箱作り


 ArchiNestShizuokaの7月定例ミーティングを「杉山智之建築事務所」アトリエで行いました。今回は開催まであと3週間に迫ったANS建築展「箱の中の建築」について、各自の作品制作の進捗状況の報告、会場レイアウトについて、当日の行動予定の確認などをしました。それぞれが今回展示する「箱」の製作途中品、試作品を持ってきてどのような方向性の作品にしようと思っているのかを発表。やはり人によって解釈、表現方法がいろいろで、自分の作業のヒントになることなど、励みになることなどみつけることができました。僕は現在試作品でどのように見えるのか、どのように見せるのかを検討中。あとは各自作品を完成させ当日を迎えることになります。
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「むかえる土間の家」


 地元の企業の活動などをサポートするお仕事をされているご夫婦の住宅です。人をむかえて話をすることがあるために、玄関が打ち合わせのできる土間になっています。中からも外からも開放的な雰囲気をつくりたかったので大きな窓、白いタイルの空間です。また、隣には資料をストックしておくための書庫スペースをもっています。

 1階の南側に居室が配置され、台所、食堂、居間がつながっています。隣地が近い中でできるだけ明るさを確保したいので壁、天井は白ですが、一面に杉板を張ることで空間のアクセントとし、柔らかさ、温かさが生まれました。構造的に必要な柱は部屋の領域を緩やかに分けています。

 2階は2つの個室が明るい階段室を介して配置されます。主寝室は天井に「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が供給する杉板を張っています。畳、障子、杉板によって和の雰囲気を持つ空間となっています。その南側には板の間がつながり大きな窓からは山の緑と空を眺めることができます。窓を開けて畳に座っているとスーッと風が抜ける気持ちのいい場所です。

 写真を清水建築設計室ホームページgalleryにまとめました。
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森とまスクール02・03



 今日は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が「森とまスクール02 木工作を学ぼう! 木の時計づくり」と「森とまスクール03 空間を学ぼう! 箱の中の光の空間」を賤機都市山村交流センター安倍ごころで行いました。

 木の時計づくりはスギ・ヒノキ・ケヤキ・ツガの4種類の文字盤から好きなものを選び、色の違う木片や木の実を貼り付けてオリジナルの時計をつくりました。木の種類や木目の話を聞くと、想像が膨らみます。子供たちには木の実が人気で思い思いのかたちに並べて素敵な時計ができました。

 空間を学ぼうでは段ボール箱にいろいろな形や仕組みの窓をつくり、穴からの覗くことでそれぞれの窓の効果やそれがあることで空間がどのように変わるのかを実験しました。大人も子供も段ボール箱を覗き込みくるくる回したり、自分がくるくる回ったり、意外な発見に喜んだり楽しい時間を過ごしました。

 参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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森とま通信 vol.18


 森とま通信vol.18 2012夏号ができあがりました。今回は「森とまとCO2の話」です。森とまの専門家会員が建築士、製材所、林業、それぞれの視点でCO2について話しています。木の家を大切に長く住むということは環境にもいいことなのです。ご希望の方にはお送りいたしますので、清水建築設計室 または「しずおか森と学ぶ家づくりの会」事務局にお問い合わせください。

森とま通信 Vol.18(2012夏号)
<Contents>
○特集「森とまとCO2の話」
 ・CO2と木の家(清水建築設計室:清水利至)
 ・森林の炭素固定(山田林業:山田芳朗)
 ・天然乾燥材とウッドマイルズ(杉山製材所:杉山徹)
○イベント案内
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