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一枚の写真『見える所は美しい』

2022-05-04 09:47:32 | 一枚の写真
「見えるところは美しい、けど見えないところは・・・」
「見えないところは醜い」最近の事故等は「人災」となるケースが増えているのは「怠慢・我欲」(見えない所は放置)で事故が増えているのは悲しい
(写真提供:Bbmail)

醜い争いには必ず「勝者と敗者」、だが史実は真実が残る『時の娘』

2022-05-04 07:51:26 | 歴史から学ぶ
史実を如何に読み解くか。歴史は勝者の物と言われるくらい勝者の史実として作っていることだ。イギリスの王位継承権での争いも「裏切り・利権・名誉」等において、次期王が前王に全ての悪名を被せ裏工作を淡々と成し遂げた「汚い」歴史だ。だが、この小説では史実を掘り下げだけではなく時代に登場する人物に「得する人間vs損する人間」を警察官の様に検視する目を持つ事だと感じた。
『時の娘』ジョセフィン・ティ
「概要」英国史上最も悪名高い王、リチャード三世――彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。
リチャード3世は2人の甥を取り除いたと言う罪を被せられ、その名は悪の同義語になった。然るに、ヘンリー7世は、「一定した計画的政策」で1つの家計を根こそぎにしたのに、頭のいい、先の見通しのきく君主として見做されてきた。
ーイギリス王家、ヨーク家vsランカスター家の壮絶な醜い争いが始まる
ー2人の甥の母親は、家族を裏切り結婚、最後にはヘンリー7世により終生幽閉となる
ヘンリー7世はリチャードが王になる前に2人の甥を失踪させ(処刑)、処刑させた男を国外に逃亡させ、リチャード王に従順な人間を根こそぎ処刑、名誉と地位を確保した。
リチャード王の「大量殺人者・逆賊犯罪者」と言う嘘の歴史を作ったのは修道僧であり、その理由は地位と名誉を狙い布教的噂と書物を伝えた事だった
ー歴史家の頭にある価値基準は、普通の社会の基準とは違う「歴史学者は筆をとる前に心理学の1科を学ぶべしとするべきだな」「人間というのは先入観んを捨て難い物なのだ」