クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

献花

2022-07-12 | 日記


今日は増上寺に献花をして参りました。

昨夜のニュースで一般人用に献花台が置かれ

ていることを知り、是非とも最後にお写真の

前で手を合わせ、感謝の気持ちをお伝えした

いと思いました。

都営三田線御成門駅に到着すると、お花を手

にした人々が続々と増上寺に向かって歩いて

います。



増上寺までは徒歩9分とありましたが、2分も

歩くとすぐに広めの歩道は献花台へ向かう

人々で溢れ、大量動員された警官やセキュリ

ティーの方々がそこかしこで交通整理をして

いました。

誰もがそれにきちんと従い、蒸し蒸しと湿度

も気温も高い中、おとなしく列を作り、黙々

と歩を進めていました。

老若男女、幅広い年齢層で、ベビーカーの親

子連れも学生もちらほら見かけました。

平日にも関わらず、想像を軽く超える本当に

たくさんの人々が元首相の突然の死を悼み、

感謝の気持ちを伝えようと集まっている。

マスコミがどう伝えようとも、SNSで何を叫

ぼうとも、これが現実です。

こんなにも国民に慕われ、愛され、尊敬され

ている…それを目の当たりにし、とても温か

豊かな気持ちになりました。



1時間程近く並んだでしょうか。

でも、不思議なほど苦ではなかった。

私だけでなく、並んでいる方皆さんそんなふ

うに感じでいたようにいます。

献花に向かう人々があまりに多く、交通整理

が追いつかなくなったため、15時終了の予定

が12時40分に繰り上げになってしまい、せっ

かくお花を持っていらしたのに献花できな

かった方も大勢いらしたようです。

そんなことがあっても、私が知る限りでは、

声を荒げる人もいなかったように思います。

増上寺とその付近は、悲しみや憤りというよ

りも、優しく穏やかな気と時間が流れていま

した。



献花台のお写真があまりに素晴らしくて…

爽やかな白シャツに屈託のない優しい笑顔。

その笑顔を見ていると、我慢しても涙が出て

来ます。

長期に渡り、国のため、国民のめ、日本の

未来のため、体を酷使しながら最前線で尽力

してくださったこと、心より感謝いたしま

す。



(献花台の写真撮影は許されています)