故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.614 「关東古巷」のお話。

2015年09月06日 | 日記

私は午前8時30分に黒龍江大学内にあるホテルを出発した。韓春紅先生の案内で大学前からバスを乗り継ぎ、30階建ての高層ビルが林立している“群力開発区”にある最近、若者に人気の高い「关東古巷(グヮンドングーシャン)」という観光スポットに行くことにした。日本でいえば大型ショッピングモールのような場所である。

 

冷房の付いていない普通の市内バスは終点まで行っても1元(日本円で約20円)、冷房車は2元(日本円で約40円)であった。因みに新潟市内を走るバスは≪210円≫である。乗り換えたバスは乗客で混み合っていた。私の前に座っていた若い男性が突然立ち上がり、私に席を譲ってくれた。日本では経験したことがない貴重な体験であった。

 

「关東古巷」は食品・衣料品・日用品のほか、食堂・映画館・博物館などが集まっていた。入口近くにステージがあり、そこには可愛らしい衣装を着た小学生が歌や踊りなどを披露していた。ステージの前にはカメラを持った父母のほか、多くの買い物客が拍手を送っていた。また、飴細工・紙切り芸など中国伝統技能の実演も行われ、中国各地の特産品も販売されていた。

 

今回、私達が旅行してきた「内モンゴル自治区」特産の“ブルーベリー(藍苺)”やロシアの木製人形“マトリョーシカ”もここで販売されていた。

 

「关東古巷」では可愛らしい衣装を着た小学生が歌や踊りなどを披露していた。

 

市内バスは終点まで行っても1元(日本円で約20円)、冷房車は2元であった。

バスの停留所。

私の前に座っていた若い男性が突然立ち上がり、私に席を譲ってくれた。

30階建ての高層ビルが林立している“群力開発区”。

「关東古巷」という観光スポットの入口。

飴細工・紙切り芸など中国伝統技能の実演も行われていた。

ここにも餃子の専門店「東方餃子王」があった。

「飴作り」の実演をしているところ。

私のガイド役をしてくれた韓先生。