ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

台湾の若い天才が大臣に採用された理由『オードリー・タン』

2020-12-16 07:45:22 | 世界の動きから見えるもの
@台湾の天才IT大臣オードリー・タンの思考力、行動力、指導力はコロナ禍で素晴らしい結果を発揮した。それは台湾政府内での優秀な人材がタンを抜擢し、行動を承認した政治家にも高い評価がある。できる人材ができる人材の能力を見抜き採用する、企業でもお馴染みの戦略だ。現在日本の内閣でそれだけの能力、実力を持った政治家がいるだろうか。利権、権益に偏った政治家ばかりでは期待するのは無理かも知れないが、今後デジタル化推進において行革内での動きが真に全ての国民が自由に平等に透明性と無駄の無い政策など監視できるようになることを祈りたい。(国民が深く政治に興味を持たせない様にしていることで政治家の利権等を自由に司っているのが現状)
『オードリー・タン』アイリス・チュウ
世界を驚愕させた踊るべき天才はIQ180、学歴は中卒、独学でプログラミングを学び、シリコンバレーで成功した起業家、1ページ0.2秒で資料を読む、トランスジェンダー、学生運動を支持する無政府主義者「ソーシャルイノベーション・青年コミュニティー」を支援、「マスクマップ」を作り台湾 新型コロナウイルスの対策を考えた
・台湾政府の3つの『F』
    水際検疫の早期実施(Fast)
    防疫物資の公平な分配(Fair)
    防疫について人々とのユーモアあふれるコミュニケーション(Fun)
        フェイク情報に対してユーモアを持って真の情報を提供する「怒り」から「喜び」
        短時間内に情報を発信し反撃する
台湾政府の情報提供(デジタル政委:透明性重視)
    情報公開サイト g0v  透明性・共感性(国民の誰もがアクセスできる)
・台湾のコロナ対策(SARSの経験値から国家戦略、特に対中国・WHO)
    防疫体制の強化(米国CDCを真似た国家レベル衛生指揮センター・権力指導重視)
    水際対策の徹底(陽性者への手当vs罰則金:¥3万円~360万円)
    医療体制の重視(防疫専門確保)、消毒液・マスク等の数量・価格管理(生産・保管体制)
・「天才ハッカー」が政府に参画
    台湾政府の人材:選挙により選ばれた人・国家試験に合格した人・推薦で参入する人
    タンは内閣IT大臣の推薦で参入した人材(ホワイトハッカーVSブラックハッカー)
        ブラックハッカー:無法な犯罪的な行動をする人々
    「ゼロサム」(勝ちとること)から「協働」する提案・良きファシリテーター役
    「オープンガバメント」の設立(行政と立法)
    台湾の夫婦別姓・同性婚が認められた最初のアジア国で「婚姻」には2つの意味がある        
        「婚」は個人を結ぶ、「姻」は家族を結ぶ (台湾法律は姻を除いている)
    性別欄は56種類の性認識がある(オランダ・ドイツでも認識されている)
オードリー・タンの言葉
「私は政府のためではなく、政府と共に働いでいる。人々のためではなく、人々と共に働いている。政府の在り方に過激なまでに透明性を持たせることで、皆は政府がどのように運営されているのかを知り、参加したり、意見を述べたりする方法を知って、政府への請願もできるようにすること『人権』(人々の望みが叶う場所を作り出す)を促すためだ」
・「自分がしたいことに性別など考える必要はない」
・「天才とみられる多くの人には、自分にしかない闇がある」
・「人工知能は永遠に人間の知恵に取って代わることはない」
・「うわさは、真実よりも格段に速く伝わる。情報や通信について学んだ者ができることは必ずある」
〈オードリー・タン7つの習慣〉
・「ポモドーロ・テクニック」とは、生産性や効率性を上げるために、25分間仕事に専念し、5分間休息することを繰り返す方法で時間管理をしている
・睡眠は必ず8時間取る(脳の短気機能回復)
    大部の資料を頭に入れるには、寝る前に全ページをめくり、その後最低8時間眠る
・食べ物は常時美味しい物を食する(食材コンサルタントの存在・地方産物の掘り起こし)
「ACE(Actionable:即関与、Connected:接触、Extensible:拡張)原則を重視した初期行動
    誰でもが直ぐに関与でき、三角、全ての人々が制限を設けず表現できること
・本はほとんどiPad Proで、必ずデジタルペンを使って読む(意見・アイデアを記述できるように)
・2か月に1度、常に新しい習慣を身に付けるようにする
・大勢の人のために行うことは、大勢の人の助けを借りることに繋がる
・ネット上から人の作品をダウンロードしたら、自分の作品もアップロードする
・体験した出来事や物事を、短い言葉に要約する

