建築士会静岡地区の視察研修会で愛知へ。半田赤レンガ建築旧カブトビール工場、大きなレンガの壁面にこの建物の歴史を感じられました。半田運河、穏やかな流れに黒い建物とミツカンマーク。有松の伝統的建造物群保存地区、東海道の間の宿ですが立派な構えの建物がきれいに保存されていました。
昨日、建築士会青年委員会の企画した研修旅行に参加して大阪中之島周辺を散策してきました。水辺と新しいビルと近代建築が混在する都市の景観は魅力的でした。そんな風景のなかをジョギングしている人もたくさんいて、その人たちもかっこよく見えます。自分の中の大阪に今までなかったイメージが追加された、楽しい時間でした。











昨日は(公社)静岡県建築士会中部ブロック青年企画委員会主催の山梨方面への研修旅行に参加してきました。建築学会賞を受賞している「盲導犬の里 富士ハーネス」は建物の機能とそれに付随して必要な屋外空間がバランスよく配置されていて、どこにいても明るく、富士山の眺望も上手に取り入れられていて、すっきりとした直線的なデザインでまとめられていますが開放的で温かみのある空間でした。

その後「ほうとう不動東恋路店」でほうとうの昼食、かまくらの様な曲面でできた鉄筋コンクリート造の店舗は見た目のインパクトがあります。開口部が抑えられた外観とは違い内部は明るく広々感がありました。ほうとうと馬刺、美味しかったです。昼食の後は甲府市の「アリア・ディ・フィレンツェ」、インダストリアルデザインを重視した街並みの工業団地ということで、建築雑誌で見たような建物がずらっとならんでいます。土曜日ということでほとんどの建物がお休みで人の姿がなっかったので、普段がどんな感じなのか気になりました。
旅の最後は小さなワイン蔵を数軒回り、各自お気に入りのワインを手にして帰路につきました。とても天気がよく大きくて綺麗な富士山も見ることができました、楽しい休日でした。


先週、静岡県建築士会中部ブロック青年企画委員会の勉強会「Vectorworks BIM-CAMP」に参加しました。CADソフト「Vectorworks」の木造のBIM機能を体験してみようという内容でした。「Vectorworks」は私も業務で使っているのでBIM機能には興味を持っていました。BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で各種情報を持たせた3次元の建築モデルをコンピューターの中につくり、そこから図面を取り出したり、プロジェクトを効率よく進めていくシステムに活用するといったものです。
これまでは平面図、立面図など各図面は別々に作られるので、変更があると関連するすべての図面を直さなければならず、手間と食い違いミスが発生することがありました。しかし、BIMではモデルを修正すればそこから取り出した図面にすべて反映されるといった点が優れています。今回も簡単なモデルながら実際に操作しながら、その機能を体験させてもらいました、便利です。しかしながら、それができるモデルを作成するにはそれなりの労力が必要だということもわかりました。すぐにとはいかないかもしれませんが、設計ツールの進化というものを体験できたのは意味がありました。今回の勉強会はとても内容が充実していて実際に自分の手でモデルを作ることができたのが面白かったです。その後の懇親会も楽しみました。


昨日は静岡県建築士会中部ブロックの視察旅行で上野へ行ってきました。曇りか雨を考えていましたが着いてみると青空が、思いのほか良い天気に恵まれました。午前中はボランティアガイドさんの案内で上野公園内を散策。少し足を延ばして歴史的建造物の改修が注目された国際こども図書館まで、新旧の建築の取り合が興味深かったです。その後は世界文化遺産となった国立西洋美術館、2階展示室は天井の高さの違いで平面の形以上に空間に変化が生まれ、天井の低い部分は手がつくほど低く黒い色なので、作品の展示してある明るい空間とのメリハリが心地よかったです。中3階へ続く小さな階段がところどころにあるのですが今はのぼることができません。その階段の上り下りも体験してみたらみた違う見え方がしたのではないかと思います。

