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松平信康・築山殿事件の論考が 「城」第234号に掲載されています

2023-06-29 | 歴史

「城」は東海古城研究会の機関紙です。4月発刊の第234号には、会員の高橋陽介さんと石川浩治さんの論考も掲載されています。  

NHKの大河ドラマ「どうする家康」で取上げられた、家康の上ノ郷城攻めについては石川浩治さんの「徳川家康の上ノ郷城攻めの陣城について」で、松平信康・築山殿の事件については、あの「関ケ原の合戦はなかった」で新たな視点を提供した高橋陽介さんの「松平信康事件の虚像構築過程に関する仮説およびその検証」で各々の研究・検証結果が報告されています。
 高橋陽介さんの「松平信康事件の虚像構築過程に関する仮説およびその検証」では、事件に関してこれまで語られてきた数多くの諸説を徹底検証し、一次資料を中心にして研究・再検討することで、これまでの諸説と異なる新たな視点が導き出され、とても興味深かったです。

 ※参考までに岡崎城と築山殿が住んだとされる当時の総持尼寺あたりの地図を載せます。

岡崎城の北東側にある備前曲輪は、論考に登場する松平家忠日記で家忠が普請にかかわった「新城」の説がある場所です。地図は現在のものですので往時の道や地形は異なっています。
 なお「城」第234号 は会員以外の方でも残部がある限り購入可能です。問い合わせや購入申し込みは東海古城研究会の公式TwitterのDMやGoogleフォームでできます。公式Twitterは→こちら