省エネの流れ2


 グランシップで行われた「静岡県住宅省エネルギー技術施工技術者講習会」に行ってきました。先日は設計者向けの講習でしたが今回は施工者向けの講習会です。建築士は図面を描いて計算をするだけではなく、現場で設計図書のとおりに施工されているかを確認する仕事も大切です。これからの省エネの流れの中で必要になる断熱施工の方法についてもちゃんと確認、指示できるようにと思い講習を受けました。前回は省エネルギー基準を満たしていることを確認するための計算方法が中心でしたが、今回はその計算を実際に成り立たせるための施工の方法の解説が中心でした。いろいろな方法の中でコストや手間を考えながら全体をどのようにまとめるか考えるのに参考になり、いろいろと頭の中を整理することができました。
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坂本の家


 昨日はこれまでブログでもたびたびご紹介してきた築150年の民家の耐震補強改修工事の完成見学会でした。この家は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の専門家会員の林業家のご自宅です。暮らしながらの改修で生活が続いている状況なので今回は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の会員さんと仲の良い建築士の皆さん限定の見学会としました。幸い天候に恵まれ、改修部分の外壁の漆喰がまぶしいほどに白く輝いていました。

 改修する建物が150年前の建築であること、耐震補強による安全性の確保、断熱補強による生活環境改善、林業家自身の山で育った素晴らしい木材を活かして使う。数々の要素が存在しながら工事が進み、少し時間がかかってしまいましたが、その分良い仕上がりになったと感じます。内装では建物の歴史と木の素材感を大切にしたつくりとなっていて手間のかかる部分もたくさんありました。寒い中丁寧に施工してくださった職人さんに感謝します。そして、これからまた長く長く住み続けていただきたいと思います。

写真はこちらをご覧ください。
しずおか森と学ぶ家づくりの会Facebookページ
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東京駅


 昨日は静岡県建築士会まちづくり委員会主催の~「発見、保存、再生」未来に伝えるために~東京駅見学会に参加してきました。行きのバスは大雪の影響で時間がかかってしまいましたが、なんとか東京駅にたどり着くことができました。そして、東京駅復原工事の設計から工事監理までかかわってこられたJR東日本の大内田氏の講演を聞きました。今回のプロジェクトの復原に対する考え方、それを実現するための作業、地上だけでなく地下でおこなわっれていた大工事など、とても興味深い内容をお話ししてくださいました。その後は実物を見学し、外観を眺めて、この事業をやり遂げたことのすごさを思い。こうして復原された姿を見ることができ、それがこれからも残っていくことになったことに対する素晴らしさ感じました。
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要の壁


 古民家耐震補強改修工事の現場、畳の間に置かれていた荷物や道具が片付いてすっきりしました。今日は片付いた部分の写真撮影と工事が終了している部分の確認をしてきました。写真に写っている廊下の壁は今回の計画の要、新たに挿入した耐力壁であり断熱境界、田の字プランに廊下と個室をつくりだしました。仕上げはスギの源平、ヒノキ、ヤマザクラの25mm厚板を色合いランダムに積み上げています。製材所と大工さんのおかげでとても美しく仕上がっています。来週には工事完了、あともう少しです。
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省エネの流れ


 グランシップで行われた「静岡県住宅省エネルギー技術設計者講習会」に行ってきました。2020年から新築住宅に一定の省エネ性能に適合していることを義務化する動きになっているのですが、今回はそれに向けての講習会です。これまでも木造塾や省エネ建築診断士講習で勉強した内容ですが、実際に計算をやってみて少し疑問に思ったことなどがあったので、それらを確認する意味で役に立ちました。まだ2020年までは時間がありますが、分かっていることであればできるだけ早く対応し、これからの設計に取り入れていきたいと思います。ただ、数値や省エネだけ満たせば良い建築かといえばそうではないので、世の中が求める性能を確保したうえでの良い建築をまた考えていきたいです。
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