紫蘇の効用

観劇・ゴルフ・フラメンコ・わんこの事・・・ラリホーな毎日です♪

◆shiso家のわんこをご紹介◆

芸術の秋は歌舞伎座へ

2005年10月08日 | 歌舞伎

朝、暑くて目がさめた。
十月というのになんという蒸し暑さでしょう(ビフォーアフター風)
そして雨も降りそうな空模様なので午前中急いでわんこを連れ出してCafeへ朝食しに行きます。
 お散歩っ、お散歩っ、お散歩っ

公園でボール鼻トス練習してるとノーリードのうさちゃん連れた女の子が来てうさちゃんをリリース。
すごい速さで飛び回る・・・うさこってやっぱり足速いね~。
 でかうさぎちゃんでした。

わんこ洗浄を済ませ、母上様と銀座へおでかけ
ソニープラザで来年のダイヤリーとレスポのバッグ購入

そして本日、歌舞伎座夜の部は最前列かぶりつき席です。
歌舞伎座の1階の席は役者さんのパワーが観てる側の体に入り込んでくるような気がして印象が深く残りますが、最前列はさすがに緊張

『双蝶々曲輪日記・引窓』
南与兵衛後に南方十次兵衛:尾上菊五郎/女房お早:中村魁春/濡髪長五郎:市川左團次/母お幸:田之助
全員がとてもイイ!良い配役を得た一幕であったと思います。
昨日まで町人だった南与平兵衛が武士になり帯刀を許されて無邪気に喜ぶ愛嬌や、おすもうさんの濡髪長五郎が人気力士だったことを感じさせる色気があるなど、背景も読み取れるような深みが出てました。
4月に名古屋の御園座で見た引窓が直近であるけど、そのときはおきゃんぴ~な感じのキャラ揃いだったけど、今回は母思い、子への愛情が強く感じられて、セリフ一つ一つが欠かせないものとなっていたように思います。

『日高川入相花王』
清姫:坂東玉三郎/人形遣い:尾上菊之助/船頭:坂東薪車
人形遣いの菊ちゃん、顔は立役なのに表情が女形。
無表情の人形玉サマより顔を演じてるのが
毛振りでは一緒に首を上下させてて
先日、幕見したときのほうが玉サマの動きが激しくみえたけど、まじかで見ると繊細な感じ。
薪車さんの人形振りがすごく研究してるようで、文楽独特の足の捌きを見せたりなどが楽しいです。
蛇の化身となって川を渡る玉さまはおぼれそうになりながら、もがきつつ泳いでるけど、以前「たけしの誰でもピカソ」で南の海でドルフィンのごとく泳ぐ玉さまが目にやきついているので「いえいえあなたはもっと泳げるはず」と思ってしまう・・・。
邪念だらけで見ておりましたの~。

『心中天網島・河庄』
紙屋治兵衛:中村鴈治郎/粉屋孫右衛門:片岡我當/紀の国屋小春:中村雀右衛門

ある意味、ものすごいものを観てしまった・・・という感じです。
人間国宝5人の「野崎村」に匹敵する高平均年齢俳優による『河庄』
NaEさんが「現代の日本の高齢化社会の縮図よね~」と。名言なり。
プロンプター丸聞こえ、ひざの悪い方も多いので座る立つの作業が困難、ちょっと私は苦手なんですが鴈治郎さんの鼻すすりも大全開で突っ込みどころ満載なんだけど、関西人による関西のお芝居はやはり間などが絶妙で、また弱っちぃ男、治兵衛を応援したくなってしまう空気になるのが不思議。
鴈治郎さんのすたたたと小走りする速さに驚き、丁稚役の鴈治郎さんの孫、壱太郎くんの達者なこまっしゃくれ具合も驚く

飲んで帰らずにはいられませんでした

芸術祭十月大歌舞伎
平成17年10月2日(日)~10月26日(水)
歌舞伎座