Blog ~建築的日常生活&RUN~
静岡にある建築設計事務所、業務とそれ以外の活動、趣味の話、ちょっと考えたことなどを記録しています。
判断材料
今日は市街地から少し山のほうへ行った集落の中にある住宅を調査してきました。先日住まい手さんのお考えになっていることはお聞きしてあるので、今日は改めてそれらを検証するための情報を集めます。耐震補強工事と外部の傷んだ部分や水回りを改修し住み続けるのか、建て替えるのか。いろいろな条件や状況を整理して道筋を考える必要があります。今日の現地では間取りや周囲の状況、建物の劣化状況などを調べてきました。そして、市街地と違う趣のある家々の風景、静かで穏やかな環境、それもいろいろなことの判断材料の一つとして。これから少し検討してみます。
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ミーティングふたつ
一昨日は「ArchiNestShizuoka」ミーティングを「アーキネスト横田」で行いました。9月の建築展「箱の中の建築」に向けて、箱の作り方や展示パネルのデザインなどについて話し合いました。「箱」の材料となる段ボール使いどのように組み立てるのが美しいのか、今回のテーマに合っているかなどを実際に加工してみながら打ち合わせ、なんか少し楽しかったりもします。なかなかメンバーがそろう機会がないので貴重な時間であり、予定を過ぎてまで話し合いをしました。9月の開催まで時間が少なくなってきたなかで、まだやることがいろいろあります。宿題も出ましたので次回までしっかり準備していきたいと思います。
昨日は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」専門家会員が「市長とお茶カフェトーク」を行ってきました。これは様々な活動をしている団体と市長が、活動から感じる市政の課題について意見交換をするという静岡市広報課の企画で、静岡市のお茶とお菓子を楽しみながら、気軽な雰囲気で話をしましょうというものです。
「しずおか森と学ぶ家づくりの会」がイベントなどで使っている賤機都市山村交流センター安倍ごころで2時間ほど「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の活動や山の現状、木材の現状などについて話をしました。会話がしやすい雰囲気で、林業、製材、建築士の専門家会員それぞれの立場からの話をし、それに対する市長の考え方を聞くことができたので充実した時間でした。紅茶とお菓子もおいしかったです。その様子が今朝の静岡新聞に写真つきで掲載されました。これをきっかけに「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の活動を知っていただき、それがまた良い動きにつながればと思います。
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ある酒蔵
先日、使われなくなって久しいある酒蔵を見学させていただく機会がありました。その構造、その空間、そこにある物、その歴史、無くしたくない建築だと感じました。
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森とまスクール01
森とまスクール第1回「木を使った家具づくりを学ぼう~木製家具のデザインと製作~」ということで静岡市駿河区の「すまうと家具製作所」を見学させていただきました。今回案内してくださったのはデザイナーで家具職人の野木村さんです。野木村さんは「森とま」が活動し始めたころ伐採イベントなどに参加してくださって、いろいろとお世話になっていました。
まず「すまうと」の活動と現在に至るまでのお話を聞きました。どのような思いでこの仕事をなさっているのか、どのような姿勢で家具づくりと向き合っているのか、何を希望して活動しいているのか、普段あらたまってお聞きすることがないことを話してくださいました。ものづくりに対する思いが伝わります。
次にショールームで「家具の見方」の話を。家具屋さんなどで家具を見るときにどこを見るとどんな事が分かるのかというお話。作っているから気になる部分、作っているからこそ感じていることなど、木を扱う仕事をしている者にとっては参考になる内容でした。また、「椅子のポイント」ということでどんな違いが座り心地のどんな部分に関係してくるかなどを説明していただき、参加者は実際にその場にある椅子に座ってみて「なるほど。」「あー、はいはい。」などといいながら納得させていただきました。
作業のタイミングがいいところで作業場のほうへ、いろいろな機械が並んでいる中で作業の手順やそれぞれの機会の役目などをお聞きしました。家具作りの中ではいろいろな機会を使っているけれど、それは職人の腕がなければ使いこなせないこと、使いこなすことでよい家具ができること、道具へのこだわりが感じられました。
最後に新しい家具をつくるまでどのようなプロセスなのかというお話。発想があって、それをカタチにする方法を検討し、探す。しかし、それは意外と日常のなかにあったり、先人たちの技術の中にあったりもする。それらを見つけて落とし込むことができれば、モノとして作る段階に進める。考えすぎても進まなければ、しばらくほっておく、モノづくりにはそんなスタンスも必要なのかもしれないと感じました。
今回、お世話になった野木村さん、すまうとの皆様、ありがとうございました。参加者それぞれ発見があったと思います。今回の見学会を通して、またどこかで何かがつながったりすれば、すごくいいなと思います。
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キュウリ
「緑のカーテン」とはつる植物などを建物の開口部や外壁面にはわせて日射を遮ることで、室内や壁面の温度上昇を抑え、冷房エネルギーを削減し、省エネにつなげる手法です。最近ではホームセンターの園芸コーナーでもその言葉を目にしますね。
ということで、自分もちょっとやってみようと思い、軽い気持ちで種を買ってきて、キュウリとゴーヤーを家の南側の壁の前と窓の前に植えてみました。思いつきで始めたのでちゃんと土を作ったわけでもなく、ちゃんと手順を踏んで育ててきたわけでもなかったのですが、ちゃんとキュウリができました。ただ緑のカーテンと呼べるかというとそちらは微妙で、栄養が足りない感じ、高さも低いし隙間も多い気がします。ゴーヤーは実がなる気配すらないのですが、これからどうなるかといった感じです。
小っちゃいキュウリですがちゃんとキュウリになっていて美味しかったです。まだこれから何本かは収穫できそうです。子供たちにも一応面目がたちました。来年はもうちょっとしっかりやってみようかと思っています。
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[森とまスクール] はじまります
しずおか森と学ぶ家づくりの会(通称:森とま)が山のこと、木のこと、暮らしのことを目で見て、触って、体験して学ぶことができるスクールを開設します。山から暮らしへつながる木のつながりが勉強ができる内容になっています。どの授業にも自由に参加することができます。ご家族皆さんで楽しんでください。
しずおか森と学ぶ家づくりの会では伐採見学会や植林体験会、製材所見学、家具工場見学、木材乾燥工場見学などを行ってきました。活動を始めて5年となる今年は各活動の時期やつながりを整理することで、より分かりやすく、より多くの方に、より自由に参加していただけるようなカタチをつくりました、それが「森とまスクール」です。
「森とまスクール案内」はこちらです。
お申し込みは「森とまスクール案内」に必要事項を記入の上FAXしていただくか、またはTELで必要事項をお伝えください。また、ご質問等がありましたらお気軽にお問合せください。
<森とまスクール申し込み窓口>
しずおか森と学ぶ家づくりの会
森とまスクール受付担当
清水建築設計室 清水
TEL:054-245-3448
FAX:054-246-4811
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木の天井
雨が多いこの頃ですが「むかえる土間の家」の工事は順調に進んで、大工さんの仕事がもうすぐ終わります。ほとんど空間のカタチは出来上がって、これから仕上や設備の取り付けの工程に移っていきます。今回は柱や梁といった構造材として木をあらわす部分は無く、床と一部の壁、天井に無垢の木を使っています。床はカバザクラ、壁と天井には「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が供給する杉を使っています。壁、天井はこれから塗装していくのですが今の段階でも木目が空間に存在するだけであたたかみのある雰囲気になるのを感じられます。各種性能が要求されるフローリングと違い天井は木の優しいイメージをそのまま使うことができるのでより印象的なのかもしれないです。木の天井、いいです。
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