故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.623 「“中国”を話そう」のお話。

2015年09月15日 | 日記

先日、私は新潟ハルビン友好市民の会が主催した「“中国”を話そう!」というイベントに参加した。美味しい中国のお茶を飲みながら、中国人講師から中国各地の「文化・歴史」「食べ物」「自然遺産・名勝」などをお聞きする会である。今回の講師は湖北省宜昌市のご出身で、現在、新潟大学大学院修士課程・現代社会文化研究科に所属している余子慶さん。

 

席上、華中師範大学日本語学科を卒業された余さんは、流暢な日本語でパワーポイントを使いながら「湖北省」の概要から説明された。人口約6.000万人、面積185.900㎢と人口と面積は日本の約半分。有名な観光地として(1)黄鶴楼(孟浩然の詩で有名)(2)武当山(道教の総本山)(3)三峡ダム(世界一のダム)(4)隆中(諸葛孔明の旧居)などを1か所ずつ写真で紹介された。 

 

続いて、余さんが小学生から演奏していたという「オカリナ」に似た「塤(シュン)」という陶器でできた楽器で「友人と別れる時の歌」を演奏していただいた。更に日本の民謡である「竹田の子守唄」を演奏された。会場には物哀しい雰囲気が漂い、演奏後、参加者から大きな拍手が送られた。

 

次に瓢箪の下に竹筒を3本付けた楽器「葫芦絲(フルス)」の演奏をお聴きした。曲名は美空ひばりの「りんご追分」であったが、こちらも哀愁を帯びた演奏で参加者を魅了した。「将来、日本の会社で働きたい。」という余さんの夢が実現するとともに、今後、益々のご活躍をお祈りしたい。

 

流暢な日本語でパワーポイントを使いながら「湖北省」の概要から説明された。 

講師は湖北省宜昌市出身の余子慶さん。自宅からこのような景色が見えるという。

余さんから「塤(シュン)」という陶器でできた楽器を演奏していただいた。

瓢箪の下に竹筒を3本付けた楽器「葫芦絲(フルス)」を演奏してもらった。