ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

創造・発想力は「編集工学」が役立つ『才能を開く編集工学』

2020-12-19 07:40:22 | 世界の動きから見えるもの
@ここで言う編集工学で基本となることが「創造力」を持つ事とある。情報・モノの考え方、人の才能を引き出すには編集アプローチ・思考が必要であると、言う。 編集「モノの見方を変える」ことで発想力、創造力が豊かになることは間違いない。文末にある世界の魅了する物語の基本構成は「旅立ち」「試練」「帰還」とある。。なるほどそうかもしれない。
『才能を開く編集工学』安藤昭子
ひとりひとりの中に思い思いに引き出されていくまだ見ぬ潜在力、創造力こそが、編集工学。「人間に本来備わる力」というのは、「才能」というのだと思います。それを引き出すはたらきが「能」(編集)。才能とは、引き出す側と引き出される側の相互作用の中にあらわれてくるものであるようです。 編集とは「知識」ではなく「体験」
「編集アプローチ」とは 
「分節化」分けると解る、解ると変わる(タスクの細分化・仕事を具体的な作業に切り出す)
    「ねえちゃんとしてちょうだい」(句読点の入れ方で意味が違う・3種類)
・「関係力発見」比べる、合わせる、ずらす(組み合わせの価値を見る)
・「固定概念から脱する」乗り換え、持ち替え、着替え
・「アナロジカル・シンキング」似たもの探し(類似・相似)
・「アブダクション(推論)」あてずぽうー仮設思考(驚くことから考える)
・「アンラーニング」そもそも思考・原型を辿る
・「余白クリエイティブ」伏せて、開けるー創造性を引き出す
        日本流余白「床の間」「枯山水」「侘び茶」
・「ナラティブ・アプローチ」物語で心を動かす
    世界を魅了する物語の構造は 3つの構成
    セパレーション(分離・旅立ち)
    イニシエーション(通過儀礼・試練)
    リターン(帰還)
「編集思考」10つのメソッド
・アテンション・フィルター(好きなもの・いらないもの)
・連想ネットワーク(周りを照らし連想する)
・情報の「地と図」場所・所在と品・型(~における・~にとっての)
・アナロジカルコミュニケーション(~みたいなもの)
・軸の持ち込み(新たな切り口で分類する)
・三点思考の型(組み合わせて意味を作る)
・アーキタイプ連想(原型から価値を見出す・そもそも思考)
・見立ての技法(優れたモデルを借りてくる)
・開け伏せぐあい(好奇心を触発する)
・ヒーローズ・ジャーニー(物語の形を使う)

余命宣告を受けたらどうする『死ぬまでにしたい10の事』⭐️5

2020-12-18 08:23:44 | 映画から見える世の中の動き
突然余命宣告されたら果たして自分は何をするだろうか。映画の中では家族全員に自分の死後のことを思い、声のメッセージを録音、タバコ、酒、好きなことを思い存分に果たしていく。現代であれば、病気は秘事にはできないから、少なくともビデオメッセージを遺し、食べたいものを食べ、行きたいところへ一人でいくかも知れない。それだけかと思うと、この映画から日々の行動をもっと大切にし、特に遺る家族へ日頃何ができるのか真剣に考えたいと思った。
『死ぬまでにしたい10の事』
アンは23歳、家族は失業中の夫と二人の娘。近くには母が刑務所に入った父を待ち一人で住んでいる。父はもう10年も刑務所にいる。ある日突然腹痛に倒れて病院で検査を受けると「余命2ヶ月」と宣告される。家族にも言えないアンは深夜のカフェで「死ぬまでにしたいこと」を描き、子宮がんで医者も見放したことを誰に言わず実行する。

現金から仮想通貨が利用される理由『Welcome to sudden death』⭐️4

2020-12-17 07:45:45 | 映画から見える世の中の動き
@新たな通貨、仮想通貨を富豪のスポーツ選手から奪うと言う新たなテロ映画だ。強奪と言ってもネットでテロたちの口座に送金するだけの仕組みとなり、今後通貨が仮想通貨となることでテロリスト(お金の強奪犯)たちにとっては至って簡単にできてしまう。仮想通貨になると海外への送金・譲渡・贈答なども可能だが税金は雑所得として案外高い、日本の場合最大で55%。 詳細はこちら 日本の国税庁は他国と比べチャッカリ多めに取ることを忘れてはいない。
『Welcome to sudden death』
元特殊部隊の警備員フリーマンは、バスケットボールアリーナ内で人質をとったテクノロジーに精通したテロリストグループと戦うことになる。テロの目的は観戦に来ていた著名なプレイヤーの仮想通貨を奪うことでフリーマンの娘はそのテロの人質に巻き込まれた。 テロたちはアリーナーの至る所に爆薬を仕掛け崩壊も狙った。

