本番を1週間後に控えている上の娘。
これまでであれば、暗譜はとっくに終え、弾き込みに入ってる頃なのですが、
今回は暗譜もいまだ完璧とはいかず、かなり苦戦しています。
もちろん、ほぼほぼできてはいるのですが、本番で弾くにはまだ足りないのです。
本番では何が起こるかわかりませんからね。
昨日は、Y先生のレッスンがありました。
K先生に、
「バッハは暗譜が難しいです。」とか「なかなか暗譜ができません。」
などと言おうものなら、
「え?なんで?どこが?」
と取り合っていただけないであろうことは想像に難くないので、
K先生には絶対に言わないのだそうです。
Y先生には、少し言えるような気がするそうですw
実際、言ってみたそうです。
すると、
「あぁ、あそこでしょ? わかるよ、あの速いところでしょ?」
と、わかってくださったのでした。
そして、こうこうこんなふうに覚えればいいんだよ、といった感じで、
間違えないコツや覚え方を教えてくださったそうです。
それを聞いた娘、Y先生のような天才肌の先生でも、
覚え方を工夫したり、自分なりの方法を探っているんだなぁ、
と驚きを感じつつも、勇気をもらった気がしたそうです。
レッスンが終わり、次回のレッスン日も決めた後、
「じゃ、本番、頑張ってね。」
と、しっかりと目を合わせて、Y先生は激励してくださいました。
これは、本番前、最後のレッスンの時に必ずやってくださる儀式のようなこと。
まるで気を注入してくださるような感じだそうで、
その時の目力があまりに強いので、いつも自分から目を外してしまうのだそうです。
「しっかり受け止めなきゃだめだよ!」
と言っているのですが。
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