<オードリー・タンの運命機会・考え方>
・運命の出会いはタンの才能を理解できる教師がいたこと
    独学・飛び級・転入の繰り返し(秀才に対するいじめが多発)
    学校教育のあり方を思考する(同じ教育ではなく個々の才能を伸ばす教育)
    自由で平等なネットコミュニティーへの参画(共有・共作・貢献)
思考策を授けられたこと 3つの事柄
    批判的思考 なぜ自分がこう考えるのか、なぜ他人がそう考えるのか、その理由
    ケア的思考 他人がどう感じるかに配慮する
    創造的思考 もっと独創的な考えができるかどうか、自分らしいものを生み出す

足利市 鑁阿寺・足利尊氏・足利学校

2020-12-14 11:49:00 | 旅行
@足利駅近くにある足利学校・鑁阿寺(ばんなじ)を訪れた
足利学校内にある徳川将軍歴代の位牌(徳川氏は新田氏の後裔らしい)
室町時代の最古の木造「孔子」の像、勉学をした教室、「欹器」と言う孔子のいう「いっぱいに満ちて覆らないものはない」と言う品がある
足利学校を訪れた著名人らは林羅山、渡辺崋山、吉田松陰、東郷平八郎、渋沢栄一、乃木希典、新渡戸稲造がいる(別紙写真参照)

1196年足利義兼が開基した鑁阿寺で見る足利尊氏館跡にある多宝塔


あしかがフラワーパーク(イルミネーション)

2020-12-14 08:00:57 | 旅行
@「日本三大」の一つと言われる(全国イルミネーションランキング4年連続1位) 約500万球を使った会場はさまざまなスポットを作り出し子供から大人、特にカップルには絶好の憩いと癒しの場になる クリスマスソングに合わせさまざまなライトニングが心地良くしてくれる 敷地は約10万平米もある。


遺産相続が招く誤解『マローン御難』

2020-12-13 08:03:17 | ミステリー小説から見えるもの
遺産相続における事件事故の多くは日頃平穏な家族程支離滅裂な家族分裂を引き起こす。何を信じ、何を疑うのか。現実、実際の遺言書通りにはならないと言う。 法的な自書遺言書はA4サイズ、題目以外は全て自書で、推定相続人以外に対する用語は「相続する」ではなく「遺贈する」、署名と押印+作成日、必須となる 法務省のサイトhttp://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00057.html
『マローン御難』クレイグ・ライス
「概要」馴染みのバーで酒を奢られながら弁護士マローンは不安を予感した。その夜、マローンが自分の事務所で出くわしたのは依頼人の男の死体だった。しかも、その男の誘拐されていたはずの娘が、何故かマローンの元にやってきていっこうに自宅に帰ろうとしない。これでは殺人と誘拐、二重の容疑で逮捕されてしまう、マローン最大の危機をユーモアたっぷりに描く本格推理。
・依頼人であり殺された男は富裕な資産家でありいつも遺言書を持ち歩いていた。妻は過去2人の夫を亡くした連れ子2人、それに甥と姪が家族として暮らしていた。
家族の誰もが遺産相続に興味を持っており、また周辺も興味を持っていたところに殺人事件と誘拐事件が重なり発生する。その誘拐事件は連れ子の偽装の誘拐として家族が仕掛けたが、途中から家族の一人が身代金を請求するという事件になる。
・弁護士のマローンはその殺害された依頼者、殺人現場はマローンの事務所、その殺人犯として疑われ、誘拐事件もその後家族が連れ子がマローンに引き渡したことで誘拐犯として疑いを持たれることになる。
・その後依頼者の運転手が同じ手口で殺害され、事件解決が複雑化する。さらに、容疑者が賄賂で操れた犯罪人として「正当防衛」だと主張することがこの事件を複雑化させた。
誤解があったのは遺言にあった資産分配(法的分配と遺言書内容)、と日頃から懸念を抱いていた友人の裏切りだった。