台湾の若い天才が大臣に採用された理由『オードリー・タン』

2020-12-16 07:45:22 | 世界の動きから見えるもの
@台湾の天才IT大臣オードリー・タンの思考力、行動力、指導力はコロナ禍で素晴らしい結果を発揮した。それは台湾政府内での優秀な人材がタンを抜擢し、行動を承認した政治家にも高い評価がある。できる人材ができる人材の能力を見抜き採用する、企業でもお馴染みの戦略だ。現在日本の内閣でそれだけの能力、実力を持った政治家がいるだろうか。利権、権益に偏った政治家ばかりでは期待するのは無理かも知れないが、今後デジタル化推進において行革内での動きが真に全ての国民が自由に平等に透明性と無駄の無い政策など監視できるようになることを祈りたい。(国民が深く政治に興味を持たせない様にしていることで政治家の利権等を自由に司っているのが現状)
『オードリー・タン』アイリス・チュウ
世界を驚愕させた踊るべき天才はIQ180、学歴は中卒、独学でプログラミングを学び、シリコンバレーで成功した起業家、1ページ0.2秒で資料を読む、トランスジェンダー、学生運動を支持する無政府主義者「ソーシャルイノベーション・青年コミュニティー」を支援、「マスクマップ」を作り台湾 新型コロナウイルスの対策を考えた
・台湾政府の3つの『F』
    水際検疫の早期実施(Fast)
    防疫物資の公平な分配(Fair)
    防疫について人々とのユーモアあふれるコミュニケーション(Fun)
        フェイク情報に対してユーモアを持って真の情報を提供する「怒り」から「喜び」
        短時間内に情報を発信し反撃する
台湾政府の情報提供(デジタル政委:透明性重視)
    情報公開サイト g0v  透明性・共感性(国民の誰もがアクセスできる)
・台湾のコロナ対策(SARSの経験値から国家戦略、特に対中国・WHO)
    防疫体制の強化(米国CDCを真似た国家レベル衛生指揮センター・権力指導重視)
    水際対策の徹底(陽性者への手当vs罰則金:¥3万円~360万円)
    医療体制の重視(防疫専門確保)、消毒液・マスク等の数量・価格管理(生産・保管体制)
・「天才ハッカー」が政府に参画
    台湾政府の人材:選挙により選ばれた人・国家試験に合格した人・推薦で参入する人
    タンは内閣IT大臣の推薦で参入した人材(ホワイトハッカーVSブラックハッカー)
        ブラックハッカー:無法な犯罪的な行動をする人々
    「ゼロサム」(勝ちとること)から「協働」する提案・良きファシリテーター役
    「オープンガバメント」の設立(行政と立法)
    台湾の夫婦別姓・同性婚が認められた最初のアジア国で「婚姻」には2つの意味がある        
        「婚」は個人を結ぶ、「姻」は家族を結ぶ (台湾法律は姻を除いている)
    性別欄は56種類の性認識がある(オランダ・ドイツでも認識されている)
オードリー・タンの言葉
「私は政府のためではなく、政府と共に働いでいる。人々のためではなく、人々と共に働いている。政府の在り方に過激なまでに透明性を持たせることで、皆は政府がどのように運営されているのかを知り、参加したり、意見を述べたりする方法を知って、政府への請願もできるようにすること『人権』(人々の望みが叶う場所を作り出す)を促すためだ」
・「自分がしたいことに性別など考える必要はない」
・「天才とみられる多くの人には、自分にしかない闇がある」
・「人工知能は永遠に人間の知恵に取って代わることはない」
・「うわさは、真実よりも格段に速く伝わる。情報や通信について学んだ者ができることは必ずある」
〈オードリー・タン7つの習慣〉
・「ポモドーロ・テクニック」とは、生産性や効率性を上げるために、25分間仕事に専念し、5分間休息することを繰り返す方法で時間管理をしている
・睡眠は必ず8時間取る(脳の短気機能回復)
    大部の資料を頭に入れるには、寝る前に全ページをめくり、その後最低8時間眠る
・食べ物は常時美味しい物を食する(食材コンサルタントの存在・地方産物の掘り起こし)
「ACE(Actionable:即関与、Connected:接触、Extensible:拡張)原則を重視した初期行動
    誰でもが直ぐに関与でき、三角、全ての人々が制限を設けず表現できること
・本はほとんどiPad Proで、必ずデジタルペンを使って読む(意見・アイデアを記述できるように)
・2か月に1度、常に新しい習慣を身に付けるようにする
・大勢の人のために行うことは、大勢の人の助けを借りることに繋がる
・ネット上から人の作品をダウンロードしたら、自分の作品もアップロードする
・体験した出来事や物事を、短い言葉に要約する

