故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.154 「アメシロ防除」のお話。

2014年06月03日 | 日記

私の故郷・新潟では「桜」や「チューリップ」の花などが咲き終わると初夏を迎える。先日、新潟市江南区亀田工業団地にある「かわね公園グランド」で定例の還暦野球の練習を開始した。グランドの片隅には名前も知らないピンクや黄色の小さな可憐な花が咲いていた。その時、私は「桜」の木の下で、薬剤を散布している車を発見した。

 

係員からこれから「アメシロ防除」作業を行うので了解して欲しいとの説明があった。「アメシロ防除」の「アメシロ」とは害虫「アメリカシロヒトリ」のことで、辞書によると「ヒトリガ科に属する白い小型の蛾で、100種類以上の樹木の葉を食害し、特に「桜」や「プラタナス」などの落葉樹を好む。

 

また、繁殖力が非常に強く、1匹で700個から1,000個ほど産卵して、約1週間でふ化する。幼虫はそのまま放置すると周囲の樹木まで丸坊主にしてしまう。」と説明されていた。厄介な幼虫で、すぐに駆除しないと被害が広がる。薬剤散布の効果が現れた「桜」は、来年の春に美しい淡いピンク色の花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれる。

 

世の中「桜」に限らず、美しいものには虫がつきやすい。

 

「アメシロ防除」作業を行う係員。

グランドにはタンポポの黄色い花や名前も知らない可憐な花が咲いている。