明日は除夜の鐘

　今日は、朝から昼過ぎまで雨が降りました。それでも、次から次にお墓参りに来られています。
　3世代にわたって6人ほどで来られ、お墓を囲んで皆さんで賑やかに話しながら、小さな草をとられている光景に出会いました。
　お墓に眠るご先祖様は本当に喜んでおられることでしょう。


正月準備の整ったお地蔵様

　近所のおばあさんがいつも用意してくださいます。


ロウバイの花も見頃です


山門前　葉牡丹が綺麗です


山門横の伝道掲示板

　明日は除夜の鐘を撞きます。11時30分ごろからは、撞き始めます。０時過ぎから本堂で新しい年を迎えてのお勤めをします。どなたでも参加できます。どうぞお越しください。

安楽寺と法然院

　京都に宿泊した2日目の午前中、ホテルの近くにある哲学の道を散策しました。


浄土宗　住蓮山安楽寺

　称念寺の本尊阿弥陀如来像は、住連上人が背負って讃岐の地に持ってきたものと言い伝えられています。ですから、こちらのお寺はゆかりがあるという事です。
　残念ながら、入口がしまっていて入れませんでした。後で聞くと、数年前に火災にあったそうです。

　そして、この安楽寺から少し歩くと、



浄土宗捨世派の本山法然院があります

　法然上人が弟子の安楽、住連と六時礼賛を勤めた旧跡とあります。


美しく手入れされた庭です　

大本山金戒光明寺

　京都には、迎えの前日に行きました。岡崎のホテルに車を駐車し、チェックインまでの時間、浄土宗大本山金戒光明寺に参りました。浄土宗は、総本山は知恩院、大本山は7か寺有ります。ホテルからは、細い路地を通っていくとすぐです。


江戸時代末に建てられた山門



御影堂


三重塔と会津墓地方面です

　そして、今年少しだけ？話題となった、アフロ阿弥陀仏のところへ。五劫思惟（ごこうしゆい）阿弥陀仏と呼ばれています。阿弥陀様は法蔵菩薩の時に、あらゆる衆生を救わんと五劫の間ただひたすらに思惟をこらして４８願をたて、修行されて阿弥陀様となられました。その思惟されている時のお姿をあらわしたものだそうです。
　五劫というのは、気が遠くなるような長い時間です。


確かにアフロヘアに見えます


長い間の修行で髪の毛が伸びたそうです

　ホテルは、来年の秋に団参で宿泊する予定の「ホテル平安の森」です。オフシーズンのためかびっくりするぐらいの低料金で宿泊できました。感謝です。


25日の夜に帰ると、クーちゃん待っていました


　その日の夜は、しばらく興奮した後、安心したのか玄関でぐっすり眠ったようです。

知恩院へ

　連れ合いと、娘をむかえに京都へ行きました。大荷物があるので車でです。淡路を通り、京都まで、4時間近くかかったと思います。


修理完了まじか　「国宝御影堂」

　表には、落慶法要の案内掲示が出されてます。来年の4月です。


除夜の鐘の準備が進む大鐘楼


　大晦日にはたくさんの人で賑わうそうです。

　遅い昼食をとっていて、13時からのお身拭い式に少し遅れました。お身拭い式が終わり、外に出て待ちます。


伝宗伝戒道場を満行した僧侶たちが出てきました

　12月の4日から3週間の道場に入り、今日無事に満行です。新玄関から出てきた初々しいお坊さんたち、皆さんやり終えたという満足した顔です。お迎えもたくさん来られています。お檀家さんが何人も来られているところもあるようです。
　わが弟子はなかなか出てきませんが、終わりの方にやっと出てきました。
「お疲れさま、そして満行おめでとうございます。」

　これからが本当の修行と思って、精進してください。師僧である私も、偉そうなことは言えませんが・・・
　京都を１７時に出発、暗い中での運転は疲れました。
　

温かい穏やかな日が続きます

　今日は、午後から50回忌の法要に出かけました。娘さん2人ですが、それぞれ別の家に嫁がれています。今日は、娘さんが小学生の時に亡くなられたお父様の50回忌でした。
　小学生のお嬢さん2人残して、往生されたお父様のお気持ち、自分と重ねて考えて想像することはできません。
　10数年前にお母様も往生され、長女の方のご主人様が施主で勤められています。娘さんご夫婦そろって、追善のお念仏をしていただいて、お父様も極楽浄土で安心されていることと思います。
　お勤めしている私の後ろから聞こえる、お念仏の声を聴きながら、元気だったころのお父様との思い出を懐かしく思いだされているのかなと思いました。


クーちゃん、ここのところ玄関で寝ています


玄関と居間の間のドア越しに覗いてきます