森と学ぶ家づくり


 地元の木、天然乾燥、木造らしい建築、永く暮らせる住まい。これまで住宅の設計にたづさわり、いろいろな場所を見て廻り、なんとなく考えていたことが、人と出会ったり、思い切って行動してみたりすることで少しずつ動き出しています。

 今日は静岡市内で天然乾燥材を取り扱っている杉山さんの製材所におじゃましてきました。製材所の仕事というのもなんとなく分かっているけど、その日常の実務の様子や作業の段取りというのはなかなかゆっくり話を聞いたことはなかったので、今日はその辺をいろいろと教えていただきました。現場で実際に材を見ながらお聞きした話はいろいろと参考になりました。また一歩前に進んだ気がします。

 短い期間に遠くから来たそれなりの材料で家を建てるのもひとつの方法です。しかし、森のことや山のこと、木材のこと、つくり方のこと、住み方のこと、そういったことを知って家づくりをしたら、いろいろなことが見えてくるし、永く大切に住みたくなる家をつくることができるだろうし、そうしてつくった家での暮らしは本当に豊かなものになると思います。そんな家づくりの仕事にたづさわりたい人が、そういう家づくりをしたい人たちと出会うかたちができないかをいろいろと考えています。
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学生建築デザイン合同展終わりました


 平成19年度学生建築デザイン合同展が無事終了しました。私は開催前日の準備と初日、最終日の片付けに参加しました。柔軟な発想の建築計画、プレゼンテーション方法、建築にこだわらない生活の中のデザイン。毎年のことですがいろいろ刺激を受けることができます。

 今回は展示の量は減りましたが、その分それぞれをじっくり見ることができるボリュームだったように感じます。ご協力してくださった学校関係者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
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平成19年度学生建築デザイン合同展


 これまでも建築士会青年委員会が行ってきた学生建築デザイン合同展は9月16・17・18日と静岡市のツインメッセで行われる「住まい博」の中で行います。これまでよりも展示量は減りますが多くの方に見ていただくことができると考えています。

 今年も静岡市内の建築・デザインの勉強をしている4つの学校の学生達の作品を展示します。青年建築士の作品についてはこれまで同じ場所で展示していましたが、今回は会場内の別の場所にある建築家作品展示コーナーに展示します。私もパネルを出展します。また、イベントとして木製ブロックで建築物を作る企画も行います。

 いろんな情報が盛りだくさんの「住まい博」ですが建築士との家づくりについて少しでも情報を提供できればと思っています。
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教える立場


 昨日から、というより、今週に入ってから落ち着かない状況が続いていました。というのも、今日から市内の専門学校の建築科で半期15コマの授業を担当することになっていたからです。普段お客さんと打ち合わせで3時間でも話すことはありますが、大勢を前に一方的に90分話をするというのは普段無いことなので見当もつかず不安な思いを抱いていました。

 今日はあいにくの天気ですが私の担当する2時間目の授業は通常どおりおこなわれました。出席簿を付けるのに手間取ったり、同じことを繰り返して話したり、話の結論のまとめ方がいまいちだったり。人に教えるということは難しいです。ホッとしたと共に来週の授業の内容に付いてのイメージづくりが始まります。学生も私も大切な時間を使うわけですから、できるだけ有意義な時間をつくっていきたいのですが、今はとりあえず慣れていくと共に自分のスタイルを見つけていきたいと思っています。
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