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Blog ~建築的日常生活&RUN~

静岡にある建築設計事務所、業務とそれ以外の活動、趣味の話、ちょっと考えたことなどを記録しています。

森とま 秋の山体験2018

2018年11月24日 | 森と学ぶ家づくり


静岡市の高山市民の森。「しずおか森と学ぶ家づくりの会」のイベント「森とま 秋の山体験2018」のスタッフとして行ってきました。午前中は高山市民の森内を散策、伐採作業の実演を見学し、午後の、木工作に使う材料探し。今日はとても天気が良くて、山頂からの景色はとてもきれいでした。以前トレランのレースでここを走ったときはすごい雨の日だったので登り坂が地獄の風景でしたが、こんな天気の良い穏やかな日に走ったら気持ちいいだろうなと思いました。午後はメッセージボード(ミニ黒板)に午前中に見つけた葉っぱやや、あらかじめ用意していた木の実などを各自のアイデアで取り付けました。子供らしい座斬新なデザインもあり、楽しく過ごすことができました。秋の山は気持ち良かったです、気持ちがリフレッシュしました。











伐採見学+木工作

2018年11月04日 | 森と学ぶ家づくり


「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の秋のイベントのお知らせです。「伐採見学+木工作」ということで静岡市の高山市民の森へ行き、午前中は山の散策をしながら林業家のお話を聞き、伐採の作業の様子を見学します。昼食の後は森のメッセージボード制作体験、小さな黒板に木の実や木の葉で飾り付けを行います。ご家族で楽しめる内容になっていますので、お気軽にお問い合わせください。チラシは「森と学ぶ家づくりの会ホームページ」からダウンロードできます。問い合わせ申し込みは清水建築設計室までご連絡ください。

「森と学ぶ家づくりの会ホームページ」⇒http://moritoma.com/





素材概論

2018年10月24日 | 森と学ぶ家づくり


 「素材概論(木材)」という授業を担当させてもらっているデザイン専門学校の生徒たちを連れて校外授業に行ってきました。岡部の木材市場で競りにかけられる前の丸太を見て、触ります。次に隣の静岡乾燥木材加工センターで人工乾燥機と仕上げ加工の様子を見学しました。その後、「しずおか森と学ぶ家づくりの会」でもお世話になっている杉山製材所へ移動。ここでは見渡して見える山を眺めて針葉樹、広葉樹、人工林、自然林を観察し、製材所内に積み上げられた天然乾燥中の木材を見ました。そして杉山さんから木材の香り、色、重さなどのお話を聞いて、丸太から木材への製材の作業を見せていただきました。「木目調」のものが身の回りにたくさんある生徒たちが、本物の木に触れて何かを学び、それが生徒達がこれから生み出すアイデアに役立ってくれると嬉しいです。














ヒノキのプランターカバー

2018年08月16日 | 森と学ぶ家づくり


11年前に「静岡市林業研究会森林認証部会」が静岡県と静岡市贈呈し、静岡県庁と静岡市役所の前に置かれていたプランターカバーが傷んできたのでそれを入れ替えることになり、デザインと製作に「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が協力させていただくことになりました。





まずは定例会でデザインの検討を行い、作りやすさと耐久性があり、シンプルで軽やかに見える形状、ロゴマークの配置を決定しました。その後、製材所で制作してもらったものに「静岡市林業研究会森林認証部会」と「しずおか森と学ぶ家づくりの会」のメンバーでクリアー塗装を行いました。





そして8/15県庁前で贈呈式を行い静岡県庁本館の前に設置、その後静岡市役所に移動し静岡市役所本館と新館の前に設置しました。本物の木なのでいずれ色は変わっていくのですが、クリアー塗装の新品の状態は木目が美しく上品できれいでした。歴史のある建物の脇で役立ててもらえればと思います。





108定規

2018年06月30日 | 森と学ぶ家づくり

108定規。静岡市林業研究会森林認証部会が制作しました。企画・デザインは静岡デザイン専門学校のプロダクトデザイン科の先生と学生さんです。私が静岡デザイン専門学校のインテリアデザイン科で非常勤講師を務めさせていただいているご縁で、しずおか森と学ぶ家づくりの会はその間をつなぐお手伝いをさせていただきました。

昨日、出来上がった製品を静岡デザイン専門学校にお届けして、協力してくれた学生さんたちと素材生産、加工に関わった皆さんの話を聞く形ので交流会を行いました。それぞれの思いを聞くことができて、さらにこの定規がいいものに感じました。

108年生の杉の暖かみがあって軽い素材としての良さを活かし、ひとつひとつの木目がたったひとつのデザインになる、長さは杉が生きてきた年数と同じ108mm。思わず手に取りたくなるような作品です。これを手にした皆さんがこの杉を生み出した静岡の山のことを思ってもらえたら嬉しいです。







