サッカーの練習

 昨日は建築士会のサッカー部の練習に行って来ました。毎月2週、4週の水曜日に行われています。練習といっても静岡支部チームと清水支部チームで練習試合をするといったものです。どちらかというと会員の交流や懇親といった目的が強いかもしれません。

 それでも、日ごろ体を動かすことの少ない私にとっては結構きついです。でも3年前に始めた頃はよく足がつりましたが、最近はなくなりました。高校時代はラグビーをやっていた私ですが、数年前に先輩に誘われて試合に出たら2週間ほど体が痛い思いをしたので、今はもっぱらサッカーです。いい気分転換になるので毎回楽しみにしています。
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地盤調査(表面探査法)

 今日現在計画中の木造住宅の敷地の地盤調査を行い、表面探査法という方法で行いました。これは地面に機械的な振動を与えて、その伝わり方をコンピュータで解析するとういものです。この方法では地盤の中に石などがあっても調査に影響を及ぼすことも無く、厚さ10cm程度ンクリート土間の上からも調査ができます。今回は建替えのために既存住宅の内部でも調査を行いたかったので、初めてこの方法を採用しました。

 調査に立ち会いましたが、見ているそばからコンピューターの画面に地面の中の状態が示されていきます。その場でおおよその地盤の状況がグラフで表現されるので分かりやすいです。しかし、実際に地盤にドリルを挿入したりした場合にはこの辺が固いとか、軟らかいというのが感覚的に分かるのですがこの方法ではそれがないのが物足りない気もしました。
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雨戸

 今日は台風が接近していて雨風が強くなっています。設計の仕事をやっていてたまに考えるのですが、雨戸は今の住宅に必要なのだろうかということです。以前、長野県に住んでいたときはほとんどの家に雨戸がありませんでした。台風があまり来ないからでしょうか。台風がよく来る静岡に帰ってきて周りを見てみると一戸建ての場合は結構雨戸が付いています。

 確かに木製の建具が使われていた時代では台風が来ると、窓がガタガタして隙間から雨風が入り込むようなことがあったと思います。それをやわらげる為に雨戸を付けていたとすれば、住宅でも高性能なアルミサッシが付いている今では必要ないと言えるのでしょうか。実際に一戸建てよりも背の高いアパートやマンションには付いていませんし、大きな窓のある学校や公共施設も雨戸なんてありません。台風で物が飛んできて窓が壊れるということはそうあることではないように感じます。

 ただ、長く家を空けるときに閉めておくというのも考えられますね。防犯のために毎晩閉める人もいるかもしれません。閉めておけばなんか安心という気持ちは分かります。そうすると、雨戸を付けるのは防犯の為ということに変わってきているのかもしれないです。家のデザインを考えるときは無い方がすっきりしていていいです。なにげなく付いている雨戸についてちょっと考えてみました。
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耐震補強いろいろ

 土曜日に建築士会の第3回減災特別委員会に出席しました。今回は新しい耐震補強工法の勉強会ということで補強部品と取り扱っている業者の説明を聞いてきました。

 内容は木造の制震工法、特殊なテープによる柱脚の補強法、開口部補強などについてでした。どの工法も長所、短所があるので採用する為にはそれぞれのケースに対してしっかり検討する必要があると感じましたが、どれも耐震補強を効率よく効果的に進めていこうとする姿勢がみられました。

 しかし、残念なことにそれらと見掛けが似ていて、まったくの偽物もあるようですし、他にも補強金具でも効果を疑うようなものを見かけることもあります。それらを見分ける知識を身につけることが大切になってきます。迷ったら信頼できる建築士に相談するのがいいと思います。

 実はこの勉強会の最中に地震がありました。阪神の地震の再現ビデオなどを見ていたので、「ついに来たかな、しかも、こんなときに・・。」と一瞬思いました。地震は本当にいつ来るか分からないのですね。
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「しずおか木造塾」企画中

 昨日第3回静岡県建築士会青年委員会に出席しました。今年度の事業として「しずおか木造塾」を企画しています。今年度は講師を招いての勉強会を2回と静岡県の東部・中部・西部でそれぞれで木造に関る内容で見学会を開きます。年度後半の実施に向けて企画を行っています。
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悪質リフォーム

 「悪質リフォーム」最近新聞等で話題になっています。私はこれまで50件以上のお宅の耐震診断を行ってきましたが、その中にも不可解な補強?工事が行われていたお宅が何軒かありました。 

 あるお宅には壁を補強していないのに柱の引き抜けを防ぐ金物がつけてありました。確かに柱の根元が抜けないようにすることは大切なことで、阪神大震災以後その方法が法律で定められ新築住宅ではそれを考慮した工事が行われています。これは、地震のことを考えて壁に合板を張るなどして壁を硬くした場合に、横から力が加わると壁が変形せずに縦方向に回転しようとします。それにより柱の根元に大きな引き抜き力が発生するためそれを防ぐように留めるのです。

 しかし、筋かいがきちんと入っていなくてその端部も釘打ちのみといった留め方をしている家の場合は大きな引き抜き力発生する前に壁自体が変形してしまいます。柱の引き抜けを防ぐ金物を取り付けること自体は耐震補強としては考えられることですが、それは壁をきちんと補強した後にやることによって効果が出るのです。

 また、床下や天井裏の部材の交差する部分にL字型の金物がたくさんつけてあるお宅もありました。確かにそういった細かい部分を補強することも必要ですが、壁の量が足りていないのに床下や天井裏を補強するのはどうかと思います。床下や天井裏が丈夫でも1階、2階が変形してしまっては意味が無いです。

 私は限られた予算であればこそ、きちんと計画して最も効果が得られる補強方法を選択していくべきだと思います。このように問題になることでこういった被害を受ける方々がなくなることを願います。しっかり工事をやってくれる建築士、業者はたくさんいます。
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