夢日記

最近努力すれば夢が叶うような気がして、夢⇒実現すれば良いな・・・

こんにちは岩手(最終回)

2010-09-29 | 旅行(国内)
起きて窓から外の風景を見ると、きのう見えへんかった岩手山がぼんやりと見えた。きのうのスケッチを出して山を描き入れたけど、うっかり彩色するのを忘れてた。 F0サイズ


ブログにアップするのに、そのままスキャナーで取り込んでしもた。
まあこんな失敗ぐらいやったら愛嬌と笑てられる。

この日は市内観光に出発。
直ぐ近くの旧盛岡銀行本店(現岩手銀行 中の橋支店)を見学させてもらいました。


辰野金吾が東京駅に2年、中之島公会堂に4年?先んじて建てやはったそうで、レンガ、窓その他部分も中之島公会堂そっくり!
ほんまは写真の方がええんやろけど、帰ってから描いたスケッチも見てもらいと思うて絵にしました。   ハガキサイズ
営業中やのに、特別に内部を案内してくれやはって、一同感謝、感激。
帰りしなに、皆口々に“預金して帰らな悪いみたいやな”。
後で考えたら、一行の中に怪しい人間がいてへんかったさかいやなと納得した。

表に出たら、丁度八幡宮のお祭りで、山車と出会うた。ラッキー!
町まちで意匠の違う山車があるらしいねんけど、ゆっくり見物してる訳にもいけへん。




次の「岩手県立博物館」でも館内に移築されてる曲り屋を見学。
「曲り屋見学」が主目的やさかい、他の展示には目もくれずに、矢巾町の徳丹城跡内の曲り屋へ。


ここ佐々木家も立派で格式の高さを実感しました。(評論家口調?)
展示の棟札?から文久三年(約150年前)に建てられたものと判ります。
聞くところによると服部緑地に移築されてる民家は約200年前のものやそうで、
今回見学した民家の中でも一番の古さやないかなとのお話やった。




見学を済ませて、今回の旅行で皆さんが最も楽しみにしたはったお宅を訪問しました。(写真がそのお宅)

そこは現在服部緑地の『民家集落博物館』内に移築(50年近く前)されてる曲り屋に、
曾て住まわれていたご家族のお宅やったんです。
典型的な散居村で屋敷林が備わっています。
引率してもらった学芸員さん(同行の)は旧知の間柄やさかい、再会に時間を忘れて懇談したはった。
帰りの飛行機の時間もあることやし、後ろ髪を引かれながらの別れを済ませ空港へ。


待ち時間に空港内でご当地名物の「冷麺」を腹土産?にして帰路につきました。
ああ、楽しかった!

皆さん長うて、大して面白ない他人の旅行記におつきあいいただき申しわけありませんでした。
せやけど岩手県てええとこでしたで!


こんにちは岩手(5)

2010-09-26 | 旅行(国内)
次なる訪問先は『遠野ふるさと村』やった。
"山里の暮らし体感"とうたってあるだけあって、広い敷地に古民家を移築し、田園、樹木、花等の設えられ、昔の風景や生活が再現されてた。





写真は風呂桶(鉄砲風呂)の上に飾ってある
「夕顔の実」(干瓢の材料)




右の写真は「サイカチの実莢」で、
石鹸の代用になるとは聞いたことはあるけど、見るのは初めて。
他にも懐かしい農耕機具や生活用品も多く展示されていた。
幼い頃に両親の実家(門真)や枚方の親戚で使われてた道具類もあって、懐かしさから展示品をゆっくり、じっくり(珍し)見て回った。




民家の多くは大小の曲り屋やったし、案内されてる時夫々の違いは判ってたつもりやけど、
今振り返っても、皆がごちゃ混ぜになってしもてる。
自分はまだ「違いが判る男」の資格がないなと反省。
(いい訳、この日までに7~8軒の曲り屋を見学済やもんな)
 思てたより早う盛岡のホテルに着いた。駅隣のビジネスホテルやったさかい大浴場の設備もないし、自分たちは夕食までの時間つぶしの為部屋で過ごした。
明くる日に聞いたんやけど、一部の元気な人は盛岡市内を自分たちで自主観光しやはったみたい。
同行でけへんかったんは残念やったけど、自分は時間つぶしにホテルの窓越しの風景をスケッチ出来たので、まあ良かったかな?



