こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

おとうさんとさんぽ

2012-05-15 12:04:01 | こどもの本

「おとうさんとさんぽ」は、にしかわおさむ さんの作で、教育画劇というところが発行している絵本です。

この本も、こどもが小さい時に何度か読み聞かせをしましたね。

とても良い天気なので、おとうさんが、「ぼく」をさんぽに誘い、森の中に行きます。

森の中に行くわりに、おとうさんは、ワイシャツにズボン、革靴というかっこうで、何かちぐはぐというか、面白いのですが、森の近くに家があるんでしょうね。

森の向こうまでいく道の途中で、おとうさんと「ぼく」は、おおきな犬やすかんく、うさぎ、くまと出会います。

とうせんぼする犬を、おとうさんは、「ちんちん!」と言って、通りぬけます。

スカンクを見て、おとうさんは、回り道をして、スカンクのおならのいたずらをやりすごします。

おとうさんの面目躍如って感じです。

大きなホットケーキを食べてと言うクマには、「これは、困ったなー」と考えるおとうさんですが、ホットケーキが大好きな「ぼく」は、大きなホットケーキをペロリと食べてしまいます。

それには、おとうさんもびっくり。

そんなこんなで、森を通り抜けて、おとうさんと「ぼく」は、海のみえるところに出てきます。

そして、2人でごろっと寝転んで、ひとやすみ・・・でお話は終わります。

おとうさんとさんぽ、ときくと、どんな感じでしょうか。

おかあさんとさんぽ、とは、また違うお話を想像しそうですよね。

おとうさんと、といったら、何となく、小さな冒険的なものを感じます。

大きな犬のとおせんぼや、スカンクのいたずらを、おとうさんが「かっこよく」クリアしていくところに、「ぼく」が尊敬のまなざしを送っているのが、目に見えるようです。

でも、クマさんのホットケーキの場面では、「ぼく」は、「おとうさん、ぼくが、ホットケーキ だいすきだってこと、しらないのかなあ」と、ちょっと不満そう。

ホットケーキが好きな「ぼく」は、おとうさんにとっては、未知の姿だったんでしょうね。

たぶん、おかあさんなら、知っているんでしょうね。

驚いているおとうさんの姿に、知らなかった「ぼく」の側面を知った、何とも言えない思いが見えるようです。

このお話を読んだら、おとうさんとさんぽしてみたいな、って子どもが思うかもしれないですね。


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