クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

初めてのオーディション その5

2017-03-23 | 上の娘ごと

マーラーの時点で、すでに時間オーバーだったようです。

娘がマーラーを弾き終わると、マエストロの隣に座っていたもう一人の審査員が、

「マエストロ、もう時間を過ぎています。」

と声を掛けていたそうです。

それを聞いた娘、ここで終わりかなーと若干ホッとしたそうなのですが、

「次、リヒャルト!」

と、マエストロ。

結局、リヒャルト・シュトラウスも弾きました。

だいぶ時間オーバーしたのではないでしょうか。

マエストロの指示通りに、全て弾き終わりました。

最後に、マエストロは、こういった場での欧米人の決まり文句を一言。

「ありがとう。今日はあなたの演奏を聴くことができてとても嬉しかった。」

これで、娘の初めてのオーディションは終わりました。

オーケストラスタディの勉強不足、準備不足が露呈してしまいました。

まだまだこれからたっぷり時間をかけて、精進して行かないといけないことです。

娘は、今回のオーディションは非常に勉強になったと言っていました。

審査であるにもかかわらず、レッスンをしていただいたようだったと。

大切な経験の1つとして挑戦した初めてのオーディション、得たものは大きく、

終わって清々しい気持ちになった娘なのでした。



先日の連休中、所属しているオーケストラの合宿に参加した夫。

そのお土産です。

  


「澤田屋」のくろ玉。

青えんどうの餡を黒糖羊羹でコーティングした上品なお菓子。

とても美味しいです。



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初めてのオーディション その4

2017-03-21 | 上の娘ごと

「もう一度最初から弾いて。」

まさか弾き直しをさせてもらえるとは思ってもいなかったので、娘はびっくり。

2度目は、自分で思う以上に音を小さめに弾いたところ、

マエストロは、「そう、そう。」というように頷かれました。

そのまましばらく弾きました。

「じゃあ、次、○○小節から。」

弾き始めると、また何か注意を受けて、弾き直しをさせられたそうですが、

2度目はOKだったようで、またしばらく弾かせてもらえました。

第2楽章に移って、指示された箇所を弾き、ここでは弾き直しはありませんでした。

それでベートーヴェンは終わり。

「次、マーラー。 ○○小節から弾いて。」

そこは、とても難しい箇所で、Y先生にも「たいていここは弾かされるよ。」

と言われていたところ。

何度も練習したのですが、まだ完全には習得していませんでした。

失敗という程ではなかったものの、微妙なリズムになってしまった部分があって、

「あ~、やってしまった」と思ったそうです。

すると、マエストロがまた、

「今のところ、もう一度弾いてごらん。」

とチャンスを与えてくださいました。

今度こそ失敗できない!と気合を入れて弾いたところ、何とか成功、次に進みました。




Baciのミニサイズチョコ。

  


砕いたヘーゼルナッツ入りのチョコの上に、ホールのヘーゼルナッツを乗せて、

さらにチョココーティング。



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初めてのオーディション その3

2017-03-20 | 上の娘ごと

審査の時間は、8分から10分と言われましたが、

どのような時間配分をされるのか、娘には見当がつきませんでした。

ソロ曲が2曲(娘の場合は2つの楽章ですが)とオケ曲が3曲。

単純に考えて、1曲2分弱弾くのかな、と。

イザイの無伴奏ソナタ 第4番 第1楽章を弾き始めた娘ですが、

途中どの辺で切られるのだろうと、ちょっと気になってしまい、

危うく暗譜が飛びそうになったそうです。

すぐに気を引き締めて事なきを得たのですが、結局、第1楽章のほとんど最後まで、

止められることなく弾きました。

約6分です。

ここで、マエストロから、一言講評を頂きました。

第1楽章だけでも緩急の差はあるので、それで十分とみなされたらしく、

次は、オーケストラスタディへ。

まず、ベートーヴェン。

最初から弾くように言われました。

娘としては、もちろん楽譜の記号に忠実に弾いたつもりなのですが、

弾き始めてすぐに、マエストロに止められました。

「大きすぎだよ。 もっと抑えて。」



「ロイスダール」のクッキー。

  


