紫蘇の効用

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新春浅草歌舞伎

2014年01月06日 | 歌舞伎

新春の浅草です。
 青空に雷門の赤い提灯が映えてキレイ
 お正月らしく道で獅子舞見かけましたー。


本日、人気俳優が揃った新春浅草歌舞伎を観に参りました。

お年玉〈年始ご挨拶〉
 中村歌昇

一幕目 源平布引滝 義賢最期

 木曽先生義賢:片岡 愛之助
 九郎助娘小万:中村 壱太郎
 待宵姫:中村 梅丸
 百姓九郎助:嵐 橘三郎
 葵御前:上村 吉弥
 下部折平実は多田蔵人:中村 亀鶴

二幕目 上州土産百両首
 
 正太郎:市川 猿之助
 牙次郎:坂東 巳之助
 勘次女房おせき:上村 吉弥
 宇兵衛娘おそで:中村 梅丸
 亭主宇兵衛:市川 寿猿 
 みぐるみ三次:中村 亀鶴 
 金的の与一:市川 男女蔵 

―お年玉ー
幕開きに交代で新年のご挨拶をのべるお年玉。
今日は歌昇くん。
「自分は歌舞伎界きってのつまらない男なので、今日のお客様はハズレ」なんて言ってたけど、イイ男っぷりだから許す。
確かに内容は無かったケド。。。
歌昇くん歌舞伎座と浅草歌舞伎夜の部の掛け持ちなので、このあとすぐ歌舞伎座へ向かうので昼の部で歌昇くんを見られるのはこれだけでした。

―義賢最期―
ヤングな顔ぶれの中ではやはり愛之助さんはなかなかの重みを感じます。
吉弥さんの葵御前も品格が上がっていて、カワイイ小万、待宵姫を引っ張ってる感じ。
梅丸くん、いいお役をいただいてて大活躍。
端正なお顔立ちゆえ、もぅっカワイイお姫様っっ
そして歌舞伎味たっぷりな亀鶴さんも大好き奴さんを演られてて小気味よいっ
そして襖バーン、階段バーンはやはり心躍ります。
芝居の序盤から丁寧に義賢を勤めてるようにお見受けするので大丈夫だと思いますが、やはり千秋楽まで怪我のないよう、事故のないようにと祈ります。

―上州土産百両首―
初見なんですが、亀治郎の会でやってる演目とのことなので期待大でしたが、想像以上にジーンときちゃいました。
幼なじみのしっかり者の正太郎とドジでおバカな牙次郎がお互いごまのはい(スリ)稼業から足を洗って、まっとな仕事をして10年後、誓いをたてた浅草待乳山聖天で再開しようと別れ、それぞれの道をゆく。
二人共、自分なりに努力したものの、10年後の再開は皮肉な展開に・・・。
ストーリー的に救われないものの、人情や友情を分厚く描いていて、イイハナシダナー

舌がまわらず「ありゃ~」っってのを「あじゃ~」ってなっちまう牙次郎。
だから「あじゃがじ」と呼ばれいじめられっ子なみっくん、ちょっとオツムの弱い喋り方で演じてるんだけど、正太郎とともに待乳山聖天へ向かう道中を客席の間を通っていくんですが、途中で口上に。
すると、坂東巳之助にガラリと変わってかっこよくキメてました。
いやいやカワイイのぉ。

亀鶴さんの三次ってお役がワルなんだけど、この人の江戸弁といい悪ぶりといい、すごいうまい!
若手でこんなにワルがうまい人いるかなー。
世話者に欠かせない人になる予感。

いいバランスの演目で、心にのこる歌舞伎でした。

浅草寺にお参りしてケムケム浴びて浅草をあとにしました。
 青空スカーーッ!


新春浅草歌舞伎
平成26年1月2日(木)~1月26日(日)
浅草公会堂



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