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syuの日記・気まま旅

気まま旅・syu散歩・富士山麓のこと、
気ままに記録しています。

浅草 舟渡御続き

2012-04-11 | syu散歩
浅草 舟渡御の続きです。

「神輿」の担ぎ方は、1つは天皇の行幸を模し、鳳輩型の神輿に神霊を奉じて渡御する「王朝型神幸祭」。
例えば、京都石清水八幡宮、東京日枝神社神幸祭などで、2つ目は、神輿を激しく振り立て、神輿振りを強調する「日吉型渡御祭」で、神輿を激しく
振り動かすことによって神の霊威を高め、豊作や大漁を願うもの、例えば、浅草神社・三社祭鳥越神社・鳥越祭りなどで、いわゆる暴れ神輿である。
町を歩いてお旅所(神酒所)と呼ばれる目的地を回るだけのものや、荒々しく揺らしたり神輿同士をぶつけ合ったりするものなど様々で、
祭りの中でそれが果たす役割は多種多様である。
荒々し
く揺らすのは、神の霊を揺り動かして活性化させるという意味がある。掛け声も、町により違う、「わっしょい、わっしょい」で並足で揺らさない
平担ぎが全国で一番多いと思われる。都内では「えっさ、えっさ」の江戸前担ぎが有名。
近年は神輿同好会等の影響で「オイサ」「セイヤ」「ソイヤ」の掛け声が増えていらしい。浅草三社祭・鳥越祭り・神田明神祭・深川富岡神社など、違いがあるので面白い。
 
  

「龍神」は、様々な文化とともに中国から伝来し、元々日本にあった蛇神信仰と融合。中世以降の解釈では日本神話に登場する八岐大蛇も竜の一種とされる。
古墳などに見られる四神の青竜が有名だが、他にも水の神として各地で民間信仰の対象となった。九頭竜伝承は特に有名である。
灌漑技術が未熟だった時代には、旱魃が続くと、竜神に食べ物や生け贄を捧げたり、高僧が祈りを捧げるといった雨乞いが行われている。
神泉苑(二条城南)で弘法大師が祈りを捧げて善女竜王(清瀧権現)を呼び、雨を降らせたという逸話がある。

  

3月17日「たま入れの儀」で、18日伝統芸能舞の手、神官ら450名が神輿と共に44か所練り歩き隅田川へ、20の船団で桜橋、両国橋を航行。

    

三社祭 浅草下町の初夏を彩る祭り、人出、三日間で150万人以上は、今年5月の18~20日、神輿の掛け声に注意。

      

我々子供の頃は、終戦で物資不足の為、今のような立派な神輿は無く、砂を俵につめた重い神輿だった。
食べる物にも不足しており酒屋で出される「ラムネ」が呑めると人気があり、担ぎ手が多過ぎて主催者は困っていた。

   

浅草と町火消「新門辰五郎」の娘のお芳は、徳川慶喜の寵愛を受けていた。江戸城開城事前交渉の為、静岡駿府の新政府軍(西郷隆盛)に向かった、
山岡鉄舟を警護し、配下100人以上を「慶喜」上洛時にも同行し付き添っていたという。
新門辰五郎は、「を組」の頭で、自分の道を貫いた男であった。
新門の半被姿の若衆が目に付いた。



下町の伝統であるお祭りは是非続けてほしい。浅草終わります。