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syuの日記・気まま旅

気まま旅・syu散歩・富士山麓のこと、
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大谷から宇都宮市内へ

2012-04-18 | 気まま旅
大谷町にある「多気不動尊・不動寺」の創建は822年、尊鎮法師(日光を開山した勝道上人の高弟)が馬頭観世音をもって開山したのが始まりと伝えられ、
その後、一時衰退したが1335年に当時の宇都宮城主宇都宮公綱が不動明王を本尊として中興開山し宇都宮氏代々の祈願所とした。
境内は多気山中腹に配され、長い石段の両側には地蔵や石仏が奉納されている。
最上部には本堂はじめ歳神殿、大師堂などの諸堂が建立され霊気ただよう空間になっている。
本尊である不動明王座像は天暦3年円覚上人が彫り込んだものとされ宇都宮市指定有形文化財に指定。

    

宇都宮城主公網氏は、1545~1576、忠義に篤い家臣を持っていることで知られる戦国大名である。
父の死により幼くして居城である宇都宮城を追われながらも、家臣の芳賀高定の尽力もあり帰還。同盟関係にある佐竹家とともに北関東の反北条勢力の一翼を担った。
病弱であったため、晩年は病床にあることが多く。1580年説もあるよいう。妻は佐竹義昭の娘である南呂院。

  

「多気山不動尊」これ「たげさん」と読む、そして正式には、「持宝院」とよばれている。古賀志山の手前に見えるやや小ぶりの山がこの「多気山」。
傍に、大谷観音がある。これらが大谷の観光を形成している。市内では、知らない人はいないくらい庶民に親しまれている御不動山。
多気山、登ってみるとその周辺は大きい、市内からも、よく見えて、初詣には、沢山の老若男女、参拝者が押し寄せて車の置き所もないようなごった返した場所となる。

   

「栃木県護国神社」は、 明治維新、日清戦争、日露戦争、大東亜戦争などの戦没者や警察、消防、自衛隊の殉職者などの旧 宇都宮藩、栃木県関係の英霊55,361柱を祀る。
天皇・皇后が日本全国で唯一公式に親拝している護国神社で、世界平和と人類共存を祈る神社とされている。
大東亜戦争後、海外各戦地の慰霊巡拝を国籍や当時の敵味方の区別なく永年に亘って継続しており、皇族や神社本庁とも所縁が深く、天皇・皇后が親拝した時の
写真が本殿正面左右上方に掲げられている。

    

荘厳な社殿に会館等があり、広々とした境内には多くの樹木が茂り、特に春には満開の桜が参拝の方々に喜ばれている。

  

宇都宮市内の「祥雲寺」は、曹洞宗の寺院、山号は戸祭山、境内には祥雲寺観音霊場があり、当寺境内内で西国三十三ヶ所観音霊場の観音巡りができる。



江戸時代の1655年~1658年、に植えられたとされる古木、樹齢300年といわれる。高さ約20m太さ5m、枝は東西約20m、南北約30mに広がる。
1957年県より天然記念物に指定されている。



戸祭備中守高定の墓碑がある。高定は宇都宮氏第7代当主景綱(1235年~1298年)の弟である宇都宮盛綱の子宇都宮泰貞の後裔で、この地に戸祭城を築城したとされる。
境内には、古墳(あまし塚古墳)がある。



宇都宮市内に入る。市内は、男体おろしや二荒おろしと呼ばれる乾燥した冷たい北よりの風が継続して吹く、少雨で乾燥し晴天の日が続き、
太平洋側気候の特徴である。
地形が台地状で空気が滞留しないため、晴天と相まって放射冷却の影響を強く受け、真冬の最低気温は-5.0度を下回る。昔仕事で担当しており
真冬の寒さは半端でない。