
17日の土曜日もしずおか木造塾の有志で東京方面に行きいろいろと見学してきました。まず、横浜でパッシブ技術を活用した街のお弁当屋さんの店舗併用住宅「街弁」と「街弁Ⅱ」を設計者のお話を聞きながら体感しました。断熱性能を上げることで空間をつなげ建物の中を一体の空間とすることを可能にし、縦方向の風の通りを確保することで通風を活用した省エネルギーで快適な住空間をつくっていました。北側の地窓から入ってくるひんやり心地よい風が印象的でした。

次に日暮里の浅倉彫塑館、閉館40分ほど前に到着して駆け足で内部を回りました。大空間のアトリエ、本棚が天井まである書斎、中庭に面した廊下、茶室、和の空間が続いた後2階へ上がって白く明るいテラス、そして再び立派な床の間のある座敷、外に出て屋上庭園、次々と質の異なる空間が展開します。そしてどの空間も質が高く時間があればもっとゆっくりしたかったです。

最後は神楽坂のアユミギャラリーで南雄三さんのスケッチ展を南さんのお話を聞きながら拝見。その後に南さんの指導の下豆本作り。普通に用意できる材料から南さんのアイデアと工夫で部品が用意されていて、それらを組み立てていくときれいな豆本が出来上がり。その後は軽く懇親会ということで、くつろぎながらいろいろなお話を。電車移動、徒歩とかなりの運動量でしたがその分いろいろなものを見ることができました。