公園から出て昼食をとり、午後は旧岩崎邸庭園へ。洋館は保存の状態も良く、各所に使われている材料も一級のもの、細かい部分まで手間をかけてつくられているのがわかります。当時の華やかさを感じられる見事な建物でした。上野公園周辺だけでしたが充実した視察旅行でした。


20、21日は「建築士会東海北陸ブロック 青年建築士協議会 平成27年ブロック修善寺大会」でした。これは東海北陸7県の青年建築士が集まりそれぞれの活動を発表し懇親を深める大会です。もう青年と呼べない歳なのですが静岡県開催ということもあり、スタッフとして参加してきました。
二日間、いろいろなことを行ったなかで街歩きの研修があり私のグループは修善寺で座禅体験をしました。修善寺に着くと御住職様から修善寺の歴史、座禅とは、自分が存在するということとは、といったお話していただきました。その後、お寺の奥にある禅堂へ移動、座禅を始めて終わるまでの所作、姿勢、座禅中の心の持ち方の説明を受け、座禅体験へ。少し緊張しながら教えていただいた所作を間違えないようにこなし、座禅を始めます。
座禅といっても木の板の上で脚を組んでというわけではなく、禅堂内の一段高くなった部分に各自のスペースが与えられ壁に向かい、座布団とクッションをお尻の下に敷き、自分のできる範囲で脚を組み、法界定印という形で手を組み、静かに座ります。呼吸は鼻から、顔は前を向きながら目線は45度落とす、自分が自然と一体となり透けていくイメージで約15分ほど、体の芯を整えて座ります。風の音が聞こえます。自分の鼓動も感じます。緊張感がありながらもだんだんとそれが心地よくなってきます。御住職様が言われていたこと、体の芯が整うと、心も整う。その時間、長いと感じることは無く、終了の合図が鳴ったときは、もう終わり? という感じでした。
その後、本堂内部とお庭を見学させていただき研修は終了しました。今回いくつかの研修コースがある中で、座禅体験を選びましたが、貴重な体験をさせていただき本当に良かったです。これからは力をなくしているときなどに座禅をしてみるのもいいのかなと感じました。

昨日、建築士会静岡地区の視察研修会に参加して、東京都江東区の「防災体験学習施設 そなエリア東京」の見学と横浜市歴史的建造物群視察に行ってきました。「そなエリア東京」とは南関東で大規模地震が発生した際に「基幹的広域防災拠点」となる施設です。まずは、地震発生後72時間を生き延びる体験学習コーナーへ、避難、地震によって崩壊した街並み、予告される地震被害映像など、もう一度地震への備えを考えさせられる体験でした。その後、建物内の見学、災害時に対策本部となるオペレーションルームなどの施設を見学しました。

午後は横浜へ移動し中華街で久しぶりにお会いした建築士会の皆さんと楽しく食事をした後、市街地に残る歴史的建造物を眺めたり、ちょこっと中に入ったりしながら赤レンガ倉庫まで。雨が上がった後の港、夕暮れのビル群、徐々にライトアップされていく赤レンガ倉庫。都会と海の間の空間は日常では味わえない風景を見ることができる場所、短い時間ですが気持ちのいい散歩をすることができました。


先週末、建築士会全国大会が開催される金沢に静岡県建築士会中部ブロックの皆さんとバスで研修旅行に行ってきました。一日目は長いバス旅の後、大会会場に到着し式典など。夜は旅館で久しぶりにお会いした皆さんと懇親会、おいしい料理もいただきました。

二日目は研修の日、まずは粟津演舞場へ。旅館の社員寮として使用され2階建ての小さな部屋が並ぶ間取りに改修され昔の面影もなかった建物が、過去に演舞場として使われていたことを発見し、その復元改修が行われたという建物。現在はその機能を取り戻し地域活性化の要所として利用されています。地域の建築士の方々の尽力と技術力、熱意を感じました。