男の欲求と女の欲求の違い『夫の言い分妻の言い分』

2020-12-12 07:45:00 | 人生を「生かす」には
理想的な結婚生活における男の欲求優先順位は「セックス」、女は「会話」とある。「相性が合う、合わない」はここにある魅力・欲求がアンバランスになる事だ、と言うことだ。「結婚生活」は互いに我慢比べと言っても過言ではない。結婚生活は欲求どおりに行かないことも多い、行ったとしてもその先には必ず逆転現象が出るはず(一方が我慢の限界に達するから)継続的な結婚生活に必要なのは相手の欲求を見つけ常に言葉と行動で確認する事が重要だと思う。
『夫の言い分妻の言い分』ウイラード・ハーリ
「概要」本書の目的は、どうすれば夫婦がお互いに相手のいちばん大切な欲求を知り、それを満たしあえるのかを、あなたに知ってもらうことにある。大切な相手と良好な関係を築くために「相互の欲求を満たす権利を与えること」(相手にして欲しいこと)
結婚生活に必要な10項目(理想的な結婚生活を続けるために知っておくべきこと)
    愛情表現、性的な満足、会話、趣味、誠実さ、魅力的でいること、 経済的な安心感、尊敬・賞賛の念、家族との時間、家事のサポート(夫と妻の優先順位は逆になる)
女が愛してやまない魅力的な男とは
    愛情表現をして欲しい
    会話をしてほしい
    誠実でいてほしい
    経済的な安心感が欲しい
    家族のとの時間を大切にしてほしい
・男が愛してやまない魅力的な女とは
    性的に満足させて欲しい
    一緒に趣味を楽しんで欲しい
    魅力的でいてほしい
    尊敬、賞賛して欲しい
    家事をして欲しい
・「相性が合う」とはどれほど相手の欲求を満たそうという気持ちがあるかである
    男の論理:欲求への不満足からくる浮気心
・女は「愛情」がなければセックスはできない
    愛情とは、安心、安全、快適、承認を象徴するもの
    男女の「性欲の違い」を知ること
    男がセックスそのものを楽しいと思うように女は会話そのものが楽しい
・男が「不審」に思い始める女の振る舞い
    いつまでの美しくいてほしい(メイク・ファッション)
    一緒に楽しめる趣味があること(共通の趣味がある)
    女が家庭の大黒柱になること
・女が求める男・夫
    誠実(正直になること)なこと
    男は「責める」より「褒める」ことで成長していく
愛情は「言葉で伝える」習慣を身につけよう
・「何をしてもらうと嬉しいかを知ろう」



ナポレオンの身長の事実

2020-12-11 12:47:00 | 世界の不思議・出来事
@小さな征服者の身長説。ナポレオンの身長は約170cmと言う事実。カナダのナショナルポストの風刺漫画による「小者」説がそのまま事実として残ってしまったと言う。現実死亡後の身長は157cmだったというがイギリスとフランスの測定単位の違いだという。
(写真記事出展:Bbmail)

