@ギャンブルをする者は辞めれない、止めれない癖がある。言葉では誓っても身体が自然と向かい合う。「癖」(麻痺状態)は誰にでもあるように「つい仕草が出てしまう」。 よく親子でよく似た「癖」を視ることがあるが癖は映るのか、遺伝子がそうするのか不思議だ。
『ギャンブラーが多すぎる』ドナルド・E・ウエストレイク
「概要」30代のしがないタクシー運転手のチェットは大のギャンブル好き。偶然乗り合わせた客から競馬の勝ち馬情報を入手し、馴染みのノミ屋トミーに35ドル渡したところ、情報が的中。配当金を受け取りに意気揚々とトミーを訪ねると、ノミ屋は胸に銃弾を浴びて殺されていた。どうやら複雑な事情が絡んでいるらしく被害者が関わっていた二つのギャング組織から追われることになったチェットは、トミーの妹と協力して事件の真相を探ることに――。
ーギャンブルのノミや、友人に馬券をかけたところ大当たりして賞金を貰いに出向くとその友人が殺害されており、その妻が発狂の末、姿を隠した。
ーところが2つのギャングが襲い掛かり危うく命を失いかけると友人の妹が助けてくれる。訳がわからず双方のギャングの板挟みされ何かを聞き出そうとしていたことが分かった。果たして2つのギャングから追われ、その片方では警官を抱き込んでいたから、追い詰められ行先を見失う。
ー面白いのは殺害した犯人探しを記憶に頼り辿っていく、最後の謎は「夫婦喧嘩」という、謎解きのストーリーだ。