十河城跡にたつ 称念寺副住職のブログ

高松市十川東町 浄土宗、称念寺の日常の様子や行事の紹介です。時々、十河城跡に関係することも書きたいと思います。 

お墓参り

2019年02月27日 | 日記
 温かい日が続きます。先日の「蕗の薹」に続いて、寺の近くの池の堤に「土筆」が出始めました。


子どもたちが小さい頃は一緒に摘んだものです

 ここ2、3日、好天が続き、墓地に参られる方が多くいらっしゃいました。そんな中で、東京から久しぶりに来られた方がいます。お父様を亡くされ、東京に転勤になられたご夫婦です。
 月曜日、私がいないときに、寺にも挨拶に来られていたと聞いておりました。
 今日、墓地の掃除をしていると、その方がまた参られています。ご挨拶をして、少しお話をしました。なかなか高松に帰ってこられないので、帰ってきたときにまとめてお父様に会いに来られているとのことです。1時間ほど、お墓の掃除等をしながら、亡きお父様と過ごされていました。
 それが、夕方クーの散歩をさせていると、再び来られました。いよいよ東京へ戻られるのかなあと思いながら、本当に頭が下がりました。極楽浄土へ送られたお父様ですが、やはりお父様が眠る墓地に、形あるものとして思い偲ぶものがあるのだろうと改めて感じました。

御忌・永代経法要ご案内

2019年02月23日 | 法要

称念寺の裏の菜花畑で菜の花が、満開です


 昨日、「御忌会・永代経法要」の案内状をお送りしました。役員の方が配ってくださる家もあります。ぜひお参りください。

    御忌(ぎょき)・永代経法要ご案内
            高松市十川東町九三二 称 念 寺
            電話 〇八七(八四八)〇四八三

 境内の梅の木の花がようやく見ごろに近づきました。寒さの中にも春の近づきを感じられる今日この頃、皆さまには益々ご健勝のことと存じます。平素は称念寺護持の為ご尽力をいただき有難うございます。
 さて、下記のように御忌(法然上人の年忌法要)・永代経を勤めますので、ご近所おさそい合わせの上、お参り下さいますようお願い申し上げます。

              記


 日時  平成31年 3月 24日(日)
     11時  御忌・永代経法要 大数珠繰り
     12時  昼食
     13時  法話
      講師  徳島県阿波市土成 稱念寺住職 渡邊 恵照 上人


☆ 御忌とは ?

「お念仏をとなえれば、誰もが極楽浄土に往生できる」
この教えを掲げ浄土宗を開き、生涯をかけて説き広められた法然上人のご遺徳(いとく)を偲ぶ法要を御忌(御忌会)といいます。
法然上人は、「念仏の声するところすべてが私の遺跡(ゆいせき)である」とご遺言なさっています。
私たちそれぞれが極楽への往生を願い一心にお念仏をとなえることそれが、そのまま法然上人への最上の報恩にもなるのです。

フキノトウを見つけました

2019年02月22日 | 日記
 久しぶりの記事です。ここ2週間ほど、法務以外にも仕事をして、朝から夕方まで働き詰めでした。昨日でその仕事が終り、今日は月参りの後、午前中は墓地の掃除、午後からは畑仕事をしました。

 知らないうちに、大根の花芽が伸びていました。葉をすべて根の上部から切り取りました。

 境内でフキノトウを数個見つけました。


2月の上旬にはまだ出ていなかったのですが

 境内の落ち葉だめの近くには、食べきれないぐらいの「ふき」が育ちます。

七日勤め

2019年02月08日 | 日記
 現在、七日勤めをさせていただいておりますお檀家様ですが、ご家族の皆様、ご近所にお住いの故人のご兄弟の方が参られています。夕方6時過ぎから、20分ほどの法要ですが、回を追うごとにお念仏の声が大きくなってきています。ありがたいことです。

 法要の後、5分程法話をさせていただきます。その後、法話でお話したことに対して奥様を中心に皆さんが質問してくださり、話が広がっていきます。その後も、皆さんでお茶をいただきながら、ご先祖様の話、故人の話、仏教の話、お寺の話など話が盛り上がり、知らないうちに7時を大きく過ぎています。故人も、仏壇の前に家族がそろい、賑やかに過ごされているのをみて安心されているのではと思います。
 大切な家族を失った、はかり知れないお気持ちの忌中の間、週に一度、僧侶を含めてこういう時間を共有できることが、七日勤めの意味の一つになるのかなあと、改めて感じる今日この頃です。

 七日勤めから帰るとクーが賑やかに迎えてくれました。


大好きなリンゴのためなら待てができます


心温まるお墓参り

2019年02月06日 | 日記

老木の白梅が見ごろです

 昨日撮った写真ですが、ウメノキゴケが着生した老木です。称念寺にある庭木の中で一番古いものだと思います。

 さて、昨日のことですが墓地の清掃をしていると、お会いしたかった方に偶然お会いすることができました。

 15年程前に墓地を建立された方で、数年前に、施設に入るため住所変更の連絡をいただいていました。その際、「また、施設の方と一緒にお墓参りにお伺いしたいと思っています。」いう話をされておりました。そして、その施設の担当の方が、偶然お檀家様の娘さんだったのです。

 それ以来、なかなか来ることができない日々が続いていたそうですが、今日やっと3年ぶりにお参りに来られたのことです。にこやかなお顔を拝見しながら、少しお話させていただきました。施設の方に、何度も何度もありがとうとおっしゃっていました。
 
 施設の方も、車いすにのった88歳になるAさんを連れ、ここまで来て下ったことに感謝です。先に往生されました奥様も喜んでおられるのではないと思いました。