故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.618 「最後の夕食」のお話。

2015年09月10日 | 日記

今回の旅も終わりに近づき「最後の夕食」の時間が来た。私が黒龍江大学に勤務していた時、公私にわたり大変お世話になった張国民先生が私達4人を夕食に招待してくださった。会場は黒龍江大学からタクシーで7~8分で到着する「ロバ肉」の専門店。いつものことであるが、ご多忙の中、書道家である娄権力先生からも同席していただいた。

 

お酒が入る前に娄先生は私達4人のためにご自分が揮毫された書の内容について、一枚ずつ中国語で解説してくださった。私はこれまで「ロバ肉」は何回となく食べたが、今回初めて食べるという仲間もいた。「最後の夕食」は張先生の乾杯の音頭で「白酒」から飲み始めた。

 

この「白酒」はアルコール度が40度と高く、連日アルコール漬けになっている私達の胃腸にはかなりハードなお酒であった。「白酒」に続いて「雪花ビール」が出てきた。「干豆腐」「ピーマン」「卵とキューリ」「ニンニクとジャガイモ」などのハルビンの地元料理がロバ肉とともにテーブルに運ばれてきた。

 

古い友人との楽しい懇談は3時間ほど続いた。私が「明日の朝、5時45分にはハルビン空港へ向け、宿舎を出発しなければならない。」と張先生に話しても「不着急!!」訳⇒(急がないで・ゆっくりして)との返事が返ってくるばかりであった。今回もまたお2人の先生から熱烈な「送別会」を開催していただいた。

 

 娄先生が私達4人のために揮毫された書。

美味しかったロバの肉。