清水のまち 夕方散歩

2017年09月23日 | 森と学ぶ家づくり


昨日は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の「次郎長生家と清水湊の蔵の景色 夕方散歩」に参加しました。案内は専門家会員で次郎長生家の改修の設計にたずさわった杉山智之さんです。次郎長生家はプロジェクトの始まりから、進行する中での発見や判断、貴重なお話とともに見学させていただきました。いろんな苦労の末、良いかたちで生まれ変わったのが感じられました。



夕方散歩も杉山さんの案内で、清水地区の歴史やまちの成り立ちなどと合わせて見る街並み、普段は気が付かないけどよく見るとたくさん現存する蔵、なにか魅力を感じる狭い路地。小雨の中けっこう歩いたと思いますが、それを忘れてしまうほど楽しい時間でした。楽しみながら知識が増えたという充実感のある企画でした。





ゆったり森とマルシェ

2017年07月17日 | 森と学ぶ家づくり

 昨日は一日「しずおか森と学ぶ家づくりの会」と「玉川きこり社」が共催する「森とマルシェ in 玉川」にスタッフとして参加してきました。天然乾燥を行っている製材所を自由に見学していただき、製品としては流通しない樹種や寸法の木材をアウトレットとして販売するイベントです。その他、木工製品販売や積木1000個、きこりと机をづくりのコーナーなど。林業関係のみなさん、森とま会員の方々、いろいろな方に久しぶりにお会いすることができました。また、スタッフ同士でも最近の話題や全く関係のない話まで、ゆったりした時間の中で心地よく過ごすことができました。ここ数日、講習会や出張、相談会などが多くあわただしく過ごしていた自分の気分転換にもなりました。このやさしい感じが「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の良いとこなんだよな、とあらためて思いました。

森とマルシェ 2017

2017年07月09日 | 森と学ぶ家づくり
今年もやります「森とマルシェ」、7月16日(日)です。静岡市産材を使った家づくりの第一歩、天然乾燥を行う製材所、いろいろな種類の材木を散歩気分で見学できます。製材所に遊びに来てください!清水建築設計室もスタッフとして参加します。

しずおか森と学ぶ家づくりの会ホームページ

案内ダウンロード

春の山で木を植える体験会

2017年04月17日 | 森と学ぶ家づくり


日曜日は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の「春の山で木を植える体験会」でした。「しずおか森と学ぶ家づくりの会」は今年で活動開始から10年を迎えます。そこで今回は9年前に植林体験をした場所に行って来ました。苗木は5~6mほどになっていましたが、その時立てた看板と子供の落書きは残っていました、懐かしいです。当時、一緒に木を植えた子供達はもう高校生です。そしてこれからもこの木々がしっかり育つことを願いながら、木の手入れ、枝打ちをちょっとだけ体験させてもらいました。



山を降りた後は別の場所に移動、木を切って搬出した後の山は先ほどとは全く違う風景でした。今回はそこにヒノキを植えます。林業家が植林の作業のやり方を指導してくださいました。苗の向き、穴の深さ、土のかけ方それぞれに理由があって勉強になります。慣れない作業に戸惑いながらも、みんなで75本植えました、ここも何年後かにはまた森になると思うと嬉しいです。



作業の後は昼食です。目の前の緑の山を眺めながら、谷下で流れる川の音を聞きながら、ゆっくり流れる時間を感じながら、お腹がすいたところで食べるお弁当は格別でした。森の時間としてはたった9年なのですが、木が育つ時間を自分の時間と比較して感覚的にイメージすることができた気がします。良い経験をしました。










秋の森と学ぶ日

2016年11月24日 | 森と学ぶ家づくり
しずおか森と学ぶ家づくりの会」の活動が続きました。まずは11/20の日曜日、とても天気が良い穏やかな日でした。JR清水駅前で開催されたのまちおこしイベントの「シミフェス」に参加、静岡市産の杉を使ったお箸づくりと積木1000個で遊ぶ体験を行いました。お箸づくりは用意した角材をミニカンナで削って自分好みのお箸の形にしていきます。お子様から大人の方まで、やっているうちに一生懸命になってくる感覚、固かったり柔らかかったりする木をけずる感覚、サンドペーパーをかけた後のすべすべの気持ちの良い肌触り、などを楽しいんでいただけたと思います。積木1000個は例年通り、小さいお子様たちに大人気でした。







 11/23日の祝日は「秋の山へ行こう!伐採見学と木工作」を28名の参加で行いました。天気も晴れとはいきませんでしたが、雨が降ることはなく山を体験することができました。まずは林業家から木々が元気に育つための山の仕事の話を聞きます。その後に伐採作業の見学、切り株からヒノキの香りが広がりました。木の実や赤い葉っぱを拾いながらの散策で山頂まで、市内を一望できる景色を楽しみました。お弁当を食べた後はたき火でマシュマロ焼き、だんだん上手になります。午後はミニ黒板作り、拾って来たり、用意してもらったもので飾り付けを子供達のアイデアが光ります。秋の山でいろんなことを知ったり遊んだりしました。














こういったかたちで体感した木の感触と存在感を住まいに、そんなことを少しでも考えてもらえればと思います。