やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

[土食て虫食て口渋い]

2015-09-03 06:45:53 | 今日のやれこら
“真っ青な空に飛行機雲が”


単純作業に口ウルサイ監督は,作業員に迷惑の様です。
今日は久しぶりの青空,黙って空を見ていることにしました。

電線に止まったツバメが3羽,鳴き交わしています。
「ピッチ,ピッチ,ピチュ,ピチュ」「ピッチ,ピッチ,ピチュ,ピチュ」 
・・・子供も大きくなって長距離飛行は大丈夫そうだし,そろそろ・・・
どこか南の島に,帰る相談をしているのかもしれません。

「明日は雨のようだし,今日の内に植えておこう」
『そうねぇ』

という事で,「ラッキョウ」を植えることにしたんです。

「ラッキョウ」を植える作業は,私と連れ合いの役割が決まっています。
監督と作業員,作業内容によって役目は変わります。

石灰を撒き,肥料を撒き,「ヨイショコラ,ナニクソ」と,三鍬を振り下ろし。
事前準備の「畑耕し」は,私が作業員ですが,これは事前に済ませています。
今日の作業「植える」では,私が「監督」です。
「ラッキョウ」植えは,腰をかがめしゃがんで移動しながらの作業です。
その姿勢が,私の「腰」には応えて辛いのです。

「もう少し深く,ダメダメそれでは,深すぎる」

ついつい監督の言葉には,力が入ります。
作業員が植えている「ラッキョウ」が,先祖伝来の「ラッキョウ」だからです。
・・・収穫した中から,次の年に植える種「ラッキョウ」を選び・・・
少なくとも50年以上は,そうして引き継いできた「ラッキョウ」の子孫なんです。


『終わりましたよ』

ツバメの鳴き声を聞きながら,「聞きなし」を・・・
もう少しで,よどみなく,言えそうだったのに・・・

「土食て虫食て口渋い」,「土食て虫食て口渋い」