山編 からの続きです。
飯豊山の剣ヶ峰は山頂ではなく稜線の一部である。鎖場がいくつかあるが、ゆっくり登っていけば心配はない。
途中で錆びついた古銭を2つ拾った。いつの時代のものだろうか。目立つところに置いておいた。また誰かが拾ってくれるかもしれない。

昨年は岩稜の乾いた一枚岩の上をすいすい歩いたものだが、この日は霧も出ていて滑りやすく、そうはいかなかった。

眼下にゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)とヤマブキショウマらしい花が咲き乱れ、目を楽しませてくれた。

三国岳山頂にある三国小屋には、9時14分に到着した。
小屋を覗くと小屋番さんが一人でいた。お腹も空いてきたのでカップ麺を注文し、コーラも頼んだ。
三国小屋から先は、その名の通りお花見ハイキングだ。
先ずは、一旦標高を下げて登り返すが、食事を済ませて元気なので苦にはならない。下山中の(と言っても、ここでは登ってきている)人と初めてすれ違った。

お花が次々と現れる。ミヤマクルマバナ(シソ科トウバナ属)。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)。

きれいなヒメサユリ(ユリ科ユリ属)。

ミヤマカラマツ カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)のようだ。

ハナニガナ(キク科ニガナ属)。

ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。

登山道の周りはお花畑が続く。

ゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)。

センジュガンピ(ナデシコ科センノウ属)。

時々岩場もあるが、特に危ないところはない。はしごの所は、登りははしごを使わずに登れた。

タテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)は、何故かしらここだけで観られた。


アップダウンが続くが、急登があまりないので気分的に楽だ。

春に咲くムラサアキヤシオ(ツツジ科ツツジ属)が、この季節に咲いていた。今年は雪解けが遅かったのだろう。

トリアシショウマ(ユキノシタ科チダケサシ属) ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)が現れた。

ザレた道は慎重に歩く。七森を通過した。切合小屋まで2kmの表示があった。

この辺りからハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)が観られるようになってきた。この先、数多くの株を見かけた。小屋で会った人の話では白花も咲いていたらしい。


ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)も多く観られた。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落。

ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)だろうか。

この丘を越えると山小屋が見えるのではないかと思った。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落。

カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)の群落。

ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)が現れた。この先、何本かの樹を見た。

ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)が、たくさん咲いていた。

イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属) クガイソウ(オオバコ科クガイソウ属)も咲いていた。

ゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)の数が増えてきた。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落が続く。

種蒔(たねまき)まで来た。そろそろ切合小屋が見えるはずだ。

ヒメサユリロード。

サラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)が咲いていた。

切合小屋が見えてきた。

大日杉小屋方面との分岐まで来た。

この日は歩いている様子をビデオに撮ってみた。初めての試みで、なかなかうまくいかないものだ。
鳴いている野鳥の声だが、分からないものが多い。最後のシーンは大日杉分岐と切合小屋との間で撮ったものだ。カッコウが鳴いていたが、撮影したときは鳴き止んでいた。
11時45分に切合小屋に到着した。不要な荷物を置いて、もう少し上まで歩くことにした。
きれいなヒメサユリ(ユリ科ユリ属)。

同じユリ科のクルマユリや、コバイケイソウ(ユリ科シュロソウ属)も咲いていた。花が咲いている株は僅かだったが、コバイケイソウ自体は数多く観られた。


ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)もこの辺りで多く観られた。

タカネナナカマド(バラ科ナナカマド属)の花が咲いていた。

雪渓を歩いてきて、上から見下ろした様子。

雪渓の脇では、雪解け直後に咲く花が多く観られた。
ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)。

ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)。

シラネアオイ(キンポウゲ科シラネアオイ属)。

サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)。

この日は草履塚(標高)まで来て引き返した。
ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が、ここで咲いていた。

イブキトラノオかと思ったが、ムカゴトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)のようだ。ムカゴトラノオは、昨年もこの山で見ていた。

