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三河・吉田城 鉄櫓下の池田輝政時代の石垣発掘調査

2018-03-30 | 歴史
2018/3/4 豊橋市 吉田城 鉄櫓下石垣 発掘調査現地説明会
徳川家康の関東移封にともなって、天正18年(1590)豊臣秀吉の重臣池田輝政が吉田城城主となり
石垣を伴う城に改修したと伝わる。
現在見る吉田城の遺構の多くは、近世以降の遺構と言われ、池田輝政時代の遺構は鉄櫓下の石垣
のみとされる。
今回の発掘調査では鉄櫓の石垣の下端と基礎構造の確認が出来たと報告がありました。

当時としては、中部地区最高の石垣だったとのこと。今見ても高い! 左上に鉄櫓の一部が見える。


吉田城は続日本100名城に選出され、保存とPRに力が入っている。
説明の学芸員さんも武将風のいで立ちでした。

多くの城の石垣の基礎部分には胴木と言われる丸太を敷いて補強しているが、この石垣では地盤の強化のみで対応しているという説明がありました。
後日、東海古城研究会の大先輩にお聞きしたところによると、同会のメンバーが主体となって昭和46年に同じ場所を発掘したそうで、今回の説明資料にも「昭和46年発掘調査の跡」と図示されていました。
※発掘現場は保存のため説明会の2日後には埋め戻されるとのことでした。