今年度もしずおか木造塾にスタッフとして参加しています。第1講座は別の予定があり欠席しましたので今回が今年度初参加となりました。今年も顔なじみの参加者が多く、いつもの皆さんと一緒に勉強していくことになります。
今回は「デザイン」がキーワードです。前半は浜松の設計事務所「アトリエ樫」の坂田さんによる「家族・住まいのデザイン」という講座でした。自己紹介から始り、これまでの作品が写真で紹介されました。私は以前、木造塾で坂田さんの工事中の現場を見学させていただきましたが、天井が低く抑えられてた空間と、工事中の土塗り壁が印象に残っています。建物の外観もシンプルなかにプロポーションに対する意思が感じられ美しくまとまっていました。今回の話の中にはそういった建物が生まれてくる思考の過程などが紹介されていて興味深く聞くことができました。住宅を設計していくなかで寸法やスケール感に対する感覚をとても大切にされている姿勢が伝わってくる話でした。
後半は東京の「野沢正光建築工房」の野沢さんによる「住み続ける家と環境デザイン」という講座です。野沢さんはOM研究所の所長もされていて建築と環境に関する本も書かれています。そういったことから建築と環境の関係についての話、住空間を環境性能という視点からアプローチし、設計していく手法の話などをしていただきました。住空間の環境性能を考える際に設備機械にたよるのではなく、建築自身も環境性能を備えていることが大切。それは難しいことではなく、自然の力や、先人の知恵を見直すと言う視点から生まれてくる。なんとなくイメージしていても実行に移すのは大変そうなことをですが、野沢さんはそういったことを実践されてきています。実際に屋根の上に草の生えている建物や、地面に穴を掘ってコンクリートの壁を作っただけの地下室の話など、その効果と苦労話など聞かせていただき、環境に対する建築のありかたを常に考えているのが伝わってきました。
二人の建築士の設計という作業に対するそれぞれ異なる切り口を知ることができました。坂田さん、野沢さんありがとうございました。次回は12月、森林や木材のことについての勉強です。
今回は「デザイン」がキーワードです。前半は浜松の設計事務所「アトリエ樫」の坂田さんによる「家族・住まいのデザイン」という講座でした。自己紹介から始り、これまでの作品が写真で紹介されました。私は以前、木造塾で坂田さんの工事中の現場を見学させていただきましたが、天井が低く抑えられてた空間と、工事中の土塗り壁が印象に残っています。建物の外観もシンプルなかにプロポーションに対する意思が感じられ美しくまとまっていました。今回の話の中にはそういった建物が生まれてくる思考の過程などが紹介されていて興味深く聞くことができました。住宅を設計していくなかで寸法やスケール感に対する感覚をとても大切にされている姿勢が伝わってくる話でした。
後半は東京の「野沢正光建築工房」の野沢さんによる「住み続ける家と環境デザイン」という講座です。野沢さんはOM研究所の所長もされていて建築と環境に関する本も書かれています。そういったことから建築と環境の関係についての話、住空間を環境性能という視点からアプローチし、設計していく手法の話などをしていただきました。住空間の環境性能を考える際に設備機械にたよるのではなく、建築自身も環境性能を備えていることが大切。それは難しいことではなく、自然の力や、先人の知恵を見直すと言う視点から生まれてくる。なんとなくイメージしていても実行に移すのは大変そうなことをですが、野沢さんはそういったことを実践されてきています。実際に屋根の上に草の生えている建物や、地面に穴を掘ってコンクリートの壁を作っただけの地下室の話など、その効果と苦労話など聞かせていただき、環境に対する建築のありかたを常に考えているのが伝わってきました。
二人の建築士の設計という作業に対するそれぞれ異なる切り口を知ることができました。坂田さん、野沢さんありがとうございました。次回は12月、森林や木材のことについての勉強です。