故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.554 「ホタル」のお話。

2015年07月08日 | 日記

昨日のブログに掲載した野球会場は、山と緑に囲まれた新潟県新発田市にある「大天城公園野球場」である。球場脇のトイレに入ると、窓にはベニヤ板が打ち付けられ、その上の「貼り紙」が私の目に止まった。そこには「園内での蛍(ほたる)鑑賞のため、窓からの照明の光を遮断しています。」と書かれていた。

 

近くに流れる小川の水は澄んでおり、川底が見えた。小さな青カエルも飛び跳ねていた。野球場の係員の方にお聞きすると、「この周辺には毒蛇の“マムシ”が出るから注意してください。」と言われた。「ホタルが飛び交う美しい川~育もう、地域のたからもの~」とか「大天城のホタルは保護しています。捕まえてはいけません」といった大きな看板も設置されていた。

 

地元の方のお話によると、この時期、ホタルを観察することはできるが、その数は少ない。もう少し日が経つと、ここにはホタルを鑑賞するために多くの人々が訪れるという。この日は小川の近くにあるステージで「第16回ほたるの夕べコンサート」が開催されていた。エレキギターを持った中高年のグループが懐かしいベンチャーズの曲を繰り返し演奏していた。

 

周囲が暗くなった夕方以降、ホタルの淡い光を鑑賞しながら、音楽を聴くという風情のあるイベントに私も参加したくなった。

 

野球場脇のトイレに入ると、窓にはベニヤ板が打ち付けられていた。