行動を始めるに役たつ時代の演説集『世界を変えた100のスピーチ』下巻

2020-12-11 08:00:00 | 世界の動きから見えるもの
「時代を代表する演説は、あらゆる困難、課題に対し聴衆を説得し、信じさせ、行動を起こさせることだ、と感じる。この中で「ここはアメリカだ」とウッドフェスティバルに膨大な土地を貸した農家の言葉には深い意味を感じた。リーダたるものリスクも負うことを忘れてはならない。
『世界を変えて100のスピーチ』下巻
・055フィデル・カストロ 「革命が国家を破壊するのではなく、帝国主義政府が国家を破壊しようとしている」(米国独占利権企業がキューバの産業の大部分の利益を流出させた)
・057ジョン・F・ケネディー「国家があなた方のために何をしてくれるかではなく、あなた方が国家のために何ができるかを問うてください」「あらゆる偉大で名誉ある行動は多大な困難をともなうが、どちらもそれに相応しい勇気を持って取り組み、克服されなければなりません」「われわれは10年以内に月にいくことを選びます。それが容易だからではなく、困難だからであり、この目標がわれわれの最高の力と組織し評価するために役立つからであり、われわれが喜んで受けて立つべき挑戦、先延ばしにするのを望まない挑戦、そしてわれわれが勝つつもりでいるのと同様に、相手も勝つ気でかかってくる挑戦だからです
・060マーティン・ルーサー・キング・ジュニア「私には夢がある。アメリカンドリームに深く根ざした夢が」
・064ネルソン・マンデラ「私はその理想のために死ぬ覚悟はできている」「平等な機会を与えられて共に生きられる民主的で自由な社会の理想を抱いてきた」
・068ユージン・マッカーシー「貧困との戦争、無知との戦争、犯罪との戦争、汚染との戦争。これらの問題の中で、戦争によって解決できるものは何一つない」
・071ニール・アームストロング「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ」(One small step for a man, one giant leap for mankind)
・072マックス・B・ヤスガー「ここはアメリカだ。彼らにフェスティバルをやらせましょう」(ウッドストックに農場地を貸した酪農家・若者ができる自由を与えた)
・076リチャード・ニクソン「私の判断のいくつかが間違っていたとしても、そしていくつかは間違っていたのですが、それらはこの国の最善の利益を考えした事です」
・078マーガレット・サッチャー「繁栄は経済学者のご大層な会議からではなく個人の自信と自立に基づく無数の行動によって生まれるのです」「偉大な国家とは共同体を誇りにできる個人です」
・079ロナルド・レーガン「この壁を取り崩しなさい」(ゴルバチョフに対するベルリンの壁)
・090スティーブ・ジョブス「人は障害に一つでも革命的な製品を作り出す頃ができたら、すごい運がいい」
・091ビル・ゲイツ人類の最大の進歩は広範囲な経済的機会によって不平等を減らすことこそ、人類最大の功績です」「活動家になってください。多くを与えられたものは、多くを求められる」
・092バラク・オバマ「アメリカは変われると Yes We Can」
・093マララ・ユスフザイ「全ての子供に教育を受ける権利を。一人の子供、一人の教師、一冊のほんとペン。それで世界は変えられます
・095スティーブ・ホーキング「強力なAIの台頭は、人類にとって史上最高の、または最悪の出来事になるだろう
・097マーク・ザッカーバーグ「アイデアは完全な形になってから浮かんでくる訳ではありません。とりあえず始めてみる必要があります
・100オプラ・ウインフリー「もう誰も『ME TOO』と声を掲げなくても済む時代へ私たちを導くリーダーとなるために彼らが懸命に闘ってくれたおかげです」