<オードリー・タンの運命機会・考え方>
・運命の出会いはタンの才能を理解できる教師がいたこと
    独学・飛び級・転入の繰り返し(秀才に対するいじめが多発)
    学校教育のあり方を思考する(同じ教育ではなく個々の才能を伸ばす教育)
    自由で平等なネットコミュニティーへの参画(共有・共作・貢献)
思考策を授けられたこと 3つの事柄
    批判的思考 なぜ自分がこう考えるのか、なぜ他人がそう考えるのか、その理由
    ケア的思考 他人がどう感じるかに配慮する
    創造的思考 もっと独創的な考えができるかどうか、自分らしいものを生み出す

家族を守るために法を破る『Seized』⭐️4

2020-12-15 07:47:45 | 映画から見える世の中の動き
誘拐された息子の為に仕方なく犯罪を犯す父、バイオレンスアクション映画だ。単独行動にはどこか無理が生じる。人質を取り強豪たちを襲撃・壊滅できる逸材にその仕事をさせる、身代金とは違った替え玉を使うことでリスクを無くした犯罪は今後増えるだろうか。
『Seized 2020』
元特殊部隊のエージェントの息子が誘拐され、息子が生きて帰るためには、エージェント独りで危険な犯罪組織を一掃するよう要請される。3つのギャングたちの拠点には多くの部下がガードしておりそのボスを襲撃するには至難の技とタイミングが必要で特殊訓練をしたエージェントだからと選ばれた。

足利市 鑁阿寺・足利尊氏・足利学校

2020-12-14 11:49:00 | 旅行
@足利駅近くにある足利学校・鑁阿寺(ばんなじ)を訪れた
足利学校内にある徳川将軍歴代の位牌(徳川氏は新田氏の後裔らしい)
室町時代の最古の木造「孔子」の像、勉学をした教室、「欹器」と言う孔子のいう「いっぱいに満ちて覆らないものはない」と言う品がある
足利学校を訪れた著名人らは林羅山、渡辺崋山、吉田松陰、東郷平八郎、渋沢栄一、乃木希典、新渡戸稲造がいる(別紙写真参照)

1196年足利義兼が開基した鑁阿寺で見る足利尊氏館跡にある多宝塔


あしかがフラワーパーク(イルミネーション)

2020-12-14 08:00:57 | 旅行
@「日本三大」の一つと言われる(全国イルミネーションランキング4年連続1位) 約500万球を使った会場はさまざまなスポットを作り出し子供から大人、特にカップルには絶好の憩いと癒しの場になる クリスマスソングに合わせさまざまなライトニングが心地良くしてくれる 敷地は約10万平米もある。


遺産相続が招く誤解『マローン御難』

2020-12-13 08:03:17 | ミステリー小説から見えるもの
遺産相続における事件事故の多くは日頃平穏な家族程支離滅裂な家族分裂を引き起こす。何を信じ、何を疑うのか。現実、実際の遺言書通りにはならないと言う。 法的な自書遺言書はA4サイズ、題目以外は全て自書で、推定相続人以外に対する用語は「相続する」ではなく「遺贈する」、署名と押印+作成日、必須となる 法務省のサイトhttp://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00057.html
『マローン御難』クレイグ・ライス
「概要」馴染みのバーで酒を奢られながら弁護士マローンは不安を予感した。その夜、マローンが自分の事務所で出くわしたのは依頼人の男の死体だった。しかも、その男の誘拐されていたはずの娘が、何故かマローンの元にやってきていっこうに自宅に帰ろうとしない。これでは殺人と誘拐、二重の容疑で逮捕されてしまう、マローン最大の危機をユーモアたっぷりに描く本格推理。
・依頼人であり殺された男は富裕な資産家でありいつも遺言書を持ち歩いていた。妻は過去2人の夫を亡くした連れ子2人、それに甥と姪が家族として暮らしていた。
家族の誰もが遺産相続に興味を持っており、また周辺も興味を持っていたところに殺人事件と誘拐事件が重なり発生する。その誘拐事件は連れ子の偽装の誘拐として家族が仕掛けたが、途中から家族の一人が身代金を請求するという事件になる。
・弁護士のマローンはその殺害された依頼者、殺人現場はマローンの事務所、その殺人犯として疑われ、誘拐事件もその後家族が連れ子がマローンに引き渡したことで誘拐犯として疑いを持たれることになる。
・その後依頼者の運転手が同じ手口で殺害され、事件解決が複雑化する。さらに、容疑者が賄賂で操れた犯罪人として「正当防衛」だと主張することがこの事件を複雑化させた。
誤解があったのは遺言にあった資産分配(法的分配と遺言書内容)、と日頃から懸念を抱いていた友人の裏切りだった。