先ほどの続きです。
泣く泣く修正したプランがこちらです。
駅があったところに本棚を設置します。ただレイアウトと同じ高さの棚板を前方に張り出しそこにレイアウト入線用の線路を敷きます。
これは車両工作時の試験線にも使えるはずです。(車両工作なんて少年時代にGMのキットを組み立てたことしかないのですが)
ちなみに図面左側と下側の緑の四角は納戸の名残り、実用棚です。コレまでは移動できません。
転んでもただでは起きません。
メインの駅を本線側に寄せた事でよいことがひとつありました。
駅自体にリバースを設置できることに気がつきました。ピンクの色の路線がそれです。
おかげさまで機関車に引かれた列車も方向転換が簡単になりました。
ここで運転方法のプランを確認します。
まず黄緑のラインで描かれた主要駅から先行列車Aが左側に向かって出発します。
(この主要駅には3本の列車が配置できますがとりあえず2本の列車が居るものとします。)
駅反対側のポイント部分で赤のラインの本線内回りエンドレスへ入ります。そのまま、反時計回りに周回し、そのあと紫のラインの本線用リバースを通り、青のラインの本線外回りエンドレスへ進入、そのまま時計回りで周回します。本線上は普通に左側通行となります。
周回後、また図面上部のポイントから黄緑のラインに入って主要駅に戻ってきます。
この際に新たに追加したピンクのリバースを通ることにことにより、最初の出発時と同じ方向に向いた状態で駅に戻れます。
また、先ほどのA列車が外回りエンドレスを周回中に主要駅からB列車を発車させ、内回りエンドレスを周回させることで複線の本線上で列車のすれ違いを楽しむことができます。
後は主要駅と隠しヤードの間で列車をやり取りしていろいろな列車の運転を楽しむことにします。
以上のような運転をするためのコントロールシステムとして当鉄道ではデュアルキャブコントロールを採用しています。(この辺はまた別の機会に書いて見たいと思います。)
次に配線プランを具体化するための作業が必要でした。
配線図の線路が交差しているところは立体交差をすることになります。
パンタグラフがついた車両が支障なく交差するためには最低50mm程度の高さが必要になります。それを元に線路の高さを決め勾配を確認します。こちらの図面です。
図面に高さを入れて、「ああ、できた。」と思ったのが大失敗。あとで泣きを見ることになります。
そうです。線路と、乗って居る板の厚さを忘れています。このため制作をはじめてから調整し直しています。
図面をいじっていると別な欲望がわいてきます。下の主要駅にも単線ならエンドレスが入れられるのではと、またまた変更となりました。
「これで3列車の同時運転も夢じゃない」と一人でほくそ笑んでいました。
最後に地形を考えて書き込みます。この頃には漠然とではありますが、ここはこんな景色などと想像をめぐらせるようになりました。
地形を考える上で一番検討したことが「どこまで線路を見せるか」ということでした。
出来るだけたくさん走っている姿を見ていたいという要望があります。
狭いスペースでの宿命です。当然のように曲線半径が小さくなります。
走る列車はクリ、クリ。と曲がっていきます。
「うーん、なんかなあー」
それはそうです、当鉄道ので想定している半径は約300mm、実物に換算すると曲線半径45m。
コレは模型鉄道のお約束事、決して気にしてはいけません。
「うーん、でもなあー」
ということで思い切って隠してしまうことにしたのです。こっちの曲線も、あっちのカーブもみんな仲良く山の中へはいっていただくことにしました。
「あれ、コレしか線路が見えないの?」「つまんないの!」そういう声(自分の中の)を振り捨てて突き進むことにいたしました。
地形のプランは実際に制作に入ってから大きく変わっていきますが、そこから先は現物合わせのため、最終的な図面はありません。
この設計の段階ではどこの線路を使用するか具体的に決めていない部分もありポイントの番数、開き、曲線半径などかなりアバウトなところがあります。
(今考えると、よくまとまったと思います。)
この構想(妄想)の日々は 行きつ戻りつしながら制作に取り掛かる1年以上前から続いていたのです。
次回は制作の日々にもどろうと思います。
記事紹介&LINK繋いでいただきまして、どうもありがとうございました。
私も記事更新を頑張っていきたいと思います。
やはり皆さんも模型鉄道の土地確保、プランニングには苦労されてますね。
でも、苦難を乗り越えるほど、レイアウトが完成したときの喜びは一入ですよね!
製作の裏話等、これからも楽しみにしています。
おはようございます。あ、いえ、もうお昼ですね。
夜勤明けです。
とりとめのないことをダラダラと書いてしまいます。
皆さんのホームページやブログのように
さらっと、すてきにまとめられるといいのですが。
こんな調子で続きそうですがご辛抱ください。
欧州風HOレイアウト 楽しみにしています。