51│一九五四年│アール・ウォーレン│アメリカの公教育における人種分離を違憲とする判決
052│一九五六年│ニキータ・フルシチョフ│「個人崇拝について」
053│一九六〇年│ハロルド・マクミラン│「変革の風がこの大陸を吹き抜けている」
054│一九六〇年│エルビス・プレスリー│記者会見「除隊して懐かしのわが家へ」
055│一九六〇年│フィデル・カストロ│四時間半続いた国連最長の演説
056│一九六〇年│マーヴィン・グリフィス=ジョーンズ│『チャタレー夫人の恋人』わいせつ裁判
057│一九六一年│ジョン・F・ケネディ│就任演説
058│一九六二年│ジョン・F・ケネディ│「われわれは月へ行くことを選びます」
059│一九六三年│ジョン・F・ケネディ│「イッヒ・ビン・アイン・ベルリナー」
060│一九六三年│マーティン・ルーサー・キング・ジュニア│「私には夢がある」
061│一九六三年│ハロルド・ウィルソン│白く輝くテクノロジーの炎
062│一九六四年│モハメド・アリ│「俺は誰よりも偉大だ!」
063│一九六四年│マルコムX│「投票か弾丸か」
064│一九六四年│ネルソン・マンデラ│「私はその理想のために死ぬ覚悟はできている」
065│一九六六年│ジョン・レノン│「僕たちはイエスより人気がある」
066│一九六七年│ティモシー・リアリー│「ターンオン、チューンイン、ドロップアウト」
067│一九六七年│アール・ウォーレン│ラビング対バージニア州裁判判決
068│一九六七年│ユージーン・マッカーシー│ベトナム戦争を糾弾する演説
069│一九六八年│マーティン・ルーサー・キング・ジュニア│「私は山の頂に行ってきた」
070│一九六八年│イノック・パウエル│血の川
071│一九六九年│ニール・アームストロング│「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ」
072│一九六九年│マックス・B・ヤスガー│「ここはアメリカだ。彼らにフェスティバルをやらせましょう」
073│一九七〇年│ベティ・フリーダン│女性の平等のためのストライキ
074│一九七一年│ジョン・ケリー│反戦ベトナム帰還兵
075│一九七三年│ハリー・ブラックマン│ロー対ウェイド裁判判決
076│一九七四年│リチャード・ニクソン│辞任演説
077│一九七八年│ハーベイ・ミルク│「君たちが彼らに希望を与えなければいけないんだ」
078│一九八〇年│マーガレット・サッチャー│「このレディは方向転換などしません」
079│一九八七年│ロナルド・レーガン│「この壁を取り壊しなさい!」
080│一九九〇年│ネルソン・マンデラ│「私たちはあまりにも長い間自由を待ちわびてきた」
081│一九九一年│ミハイル・ゴルバチョフ│辞任演説
082│一九九三年│マヤ・アンジェロウ│「朝の鼓動に」
083│一九九七年│クリス・パッテン│「イギリス的な特徴を備えた、まぎれもない中国の都市」
084│一九九七年│チャールズ・スペンサー│「現代においてもっとも追い回された人」
085│一九九八年│ビル・クリントン│「私は罪を犯しました」
086│一九九八年│トニー・ブレア│アイルランド議会での演説
087│二〇〇一年│ジョージ・W・ブッシュ│全米に向けた演説
088│二〇〇四年│オサマ・ビンラディン│アメリカ合衆国に対する演説
089│二〇〇四年│バラク・オバマ│民主党全国大会基調演説
090│二〇〇七年│スティーブ・ジョブズ│「今日、アップルは電話を再発明する」
091│二〇〇七年│ビル・ゲイツ│ハーバード大学卒業式の式辞
092│二〇〇八年│バラク・オバマ│「イエス・ウィ・キャン!」
093│二〇一三年│マララ・ユスフザイ│「すべての子どもに教育を受ける権利を」
094│二〇一六年│エミリー・ドウ│スタンフォード大学レイプ事件裁判陳述書
095│二〇一六年│スティーブン・ホーキング│人工知能が人類に与える影響に関する演説
096│二〇一七年│アシュレイ・ジャッド│「私はいやな女」
097│二〇一七年│マーク・ザッカーバーグ│ハーバード大学卒業式の式辞
098│二〇一七年│ジェームズ・コミー│上院公聴会における証言
099│二〇一七年│イーロン・マスク│人類は多惑星種になる
100│二〇一八年│オプラ・ウィンフリー│「彼らの時代は終わりです」



