故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.528 「モンゴル相撲」のお話。

2015年06月12日 | 日記

先日、新潟市中央区清五郎にある新潟県スポーツ公園で「新潟内モンゴル自治区親善交流協会」が主催する“新潟県第2回モンゴル相撲親善大会”が開催された。このイベントはスポーツや文化の交流を通じて友好親善を深めることを目的として企画された。会場入口周辺から「モンゴル相撲」と書かれた旗が風になびいていた。

 

会場には仮設のスタンドが設置され“モンゴル相撲”を楽しもうと、多くの観客が駆けつけていた。最初に新潟産業大学のウリジバヤル先生から“モンゴル相撲”のルールの説明があった。それによると足の裏以外の部分が先に地面に着いたら負け。手で足をとることは禁止。足で相手の足に技を掛けることが基本。

 

日本の相撲のような「土俵」がないため、決まり手で“押し出し”や“寄り切り”はないという。“モンゴル相撲”は柔道のように組手争いから開始される。日本の各地から集まった経験者の「Aグループ」と、初級者の「Bグループ」にそれぞれ36名の選手が出場し、トーナメント戦で競技が開始された。

 

さすがに「Aグループ」は体格のいい筋肉隆々の選手が多かった。準決勝では20分を超える白熱した取り組みもみられた。私は目の前で迫力のある “モンゴル相撲”を堪能させてもらった。表彰式の後「私はモンゴル人」という歌を参加者全員が合唱してお開きとなった。

 

選手入場の時に観客に見せる踊り。

準決勝に進出する4人の選手。

「Aグループ」「Bグループ」でベストエイトに入賞した選手たち。

優勝者に賞品が贈呈された。

表彰式の後「私はモンゴル人」という歌を参加者全員が合唱してお開きとなった。