英王立キュー植物園とのコラボ商品。

バターを減らして、オリーブオイルを加えたクッキー。




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初めてのオーディション その2

2017-03-19 | 上の娘ごと

日本語を話すアジア人スタッフが、娘にいろいろアドバイスして下さいました。

このオーディションを初めて受ける人に対して、特に英語が得意でない人に対しては、

同様のアドバイスをすることになっているのでしょう。

まず、「Good morning!」と、笑顔で挨拶すること。

次に、笑顔で名前をはっきり言うこと。

ヴァイオリン歴を聞かれることもあるから、すぐに答えられるようしておくこと。

明るく、礼儀正しい態度をとることが大切。

審査時間は、8分から10分。

だいたいこんな感じのアドバイスだったそうです。

会話が英語だということには、少なからず驚いた娘ですが、

審査会場に入ってからも、前日に行われた実技試験ほどにはガチガチに緊張しなかったとか。

マエストロは優しくフレンドリーで、笑顔で声を掛けてくださり、

場の雰囲気をとても良いものにしていたことも大きかったようです。

実技試験やコンクールの審査に、笑顔など皆無ですから。

まず、ソロ曲は何を弾くのかと聞かれました。

娘が、「イザイ」と答えると、「おー、イザイ!」と、ちょっと驚いた様子。

「何番?」

「4番の第1楽章と第2楽章です。」

「いいね。」

弾いてみて、と言われなかったので、ぼーっとしばらくただ立っていたという娘。

マエストロの方も、ん?どうしたの?というお顔。

再度促されて、ようやく弾き始めた娘なのでした。




桜まんじゅう。




可愛らしいピンク色の生地の中は、刻んだ桜の葉の塩漬けが混ぜられた白餡です。



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初めてのオーディション

2017-03-18 | 上の娘ごと

先日初めて、オーケストラのオーディションを受けた上の娘。

今回は合格を目指すというよりも、オーケストラのオーディションを経験すること、

そのこと自体が一番の目的でした。

予備知識もほとんどなく、想像もつかないオーディションの雰囲気や様子。

それをまず知りたいし、経験させたいと思いました。

コンクールではないので、私は付き添いませんでした。

全て娘から聞いた話です。

オーディション会場は、都内某コンサートホールのリハーサル室。

指定された時間に行って、受付を済ますと、控室に通されました。

時間差があると思われますが、娘が控室にいた時間だけで14名の受験者(弦楽器)

を確認したそうです。

控室では、自由に練習ができます。

それはコンクールと同じ。

課題曲は、ソロの自由曲とオーケストラスタディ3曲。

自由曲は、緩急の対照的な2曲(同じ曲の1楽章・2楽章でもよい)ということで、

Y先生にもK先生にも確認した上で、イザイの無伴奏ソナタ 第4番 第1楽章と第2楽章

を持って行きました。

オーケストラスタディは、ベートーヴェンの交響曲第7番、マーラーの交響曲第1番、

リヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」より。

娘は、オーケストラスタディの方がより不慣れで、練習不足でもあるため、

そちらを練習しようとしたのですが、周りはほとんどの人が自由曲を弾いていたそうです。

しかも、自由曲にもかかわらず、ほぼほぼ、モーツァルトのコンチェルトだったらしく、

それにも驚かされてしまったそうです。

審査開始の時間になると、順番に名前が呼ばれていきました。

娘の名も呼ばれ、控室を出て、案内された場所に並べられた椅子に座りました。

流ちょうな日本語を話すアジア人のスタッフに、このオーディションは初めてかと聞かれました。

初めてだと答えると、審査はすべて英語だと告げられました。

オーケストラの母体が日本ではないので当然のことなのでしょうが、

日本でのオーディションは日本の事務局が開催しているようですし、

ホームページもWEBでの申し込みもすべて日本語でしたので、

審査の方も日本人の審査員が担当するものだと思っていました。

審査員は2名で、どちらも外国人。

1名は、このオーケストラのディレクターであり指揮者でもある、つまり一番上に立つ人物。

この方のことをスタッフは、「マエストロ」と呼んでいたそうです。




頂き物のチョコレート。




5種類あって、こちら ↓ は、ブルーベリーマーブル。




ブルーベリーの甘酸っぱさが効いていて、美味しかったです。




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