歴史を動かすスピーチとは『世界を変えた100のスピーチ』上巻

2020-12-10 07:46:28 | 歴史から学ぶ
@「時代を変えた著名人の名言とは」上巻・下巻とあり人々の心、行動をうまく取り巻く演説は多い。中でもリンカーンのもう一つの演説、それは南北戦争を起こした双方の国への思いは同じだったが戦争は避けれないと覚悟したことだ。それとガンジーの世の中の流れ(インドの独立)を知ってもらうための演説は実に巧妙な言い回し方でイギリス連邦を激怒させなかったことだ。それぞれ、人の感情を盛り立てる、と人の怒りを抑える演説だ。
『世界を変えた100のスピーチ』コリン・ソルター
ある時代の人物たちによる、困難に挑戦し、社会通念を打ち破り、歴史の流れを変えた、感動的で考え させられるスピーチのコレクションである。
#エリザベス1世(スペイン無敵艦隊に向かう軍人への演説)
    「確かに私は貧弱な女の体を持っているが、この道やどる心と気概は王のもの」
#マクシミリアン・ロベスピエール(フランス革命)
    「徳なき恐怖は有害であり、恐怖なき徳は無力である。恐怖とは、迅速で非常で融通の効かない正義に他ならない」
#ジョージ・ワシントン(初代大統領)
    「排他的な好意や特権を望んだり与えたりせず、物事の自然な推移を見守り、平和的な手段で通商の拡大と多角化を図り、決して無理強いてはならない」
エイブラハム・リンカーン (272語・ゲティスバーク演説)
    「人民の、人民による、人民のための政治がこの地上から決して滅び去ることがないようにしなければならない」
    南北戦争「一方はこの国を存続させるよりも戦争を選び、もう一方はこの国を消滅させまいとして戦争を受け入れた」
#ウッドロー・ウイルソン(第一次世界大戦後の連邦会議演説)
    「世界の平和を乱すことになる秘密の盟約の時代は過ぎ去った。我々が求めるものは世界を安全で住みやすい場所にすることである」
マハトマ・ガンディー(ロンドでのスピリチュアルメッセージ)
    「周りのあらゆるものが絶えず変化し、絶えず死滅していく一方で、変化するすべてのもの根底に、決して変わらず、すべてを結びつけ、創造し、分析し、再び創造する生きた力が存在するのが私にはぼんやりと見えます
#アドルフ・ヒトラー(首相就任演説)
    「ドイツの名誉を回復し、ドイツに対するふさわしい敬意と責任を回復させたい」
#エドワード8世 (退位演説)
    「愛する女性の助けと支えがなくては、自分が望むように国王としての重責を担い、義務を果たすことはできない」
#ルー・ゲイリック(野球引退演説)世界で一番幸せな男
    「私はこれ以上の喜びを知りません。私は紛れもなく幸せ者なのです」
ウインストン・チャーチル(連立内閣・首相就任 血と労苦と涙と汗)
    「我々の政策は何か。それは戦争を遂行することです。我々が目指すものは何か。それは勝利です。あらゆる犠牲を払い、あらゆる恐怖を克服して、勝利を目指さなければなりません。勝利なくして生き残ることはできないからです」
#シャルル・ド・ゴール (将軍としての立場)
    「フランスの抵抗の炎は消えてはならず、決して消えることはないだろう」
#ドワイト・アイゼンハワー(連合国司令官)
    「潮流は変わった。世界中の自由な人々が勝利に向かって共に行進している」
#昭和天皇 (何度も戦争の降伏を拒否した天皇だが、原爆で降伏する)
    「私はあなたたち国民と共にいて、常に喜びも悲しみも分かち合いたいと願っている。自分に神の力があると主張しようとしたこともない」
ジャワハラール・ネルー(インド国家首相)
    「我々が愛する母国、長い歴史を持つ、永遠にして常に新しいインドに、我々は恭しく敬意を掲げ、新たに心を一つにして支えよう」
#ダビッド・ベン・グリオン(イスラエル独立宣言)
    「この国は古代イスラエルの預言者たちの予言通り、自由、正義、平和の上に築かれるだろう」
#毛沢東主席(中華人民共和国樹立)
    「我々の事業は必ずや人類の歴史に残り、人類の4分の1を占める中国人民は今立ち上がったと言うことを明らかにするだろう」
#エリザベス2世 (イギリス女王戴冠式)
