やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

君は,『ことびき』

2015-09-18 07:43:32 | 今日のやれこら
瀬戸内の島に来ています。
雨こそ降りませんが,今日はあいにくのお天気です。
空は厚い雲に覆われ,海も暗くよどんで見えます。

“おっ,どんどん岸に近づいてくる”

真正面から,一隻の船が海岸に迫ってきているのに気がつきます。
船は,かなりのスピードを出しているようです。
船首には,白い波が立っています。
波が,海をかき分けているようにも見えます。
「細い船体に高い船橋」,正面から見える船は,漁船でも貨物船でもなさそうです。

“あれ,波が”
船は,海岸線から500m?辺りでスピードを落としたようです。
海をかき分けていた白い波は消え,船の角度も変わります。
白い船体に青い線が斜めに3本入っています。
近づいてきた船は,「巡視船」だったんです。

「ドンドン,ドンドン,ドンドンドン」
巡視船の近づいた海岸は,防波堤で囲まれ湾になっています。
その湾内から,腹に響く低音が聞こえてきます。
2隻のタグボートのエンジン音です。
湾を出た2隻は,「巡視船」に向かいます。



タグボートに曳航され,巡視船が向かっている先には造船所があります。
巡視船は「点検・修理」の,ドック入りだったようです。


“「細く白い体に,細い筋」,君は似ているなぁ”
君とは,このところ頻繁に庭に姿を見せるようになったセグロセキレイです。

今日も,庭に舞い降り芝生を突っついています。
その姿が,島で見た「巡視船」の姿と重なります。

「今日から,君の名前は『セグロセキレイ』改め,『ことびき』だ」

セグロセキレイを『ことびき』と命名したのには,訳が有ります。
きょうドック入りした「巡視船」の船首には「PC52」と書いて有りました。
巡視船「PC52」は,
35m型 消防機能強化型巡視艇 『ことびき』だったんです。