続いて、知り合いが改修工事にたずさわったということでよく話を聞いていた那谷寺。
雨上がりに苔の生えた林がとても美しく、紅葉が始まりかけている美しい場所でした。いろいろなスタイルの寺社建築が広い境内に存在し、建物が全体的にスケールが小さめという独特の雰囲気をもっています。改修工事が行われた建物も技術のある復元工事により美しく、違和感なく元の風景の中に納まっているのではないかと感じました。

そこから金沢市内へ戻り自由行動。数人の仲間と鈴木大拙館、21世紀美術館へ。鈴木大拙館は最近知り合いのFacebook投稿でもよく目にする建築なのでぜひ見たいと思っていました。あいにくの小雨でしたが、それほど大きくない敷地の中で、変化するシーンが展開し、すっきりとした緊張感のあり外部の自然を感じられる空間、きれいな建築でした。21世紀美術館は人が多いので建物内部の雰囲気のみ、展示もゆっくり見たかったのですが、時間がないので今回は我慢です。

その後は昼食をとりながら金沢市街を散策、意外と起伏がある町、昔からの水路が流れる路地、横道に入ると武家屋敷の土壁が続く、ゆっくり歩いてみたい街でした。あっというまに時間切れになり再びバスで静岡へ。今回の研修旅行、忙しい中行ってきましたがそれだけの価値のある時間を過ごすことができました。金沢、また行きたいです。


静岡県建築士会中部ブロック静岡地区の皆さんと「近江八幡・ヴォーリズ建築群視察」に行ってきました。近江八幡の歴史的建造物群保存地区には近江商人の家々が立ち並び、 堀に面して土蔵群が立ち並ぶ風景が見られます。その中に日本で数多くの西洋建築を手懸けたアメリカ人建築家、ヴォーリズの作品も数多く残されています。静岡にも旧マッケンジー邸や旧英和女学院宣教師館などヴォーリズの作品がいくつか残ってます。これまで建築士会などでもそれらの見学や勉強会を行ってきた中で今回の視察となりました。

伝統的建造物群は各地にそういった地区がありますが、近江八幡においては堀の水面との組み合わせが特徴的です。ちょうどお祭りが開催されていて古い街並みが賑わいだ様子を見ることができました。そして桜が咲いたらここにきれいな風景が見られるのだと思います。ヴォーリズ建築は町の中に点在していて町の一部になっているという印象です。解説をしてくださった方によると、特別に優れたデザインがあるわけではないが、機能性を考えた設計がされていて、和洋折衷も含めていろいろなことやっているとのことです。確かにそれぞれの建物がそれぞれの雰囲気を持っていて、見ていて親しみの湧くような建物でした。
今回は滋賀県に日帰りという厳しい日程でしたが、充実した視察をすることができました。ヴォーリズ建築は比較的近代の建築ですが、そういったものにも注目し保存や観光資源として活用している様子が興味深かったです。たくさんの建物を見ることができて楽しい日曜日でした。
昨日、静岡県建築士会中部ブロック青年委員会で伊豆の修善寺に行ってきました。来年のこの時期に東海北陸ブロック各県の青年委員が静岡県に集まって会議を行うので、その会場となる施設や皆さんを案内するために町の視察を行いました。
修善寺に行くのは今回が初めてです。宿泊場所のホテルを視察した後、街の中を実際に歩いてみました。地図ではイメージできなかったのですが、実際は山に囲まれて、中心に川が流れる地形が、山間の温泉という落ち着いた良い雰囲気をつくりだしています。修善寺をはじめとする古い時代の木造建築物は観光ポイントですが、昭和の時代に建てられたと思われる温泉宿や土産物屋のつくりも興味深く、また最近できたようなお店もうまく周囲とのバランスを取っているようで好感が持てました。
この季節、人がいっぱいの賑やかさはありませんが、食事をしたり、お土産を見たり、自由にぶらぶら散歩してゆったりとした時間を過ごすことができるいい場所だと感じました。また時間ができたら家族を連れて行きたいと思います。