耐震と断熱


今年度の補助金を受けて行った耐震補強工事何件かが終了し、来年度の工事に向けていくつかの準備が進んでいます。そんななか、最近の省エネ関係の講習会に行くたびに耳にする断熱性能と健康の話を意識するようになりました。断熱工事は省エネのためということではなくヒートショックなどといった健康面の危険を回避する一つの方法であるということです。また、住宅の改修の打ち合わせで出てくる話としては静岡の場合はやはり「耐震」なのですが、「寒さ」を改善したいという話もよくあります。

耐震補強工事では壁や天井を解体するので断熱材を補強する工事を行うチャンスなのです。しかし、室内環境を改善するためには断熱層でそのエリアの床壁天井の断熱層を連続させる必要があります。また、隙間風に対しても対策をする必要があります。そういったことで断熱改修は簡単なことではないのですが、全く考えないというのも残念なことだと思います。新築においてはそういった動きになっていくので、改修の場合もちゃんと検討できるようにしていければと考えています。先日の古民家改修では断熱に対する対応をしています。春からの工事でも耐震補強とともに断熱改修を行う準備を進めています。
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削ること


 先日、久しぶりに-ODeN-ミーティングが行われました。年度末の忙しい中4つの設計事務所が集まり、各自の活動報告とPloject03の検討をしました。これまでのPlojectは敷地にテーマを設定し、ゆるいルールを決めて各自の設計作業を行っていました。そこで、今回は大体の予算以外はフリーの状態で作業を進めてみました。広さだけを確保するのではなく、小さく造り、住まいの質を上げるというアプローチは各自共通でしたが、その手法はそれぞれで、他の案に「なるほど」と感じる部分も多くありました。小さく造るということはどこかを削るということで、それに勝る心地よさの説得力が必要です。我々はそれがイメージできてもそれを伝える方法が大切、次回も楽しみです。
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 昨日の日曜日は「めぐるりアート静岡」~美術館から画廊や映画館まで、静岡市内に散在する6会場をいくえにも「めぐるり」することで、ものの見方や感じ方がゆらぎだす~というコンセプトで8名の作家の作品を紹介する展覧会、そのうち県立美術館にある奥中章人さん、大橋史人さんの作品を見てきました。展示室をダイナミックに使った作品、ある要素の存在によって変わる空間。大橋さんとは-ODeN-の活動でご一緒しているので、発想のプロセスなどいろいろと楽しいお話しさせていただきました。いっしょに行った息子も触れられる作品に楽しんで、何か感じたのではないかと思います。
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SF的構造物


 昨日は建築士会の視察旅行に参加しました。まず東京都町田市にある旧白洲次郎邸(武相荘)、民家を改装した住宅で白洲次郎氏のセンスをもって洒落た生活をしていた様子を今も見ることができます。昼は耐火木造の大型商業施設「サウスウッド」で昼食、イメージしていたより見えている木造部分が少ない印象です、もうすこし木造らしさがあってもよい気がします。その後は少し趣向を変えてキリンビールの工場見学。最後に横浜大桟橋のたもとから船に乗り、工場地帯の夜景を見学てきました。ライトで照らし出された配管、どこからか吹き出す煙、高い塔のてっぺんで燃える炎、大きなSF的な構造物を見ているようで、非日常的な体験でした。風が強く寒い思いをしましたが、それ以上に楽しめました。帰りの車中は静岡マラソンを走った皆さんとマラソン話で盛り上がり、さらなる目標の話をしてきました。楽しく充実した一日となりました。
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静岡マラソン走りました


 昨日、静岡マラソン2014に参加しました。静岡市で行われる初めてのフルマラソンということで、住んでいる街を走ることができるのを楽しみにしていましたが、天候は残念ながら雨でした。それでも、沿道にはたくさんの方が応援に集まってくれて、声援を送ってくれてとてもいい雰囲気でした。

 葵区の市街地は順調に走ることができましたが、安倍川を渡り土手を走るあたりから風を強く感じる瞬間がありました。そして、久能街道を東に走るときには向かい風となり、雨も時折降りだして、なかなかつらい思いをしました。それでも、久能山下では給食でイチゴを配ってくれたり、雨風の強い海岸通りで給水の準備をしながら応援してくれる大会運営、ボランティアの方々に助けられながら走りました。これまで2回のフルマラソンでは30kmを過ぎたあたりで足がつってしまい、立ち止まってしまうことがあったのですが、今回はそういったことはなくむしろスピードアップすることができました。そのまま清水区の市街地に入り最後の力を振り絞りながらゴールまで走りました。

 結果は4時間00分36秒、あともう少し頑張れればサブ4達成でした。少し残念ですが、自分がイメージしていた通りの走りが出来たし、いろんな環境の場所を回るコースが走りやすくレース自体を楽しむことができたのでとても満足です。大会スタッフの皆さんに本当に感謝です。また目標ができたので次回に向けてトレーニングしたいと思います。そして、ぜひ晴れた日にこのコースをまた走ってみたいと思いました。
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