城と歴史歩きを楽しむ

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三河・鴛鴨城 松平信光の子が入り三河一向一揆で拠点の一つとなった

2018-12-30 | 歴史
鴛鴨城は愛知県豊田市鴛鴨町にあります。鴛鴨は「おしかも」と読みます。
 松平氏の三代信光の時、三河の山間部から平野部へ勢力を延ばし、ここ鴛鴨も領主酒井道円入道を滅ぼし、信光の子と言われる親光に守らせたと伝わります。
 その後、三河一向一揆の時には家康に従い奮戦したが鴛鴨三代親久の時に廃城となったとされます。
 ※過日、東海古城研究会の見学会でも訪れました。当日資料を一部引用しています。


鴛鴨城は車の町豊田市の南部に位置し、北側を東名高速道路が走り、付近は開発が進みB地点の郭跡の台地は削り取られ、工場が建ち地形は改変を受け遺構を見ることは出来ませんでした。A地点の鴛鴨城址碑の立つ台地は残されており、近年城址とその周辺整備のが進み、主郭南側には駐車場が設けられて見学しやすくなりました。



鴛鴨城 写真上:整備前 写真下:整備後の全景
それまで「城址の森」だった鴛鴨城主郭が整備されてすっきりしました。


鴛鴨城 主郭に立つ城址碑 上:整備前 下:整備後
主郭に城址碑が建っていますが、整備によって日当たりが良くなりました。見学会ではスッキリして見やすくなった、丸裸で雰囲気が壊れたなど感想はさまざまでした。


鴛鴨城主の墓所
鴛鴨城から南東へ800m程のところに累代の鴛鴨城主の墓所が有ります。鴛鴨城を訪れた際にはこちらも立ち寄りたいですね。

※三河一向一揆の時に反家康の拠点の一つとなった上野城が南に約1.5Kmの地点に有ります。