    「私は壮大な伝統と1000年を超える記録の数々だけでなく、イギリス連邦と帝国の異なる歴史と起源を持つ土地と民族の、脚気溢れる力と偉大さに支えられています。しかしそのすべては、神の御心によって、同じ志と目的で結ばれているのです」
「一覧表」(上巻:前半50名)
001│前三九九年頃│ソクラテス│「私は自分が何も知らないと知っている」
002│前三二六年頃│アレクサンドロス大王│ヒュダスペス河畔の演説
003│前六三年│キケロー│「おお、何という時代、何という世にわれわれは生きているのか!」
004│三一年頃│イエス・キリスト│山上の垂訓
005│一三〇五年│ウィリアム・ウォレス│「私はイングランド人を殺した」
006│一五八八年│エリザベス一世│「この身に宿る心と気概は王のものだ」
007│一六四九年│チャールズ一世│処刑台での演説
008│一七七五年│パトリック・ヘンリー│「私に自由を、さもなくば死を与えたまえ!」
009│一七八九年│ウィリアム・ウィルバーフォース│奴隷制廃止を訴える演説
010│一七九四年│マクシミリアン・ロベスピエール│恐怖政治の正当性を訴える演説
011│一七九六年│ジョージ・ワシントン│告別の辞
012│一八二九年│アンドリュー・ジャクソン│「インディアン移住法」に関する議会演説
013│一八五一年│ソジャーナ・トゥルース│「私は女ではないのか」?
014│一八五二年│フレデリック・ダグラス│「アメリカの奴隷にとって七月四日とは何だろうか」?
015│一八六〇年│トマス・ヘンリー・ハクスリー│オックスフォード進化論争
016│一八六一年│アレクサンダー・スティーブンス│アメリカ連合国を正当化するコーナーストーン演説
017│一八六三年│エイブラハム・リンカーン│ゲティスバーグ演説
018│一八六五年│エイブラハム・リンカーン│第二回大統領就任演説
019│一八七七年│チーフ・ジョセフ│降伏の演説
020│一八九五年│オスカー・ワイルド│「あえてその名を語らぬ愛」
021│一九〇一年│マーク・トウェイン│女性に投票権を
022│一九一三年│エメリン・パンクハースト│「自由か死か」
023│一九一五年│パトリック・ピアース│「自由のないアイルランドに平和はない」
024│一九一七年│ウラジミール・レーニン│「ソビエトに権力を」
025│一九一八年│ウッドロー・ウィルソン│一四カ条の平和原則
026│一九三一年│マハトマ・ガンディー│スピリチュアル・メッセージ
027│一九三三年│アドルフ・ヒトラー│ドイツ首相就任後初の演説
028│一九三三年│フランクリン・D・ルーズベルト│「われわれが唯一恐れなければならないのは、恐れそのものである」
029│一九三六年│エドワード八世│退位演説
030│一九三八年│ネヴィル・チェンバレン│「われらの時代の平和」
031│一九三九年│ルー・ゲーリック│「世界で一番幸せな男」
032│一九三九年│アドルフ・ヒトラー│オーバーザルツベルク演説
033│一九三九年│ジョージ六世│ドイツへの宣戦布告
034│一九三九年│チャールズ・リンドバーグ│第二次世界大戦に対するアメリカの中立を求める演説
035│一九四〇年│ウィンストン・チャーチル│「血と労苦と涙と汗」
036│一九四〇年│ウィンストン・チャーチル│「われわれは海岸で戦う」
037│一九四〇年│ウィンストン・チャーチル│「これが彼らのもっとも誉れ高きときだ」
038│一九四〇年│シャルル・ド・ゴール│一九四〇年六月一八日の演説
039│一九四一年│ヴャチェスラフ・モロトフ│ナチによるソビエト侵攻を受けてのラジオ演説
040│一九四一年│フランクリン・D・ルーズベルト│「この日は不名誉な一日として記憶されるだろう」
041│一九四四年│ドワイト・D・アイゼンハワー│連合国のフランス上陸を宣言する放送
042│一九四六年│昭和天皇│人間宣言
043│一九四六年│ウィンストン・チャーチル「鉄のカーテンが降ろされた」
044│一九四六年│アルベルト・シュペーア│ニュルンベルク裁判証言
045│一九四七年│ジャワハルラール・ネルー│「運命との約束」
046│一九四八年│ダヴィド・ベン=グリオン│イスラエル独立宣言
047│一九四八年│アナイリン・ベヴァン│国民保健サービスの施行にあたっての演説
048│一九四九年│毛沢東主席│「中国人民は立ち上がった!」
049│一九五一年│エバ・ペロン│デスカミサドスへの演説
050│一九五三年│エリザベス二世│戴冠演説


