こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

子育て支援関係予算の充実求め要望

2008-02-29 14:05:44 | こんにちは、日本共産党です!
 一昨日の事ですが、子育て支援関連の予算要望を行い、福祉課長に対応いただきました。申し入れした要望の内容は次のとおりです。

和束町所管理事 様
同 福祉課長  様
同 保育園長  様
                     2008(平成20)年2月27日
                     日本共産党和束町支部
                     日本共産党和束町会議員 岡本正意

   2008(平成20)年度子育て支援関係予算についての要望書

(1)子どもの医療費無料制度のさらなる拡充を図り、通院についても小学校卒業まで助成対象を拡充する事。国の制度創設、府の制度拡充を引き続き強く求める事。

(2)乳幼児のインフルエンザ予防接種への補助を行うこと。

(3)妊婦の検診費用への公費負担の回数を増やす事。厚生労働省は、望ましい健診回数を14回程度としており、基本的に全回数分の補助の実施を検討する事。

(4)小児救急医療について
①山城南医療圏に365日24時間受け入れ可能な体制を整備する
②情報提供の強化
③平日夜間の小児救急体制の整備を山城南医療圏でも早期に整備するよう京都府や関係機関に求める、など小児救急医療体制の整備・充実に努める事。
また、町診療所に小児科医を配置(週に数回でも)する事を検討する事。

(5)節目(4ヶ月、10ヶ月、1歳半、3歳)健診、保育所での健診に小児専門医を配置する事。

(6)保育サービスの充実を次の点で図ること。
①保護者の願いに反し、次世代育成支援行動計画とも逆行する保育料の値上げはしない事。
②ゼロ歳児保育の実施、早延長保育(現在:早朝7時45分から、延長6時15分まで)の充実を早期に行う事。通勤時間を考慮し、早朝7時から、延長7時までの早期の具体化を
③一時保育の本格的な実施を行う事。当面、回数の改善を直ちに行うこと
④通園バス料金を無料にする、もしくは値下げすること。
⑤年末年始や年度末・年度始めの保育を通常保育とする事。
⑥給食、おやつのさらなる充実を図る事。食材の調達ルート、産地などの情報を保護者に提供する事。3歳児以降の給食では、米飯は各家庭持参となっているが、園において炊飯し、あたたかいご飯が食べられるよう改善する事。夏期のお弁当の保管は、「お弁当日」だけでなく、通常から保育室でなく、冷房機のある別室で行う事
⑦子どもの集団編成は、機械的に「保育士配置最低基準」をあてはめるのではなく、「より豊かな保育」「子どもの発達保障」を基準に、より行き届いたものにする事。そのためにも、最低限、職員の欠員補充を必ず行う事。
⑧東保育園の休止により生まれた余剰財源を保育予算に生かし、「統合によりサービス充実を図る」との方針を着実に推進する事。東保育園の休止後の有効活用を検討する事。
⑨保育用品の保護者負担を減らし、町支給を増やす事。
⑩施設の清潔を日常的に保持するためにも、用務職員を配置する事。

(7)学童保育の充実を
学童保育を、児童福祉法に基づく事業としてふさわしく位置づけ、この間発表された「放課後児童ガイドライン」に基づき充実を図る事。
具体的には①利用料負担を軽減する事。
②障害児の受入れを行う事。
③指導員には教員や保育士などの専門資格を持つ人材を最低1人は配置する事。指導員に対し、「ガイドライン」の内容を周知・徹底し、研修機会を保障するなど保育内容の改善・充実を進める事。
④利用時間の延長を行う事⑤施設の修繕や整備は速やかに行う事。⑥放課後子どもプランの実施後も、学童保育の独自の役割・目的を踏まえ、さらなる充実に努める事。

(8)児童虐待防止の取り組みを強化する事。法に基づいたネットワーク体制を確立し、情報交換や相談体制の整備を進めると共に、児童相談所の新設・充実強化を国や府に強く求めること。

(9)「子育て支援センター」のさらなる内容の充実をはかること。各種の取組みに参加できていない在宅親子の実態把握、地域に出ての取組み強化、「すくすく」開催日以外の部屋開放日の設定、独自の情報発信など、支援センター独自の取組みを強化する事。そのためにも、支援センター業務に専任であたる職員を配置し、保育園業務から完全に切り離す事。

(10)親子が安心して遊べて交流できる「遊び場」づくりを進める事。当面は、地域の簡易遊園の点検・整備、運動公園内のスペースや遊具の改善、保育園の園庭開放日の充実など、できる事はすぐに行うこと。

(11)「和束町次世代育成支援行動計画」の着実な推進に責任を持って取り組むこと。子育て支援の推進や子育て世代の実態把握を日常的に行うために、行政や関係機関、サークルなどが連携できるネットワークづくりを進める事。

(12)児童扶養手当や生活保護における母子加算のカットなどは母子家庭の子育てを困難にするものであり、政府に対しやめるよう求め、さらなる充実を図るよう要望すること。

(13)子育て支援に関する情報を子育て家庭に積極的に提供する事。町ホームページに独自のサイトを設ける、情報冊子を作成し配布する、母子手帳手渡しの際に情報を提供するなどあらゆる取組みを強化する事。

 なかなか前向きな答えは返ってこなかったのですが、その中でも前向きな内容だったのが、妊婦健診の公費助成の回数を増やす事で、当初予算では反映していませんが、医師会との調整ができれば、現在2回のところを、5回程度には増やしたいとの事でした。国は、14回の健診が望ましいとしているので、それでも不十分ですが、とりあえず早く充実をしてほしいと重ねて要求しました。もう一つは、一時保育の充実。これまで月2回の指定制だったのですが、来年度から原則として利用者の都合に合わせた受け入れを行う内容になります。繰り返し要望してきたことなので、これは大きな前進です。受け入れ体制の面で、少し問題があると感じましたが、とにかく良かったです。
 子どもの医療費無料化や学童保育の充実の面では、変化がなく、引き続き要望を強めたいと思います。
 今日は、夕方に教育予算についての申し入れを行う予定です。