故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.441 「雪割草と福寿草」のお話。

2015年03月17日 | 日記

毎週1回、私は新潟県庁を訪れている。その度に目にするのが18階建ての県庁舎の脇にある「県庁の森」である。3月に入ると鬱蒼とした木々が落とした枯れ葉の中に美しい花を見ることができる。その花が「雪割草」と「福寿草」である。特に「雪割草」は2008年3月1日に“新潟県の草花”に指定された貴重な花となっている。

 

ここに咲く「雪割草」は遠くから探しても、なかなか見つけることが難しい。それは大きな草花ではなく、茶色い枯れ葉の中にひっそりと隠れたように咲いているからである。しかし花は小さいが、姿かたちは可憐で美しい。純白、薄いピンク、濃いピンク、ハッキリとした紫色など花の色は様々で個性がある。

 

近くに設置されていた看板で、この「雪割草」は“新潟県雪割草協会”が寄贈したものであることが分かった。そしてこの花の脇に黄色の花を付けた「福寿草」も小さな集団を作って咲いていた。近くに寄って観察すると「福寿草」のすぐ脇に「雪割草」の花も見ることができた。

 

私が近づいても逃げない、人慣れした数羽の“鳩”が餌を食べていた静かな「県庁の森」にも春の足音が聞こえていた。

 

「福寿草」の隣に「雪割草」の花を見ることができた。

ここに咲いている「雪割草」は遠くから探しても、なかなか見つけることが難しい。

ここにも「福寿草」の隣に「雪割草」の花が咲いていた。

人慣れした数羽の“鳩”が餌を食べていた「県庁の森」にも、春の足音が聞こえていた。 

我が家に咲いている「雪割草」。