草履塚の周辺ではアキアカネが何千、あるいは何万匹も飛んでいた。

前日にご覧いただいた地図と同じで恐縮だが、参考になると思い再掲した。
本日ご覧いただいた範囲は、三国岳の東側の岩稜から、地図の左上に見られる草履塚までである。

明日のブログ(最終回)では、切合小屋周辺でお花を探したのと、下山の様子をご覧いただくつもりである。
ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その④ に続く。
飯豊山の剣ヶ峰は山頂ではなく稜線の一部である。鎖場がいくつかあるが、ゆっくり登っていけば心配はない。
途中で錆びついた古銭を2つ拾った。いつの時代のものだろうか。目立つところに置いておいた。また誰かが拾ってくれるかもしれない。


昨年は岩稜の乾いた一枚岩の上をすいすい歩いたものだが、この日は霧も出ていて滑りやすく、そうはいかなかった。


眼下にゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)とヤマブキショウマらしい花が咲き乱れ、目を楽しませてくれた。

三国岳山頂にある三国小屋には、9時14分に到着した。
小屋を覗くと小屋番さんが一人でいた。お腹も空いてきたのでカップ麺を注文し、コーラも頼んだ。
三国小屋から先は、その名の通りお花見ハイキングだ。
先ずは、一旦標高を下げて登り返すが、食事を済ませて元気なので苦にはならない。下山中の(と言っても、ここでは登ってきている)人と初めてすれ違った。

お花が次々と現れる。ミヤマクルマバナ(シソ科トウバナ属)。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)。

きれいなヒメサユリ(ユリ科ユリ属)。


ハナニガナ(キク科ニガナ属)。

ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。

登山道の周りはお花畑が続く。

ゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)。

センジュガンピ(ナデシコ科センノウ属)。

時々岩場もあるが、特に危ないところはない。はしごの所は、登りははしごを使わずに登れた。


タテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)は、何故かしらここだけで観られた。


アップダウンが続くが、急登があまりないので気分的に楽だ。

春に咲くムラサアキヤシオ(ツツジ科ツツジ属)が、この季節に咲いていた。今年は雪解けが遅かったのだろう。


ザレた道は慎重に歩く。七森を通過した。切合小屋まで2kmの表示があった。


この辺りからハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)が観られるようになってきた。この先、数多くの株を見かけた。小屋で会った人の話では白花も咲いていたらしい。


ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)も多く観られた。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落。

ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)だろうか。

この丘を越えると山小屋が見えるのではないかと思った。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落。

カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)の群落。

ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)が現れた。この先、何本かの樹を見た。

ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)が、たくさん咲いていた。


ゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)の数が増えてきた。

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落が続く。

種蒔(たねまき)まで来た。そろそろ切合小屋が見えるはずだ。

ヒメサユリロード。

サラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)が咲いていた。

切合小屋が見えてきた。

大日杉小屋方面との分岐まで来た。

この日は歩いている様子をビデオに撮ってみた。初めての試みで、なかなかうまくいかないものだ。
鳴いている野鳥の声だが、分からないものが多い。最後のシーンは大日杉分岐と切合小屋との間で撮ったものだ。カッコウが鳴いていたが、撮影したときは鳴き止んでいた。
11時45分に切合小屋に到着した。不要な荷物を置いて、もう少し上まで歩くことにした。
きれいなヒメサユリ(ユリ科ユリ属)。

同じユリ科のクルマユリや、コバイケイソウ(ユリ科シュロソウ属)も咲いていた。花が咲いている株は僅かだったが、コバイケイソウ自体は数多く観られた。


ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)もこの辺りで多く観られた。

タカネナナカマド(バラ科ナナカマド属)の花が咲いていた。

雪渓を歩いてきて、上から見下ろした様子。

雪渓の脇では、雪解け直後に咲く花が多く観られた。
ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)。

ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)。

シラネアオイ(キンポウゲ科シラネアオイ属)。

サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)。

この日は草履塚(標高)まで来て引き返した。
ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が、ここで咲いていた。

イブキトラノオかと思ったが、ムカゴトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)のようだ。ムカゴトラノオは、昨年もこの山で見ていた。

草履塚の周辺ではアキアカネが何千、あるいは何万匹も飛んでいた。


前日にご覧いただいた地図と同じで恐縮だが、参考になると思い再掲した。
本日ご覧いただいた範囲は、三国岳の東側の岩稜から、地図の左上に見られる草履塚までである。

明日のブログ(最終回)では、切合小屋周辺でお花を探したのと、下山の様子をご覧いただくつもりである。
ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その④ に続く。