座禅



20、21日は「建築士会東海北陸ブロック 青年建築士協議会 平成27年ブロック修善寺大会」でした。これは東海北陸7県の青年建築士が集まりそれぞれの活動を発表し懇親を深める大会です。もう青年と呼べない歳なのですが静岡県開催ということもあり、スタッフとして参加してきました。

二日間、いろいろなことを行ったなかで街歩きの研修があり私のグループは修善寺で座禅体験をしました。修善寺に着くと御住職様から修善寺の歴史、座禅とは、自分が存在するということとは、といったお話していただきました。その後、お寺の奥にある禅堂へ移動、座禅を始めて終わるまでの所作、姿勢、座禅中の心の持ち方の説明を受け、座禅体験へ。少し緊張しながら教えていただいた所作を間違えないようにこなし、座禅を始めます。

座禅といっても木の板の上で脚を組んでというわけではなく、禅堂内の一段高くなった部分に各自のスペースが与えられ壁に向かい、座布団とクッションをお尻の下に敷き、自分のできる範囲で脚を組み、法界定印という形で手を組み、静かに座ります。呼吸は鼻から、顔は前を向きながら目線は45度落とす、自分が自然と一体となり透けていくイメージで約15分ほど、体の芯を整えて座ります。風の音が聞こえます。自分の鼓動も感じます。緊張感がありながらもだんだんとそれが心地よくなってきます。御住職様が言われていたこと、体の芯が整うと、心も整う。その時間、長いと感じることは無く、終了の合図が鳴ったときは、もう終わり? という感じでした。

その後、本堂内部とお庭を見学させていただき研修は終了しました。今回いくつかの研修コースがある中で、座禅体験を選びましたが、貴重な体験をさせていただき本当に良かったです。これからは力をなくしているときなどに座禅をしてみるのもいいのかなと感じました。
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春の嵐の中 ~伊豆マラソン~



昨日、春の嵐吹き荒れる中、伊豆マラソンに参加してきました。修善寺駅前を出発し、三島大社前までの21.8kmを走ります。スタート地点とゴール地点が異なるワンウェイコースになります。朝になって中止の発表はなかったので会場に向かいましたが、道中とても雨が強くて車を運転していて前が見えなくなるほどの瞬間もありました。不安になりながらも駐車場に着くとちゃんと他の参加者も来ていてホッとしました。そこから徒歩で伊豆箱根鉄道の駅まで。ホームの屋根があっても横から降ってくる雨に濡れながら到着した電車に乗り込みます。電車の中は当然マラソンの参加者で満員、修善寺まで約30分。駅に着いたらスタート地点付近で受付を済まして、その後は屋根のあるところで雨をしのいで待ちました。



スタートの直前に急に雨がやみ、太陽も見えて、「良かった!」と思い、やる気も出てきました。そして、スタート。スタート直後は人が多いうえに道幅がそれほど広くないので、歩道にはみ出しながら目標タイムをキープできるよう人をよけながら走りました。そのうち集団がばらけて走りやすい間隔になり、自分のペースを刻めるようになりましたが、雨は降ったりやんだりでした。風はレース中を通して強く、追い風はありがたいのですが、横から吹くときは体重を風が吹いてくるほうに移動しないとまっすぐ走れないほどでした。コース自体は全体的に下り基調で、ところどころで上り坂があります。一般道と堤防道路を中心に、橋を渡ったり、田んぼの中の道を走ったり、比較的変化のあるコースでした。中盤になると途中激しく雨が降る時間もありバケツで水をかけられているようでした。後半になると上り坂で疲れが出て脚が進まなくなってしまい、ハーフ21.09kmを超えたちょっとの距離が最後本当に辛かったです。



ゴール後に三島大社や周辺を楽しもうと思っていましたが、しばらく雨風が強かったことと、体が冷えてしまっていたので、着替えを済ませて早々に引き上げてきました。それでも、一瞬ですが三島大社で青空が見えました。今回は厳しいコンディションでしたが、これを経験しておけば多少の雨ならもうたいしたことはないと思えるような気がします。走るのも大変でしたが、運営の皆さんも大変だったと思います、ありがとうございました。大変なこともありましたが、走れてよかったです。天気が良ければ富士山を見ながら走れる良いコースだと思います。









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オクシズ材



 日曜日に「オクシズ材」(静岡市産材)を使った家づくりを知ってもらうイベント「オクシズ森林の市(もりのいち)」に「しずおか森と学ぶ家づくりの会」のスタッフとして参加しました。天候にも恵まれ、たくさんの皆さんにご来場いただき、私たちが用意したスギの積木もたくさんのお子さん達に遊んでもらいました。



「オクシズ材」とは静岡市の山間部で生産された木材のことです。これまで静岡市産材と呼ばれてきましたが、今回のイベントでは「オクシズ材」ということで大きくPRされています。実はこの言葉、私たち「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が平成24年に静岡市長と「森の循環について考える」 をテーマに意見交換した時に提案したことがあります。現在こうやって静岡市産材の愛称として使われるようになり、このようなイベントが開催されるようになり、もしかして。。。と思うとちょっとうれしいです。

当時の意見交換会の様子(静岡市ホームページより)



イベントは午後になって少し寒くなりましたが無事終了。同じ方向で活動されている皆さんの様子も知ることができ、「しずおか森と学ぶ家づくりの会」のスタッフ同士も合間にこれからについてのイメージを話し合うことができました。参加させていただいて良かったです。



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中新田の家


 先日完成した「中新田の家」の写真を清水建築設計室のホームページに掲載させていただきました。築41年の木造住宅に耐震補強と断熱補強を行い設備を一新、生活空間も一新しています。新築と同様に図面を描いていますので、内観はそれに近い仕上がりになっています。ただし、既存の骨組み、建具高さなどを尊重している部分もあるので、以前の面影がところどころに見られます、改修なのだからそれもまた良いのです。性能に関しても今回は耐震補強だけではなく断熱補強も行っているので見た目だけではない、快適な生活ができます。今回は設計を始める前に住まい手さんに私の自宅を見ていただいたのですが、その時に「この感じでつくってください。」と言っていただいたので、その感じでできあがりました。ウチとちがって1階のリビングで南の広い庭に面しているのですごくいいです。
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