弱者が勝負に勝つ方法『山本周五郎作品集6』

2020-12-09 07:45:45 | 歴史から学ぶ
「勝負は智慧次第」とは「ひとごろし」の短編小説誰もが達人と言われた武士に叶う者が居ないと言われ仇討ちを避けたが、ある武士が名乗り勝負に勝ったのだ。それは「臆病者」と言われた所以の智慧で仇討ちの武士を疲弊させ真っ当な正面切って勝負はしないで「勝負に勝つ」方法を生み出したことだ。人は智慧次第で誰でも時間がかかるが難題を乗り越えることができるというものだ。最初から「負け」は無いと想い続け自分の武器「臆病者」を利用した勝負で挑むことだ。自分を知り相手を知ることの強さは勝負でも勝る
・「裏の木戸は開いている」
貧し者への足しになればと木戸の箱に小銭を入れて自由に持ち出しできるようにした。ところがある時博打で金が欲しいという侍がそれを知り持ち出しをしようとするところを見られ逃げた。これを始めたきっかけは妻子3人を殺して自殺した家族、特に娘に対する哀れな想いがあった。が、世間には高利貸しとか博打好きには絶好となり奉行所で問題となった。「悲しいことに、人間は貧乏であればあるほど、金銭に対して潔癖になる。施しや恩恵を彼らほど嫌うものはない」 (金は人を見定めできない)
・「地蔵」
お地蔵様への念仏、祈りで人間正直になるという、お地蔵様が盗人に縄をかけ説法するという逸話から参詣人たちが寄進し始める。それを見た判官が自分の出世のための金作りのためと説法を続けさせるが、やがて仕掛け人たちが真実を悟ことになる。すると、参詣人たちが仕掛け人たちがペテンだと追い討ちをかけてきた。(信じるものはなんであれ救われる)
・「改訂御定法」
貧困に喘ぐ武士は商人から金を借り借金まみれとなる。新たな改訂御定法を楯に商人は返済されない武士に対して奉行所に訴状する。藩としても武家としてもなんとか面目を保ち穏便に解決できないかを探る。判決において商人は「多額の借金を負わせた目的を問いただす」とそれは藩を目安に貸し続けたとあり強いては藩から取り戻せると確信していたことを罪にする。判決を下した後に罪を犯した武士に「侍も人間であるからには、人間としての過ちや失策のないことは望めない、けれども、侍として許すことができないものが2つある。1つは盗みをすること、もう一つは死に時を誤ること、この2つは侍にとって、理由のいかんにかかわらず許すことはできない」また、「人間の命ほど大事な物は無いが、世間の道徳と秩序を踏み躙って我欲を通すものは己で己の命を打ち砕くようなものだ」と言うとその後、武士として面目を保つため、藩のため自決の道を決めた。(双方の面目を保つ裁き)
・「ひとごろし」
藩に臆病者と言われた侍が年頃の妹と嫁も婿話が全くなく住んでいた。ある時はんの小姓が武道の達人の武士に殺され藩主はその武士を仇討ちせよと命を出したが誰も名乗り出ず、この臆病者が追手となる。誰もが逃げた武士に逆に殺されると言われたが無事仇討ちの武士の印「髷」(武士を捨てた髷)を持ち帰った。それは臆病者と言われた所以の策「正面きっての勝負はしないで、武士の行く所全てに『人殺しだ』と叫び武士の気力、体力をなくさせる方法だった。途中それに賛同した娘が嫁になった。(勝負は智慧次第、自分の弱点を知り、相手の弱点を知る)