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うんこネタの封印が三日続いたら褒めて下さい。

放置

2006年06月22日 22時48分19秒 | Weblog
間違いを正さないでいることがよくある。

ただし、これは他人の間違いである。
話していて、相手が間違っているのに気づいてもいちいち訂正しない。
めんどくさい時や、そのままでも会話が上手く成立する時、放っておいても問題なさそうな時、そのまま放っておいた方があとあと面白そうな時・・・

逆に、私が訂正しまくっているとしたら、本気な時だ。

今日は会社で旧日本兵みたいな人と話していた。
この人は先週の明石への出張も最初だけ一緒にいた人。
この人との会話自体が義理。
本当はすぐにでも離れたところに行きたかったが、仕事の上で仕方なく会話。
旧日本兵「明石から帰るのって、時間帯によっては愛媛に出たほうが早いのな。」
私「(愛媛?愛媛は四国だろう。多分姫路のことだろうけど、まあめんどくさいからいいや。)そうみたいですね。」
旧日本兵「おれは大阪の方からまわって帰ったけど、明石から15分くらいなのな、あの、、え・・と、、愛媛まで。」
私「(だから姫路だって)けっこう近いですよね。」
会話終了。

それもそのはず。私自身に会話する気がないのだから。適当に相槌をうっているだけにすぎない。
第一、私自身がその旧日本兵が言うところの“愛媛”経由で帰っているのだ。
(注:いまさら注釈は不要であると思うが、この愛媛とは姫路のことである)

今日の受け流しはまだかわいいほうだ。
2年ほど前に会社の工場でも訂正しないことがあった。

自分の開発した材料を量産可能な状態にすべく、工場でのトライに入った。
新規の開発なので、工場の人たち、というか会社内の自分以外がほとんど誰も知らないような原料を使う。

その中に、とある反応性のものがある。
独特のにおいを放ち、けっこう臭い。
私自身がその種の仕事をしているということは各方面の雑誌にも投稿しているので、そこまで秘密にして伏せる必要もないであろう。
(仕事関係の人からクレームがついた場合には、この記事を消すことにする)

工場の人「これ、けっこうくっさいなぁ。何がこんなに臭いん?」
私「これですよ。」
工場の人「タックロールか!」
私「(いや、“ク”じゃなくて“キ”、タッキロールなんだけど・・・)は、はぁ・・・」
(ちなみに、“こんなにくさいん”を変換したら“こんな肉サイン”となったことに少なからず感動を覚えている。)

アルファベットで書かれているところの、kiのiを抜かして読んだらしい。

その後、関わる人みんながタックロールと言うようになる。
あえて訂正しなかったら、恐ろしい勢いでその呼び方が広まった。
確かに、タックロールの方が言いやすい。

本当はタッキロールなのに、敢えてタックロールとみんなが言っている。
それを正しいものだと思って言っている。
その声を聞くたびについついニヤニヤとしてしまっていたものだ。

しかし、そこまで広まると、そこからとても訂正できないものだ。
まあ実務上は問題ないわけだし、かまわないかとそのまま放置。

ところが数ヶ月して、ふと気づかれる。
工場の人「んん?????」
私「・・・・」
工場の人「これ、タックロールじゃなくて、タッキロールか!」
私「そうです。」

バレてしまった。

この後もまたなかなか面白かった。
その1人を中心にして、“タックロール”という言葉を発した人に対して、
「ちゃうで。タックじゃなくてタッキやで。」
と広まっていき、ねずみ算式に訂正の輪が広がっていく。

タックロールはあっという間にタッキロールに修正されてしまった。

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