紫蘇の効用

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児雷也これにて千穐楽

2005年11月26日 | 歌舞伎

尾張~京~江戸と上演をかさねた『児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり)』も今日で千穐楽。
劇場に入ると異様に暑い・・・
補助席もびっしり出てるし、人ひとヒト。気温かなり上昇
今日は前方のドセンターなのでとってもオイシイ視線をいただいた気分~
熱気ムンムンで一幕の蝦蟇・大蛇・蛞蝓の三すくみは型が決まるたびに大拍手。
大蛇が蝦蟇にのって見得を切るところは二人(二匹?)が「シャー!」って言ってる声が「決めたぜ、俺ら」と言ってるみたい

大鷲に乗って宙を行く児雷也さま、今日が見納めと思うと顔が見えるスクリーンより飛んでいく足の裏を見つめちゃう。
そしてスポットライトが消え鳥屋口手前の1階席に向かっての「バイバーイ」にやられたぁ。

二幕目はみんな千穐楽スペシャルを期待しての幕開き。
團蔵さんがノリノリです。
そして菊パパ・・・出た~!いつにも増してけばけばしい、宝塚の大階段を降りて欲しい!ダルマの羽が背中についてる(すごい配色) そして帯の上にリボン
松也くんの胸のタトゥーがいつもはハートに矢がささった絵なのに、今日は”千穐楽”の文字!
しかも穐だよ。秋じゃなんくて穐!字画が多いよ!
義賊児雷也が去ったあと、壷の中の小判を確認すると木の葉になってしまったら、團蔵さん、松也くん、橘太郎さんが「ドンドンドンドン、ドドンがドン♪小判が木の葉にばけちゃった♪」・・・見事に揃ったはしゃぎっぷりにどうやら菊パパは知らなかったのか驚きながら笑ってた・・・

熱が入ったこの芝居、やはり児雷也の姉雛衣が自ら犠牲になるとこは懇親の演技。
一緒に観た母上様は毎度ここで泣きます。

いよいよ大詰め、火の粉四天のトップバッター辰巳くんがジャンプで登場したら大拍手・・・泣けるほど感動しちゃったです。
火の粉たちや菊ちゃん、亀治郎さん、松緑さんの決めのたびjに盛り上がって、硫黄の吹き出る灼熱地獄がさらに熱いシーンとなりました。
かっちょいい菊パパの高砂勇美之助が登場して大きな月と星空のもと大円団となり幕。ひゃー素晴しかった。
拍手もなりやまず、誰も立ちません。
緞帳が上がってカーテンコールとなりました
菊ちゃん、亀治郎さん、松緑さん、菊パパが並んでるとこへ劇団音楽部の方々や火の粉四天を招き出して観客側はスタオベで大拍手。
終わっちゃった寂しさと、なんと言ってもアクション満載なので無事事故もなく終わってよかったねと思う気持ちで胸がいっぱい

勝手に乾杯するため近くのへ行きシャンパンで乾杯。(まったく勝手だ)

牡蠣バター焼き(左)と白子焼き(右)。
  
どちらも4つあったけど食べちゃって残り1つでアセって写真とりました

黒毛和牛ステーキ(左)とたこねぎ焼き(右)。
 
・・・もう満腹です。

帰って、大蛇と火の粉で大活躍の辰巳くんのHP見たら早くもカーテンコール後の写真や辰巳くんの感想がアップされてました。はやっ。


『児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり)』
平成17年11月2日(水)-11月26日(土) 
新橋演舞場



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