こんにちは岩手(4)

2010-09-23 | 旅行(国内)



皆さんもよう知ったはると思うけど、遠野いうたら『河童』。
そこで、カッパが出没する『カッパ淵』にいきました。
いたずら者として民話にしょっちゅう登場するようやけど、
辺りの風景も何かそれらしい雰囲気のあるとこやった。
川中の岩に胡瓜が置いてあったり、岸辺のお堂にもお供えがぎょうさんあったりで、
結構皆さんに愛されてる一面もあるようや。


傍にあるお寺の狛犬も狛カッパでご愛嬌。
頭の皿に窪みがあるさかい皿が乾くことはあれへん。作った人の気使いが面白かった。


ここからちょっと歩いたところが『伝承園』、ここにも曲り屋が移築されてた。
御蚕神堂(オシラ堂)があって娘と馬の恋物語で知られた千体にも及ぶオシラサマが展示してあった。
オシラサマは桑の木で作ったご神体に衣装を着せたものらしい。(理解不十分でゴメンなさい)








途中の畑に見慣れへん作物があったさかい、
聞いてみるとビールの材料の『ホップ』やった。
高さ3~4mくらいの蔓性のもので、
残念ながら刈り取った後やったけど繁ってるのをみたら見事やろな。

明くる日の盛岡でも、並木が「栃ノ木」で、実が落下するので注意の看板が立ってた。
拾って帰られたのを見せてもろたたが、頭を直撃したら間違いのう痛い。
他にも大阪では見られへん植栽もあちこちにあったようや。



今日の話(脱線したり)は長なりそうやさかい、これぐらいにして次回にします。






こんにちは岩手(3)

2010-09-20 | 旅行(国内)
珍しいことやけど前夜は寝つけず、不覚にも同室の2人に先を越されたのに、午前2時頃目が覚めてしもて朝まで悶々としてた。(なんでかな?)
そのうち外が白々と明けてきて、起きだした同室の方達と雨の中、ホテル付近を散策した。


直ぐ近くに立派な建物があって、胸像があったさかい近づくと『柳田邦男』と書いたあった。
どうやら柳田邦男が滞在された旅館を移築したらしい。
資料館も早朝から開いてるわけないし、外観を見ただけで通りこした。
その辺り一帯は観光用に整備された地域やったみたいで、『語り部の館』等が点在してた。
一周して帰って来て、ホテル前の豆腐屋さんで出来立ての豆乳を飲んだ。
なんで岩手まで来て豆乳やねん?訳は単純、ホテルからのサービス券を貰ろてたから、
折角やしよばれただけのことです。

雨もあがりバスに乗り込み出発。曲り屋探訪始めの『千葉家』に着いてバスを降りたら、
目の前にお城然とした建物が目に飛び込んできた。



自分のイメージしてた民家と全然ちゃうやん!斜面にそびえ立つ山城やんか!
しかも築後200年、今も住まわれてるらしい!
旅行中訪ねたなかでこの曲り屋は別格やということが後で判ったんやけど、
とにかく立派としか言いようがない。



この後、見物したのは『五百羅漢』。
林道みたいな険しい山道が続き、バスが道を間違って通り過ぎるハップニングもあったりしたけど、これも旅の愛嬌?や。
皆さん充分な大人やさかい呆れたり、喜んだり?やった。
飢饉で亡くなった人達の冥福を祈り自然石(500も!)に羅漢像を彫られたものらしいねんけど、写真は羅漢像群がある谷間の入口の門柱やそうな。
彫像は苔むしてて、ただの岩にしか見えへんかった。









今回の旅行ではスケッチを楽しめるのではないか?の下心(楽しみ)があったんやけど、
なんぼ少人数(21人)の行程に余裕のある旅行といっても時間を見つけるのは難しい。
今しかないと思い1枚描いてみたのがコレ。 F0サイズ
短時間で描いたので荒っぽい(いつもと変れへん?).後で彩色した。


こんにちは岩手(2)

2010-09-17 | 旅行(国内)
『早池峰神楽』の余韻を楽しみながら、次の『イギリス海岸』へ。
恥ずかしながら大きな字で書かれへんけど本物の?海岸やと思てたが行ってみると大違い。宮沢賢治が北上川の岩床(本来渇水期にしか見られない)が英国の海峡に似ているので名付けやはったということやった。


現在は写真のように川床が見えへん。わざわざ調節して渇水状態を作りださなあかんようです。数年前にやっと見られたと地元でもニュースになったそうや。
見られへんものを見に行くと云うのも変な話しやけど、まあこの際、固いことは云わんことにしょう。




次なる『宮沢賢治記念館』では館内ガイドさんによる案内があったけど、少々疲れも感じたし、グループから外れてベンチで座ったりしてるうちに見学終了。

今夜泊まる遠野のホテルに着き、語り部さんによる昔話しを聞きながらの夕食となりました。(夕食写真撮り忘れ)
今回の旅行に唯一の予備知識をと思って読んできた『遠野物語』を岩手弁で聞き贅沢な時間を過すことができました。本日はこれにておやすみ.....


こんにちは岩手

2010-09-16 | 旅行(国内)
久しぶりの旅行。岩手県花巻、遠野、盛岡とまわってきた。

ご近所の友人がボランティア(案内人)したはる服部緑地の『民家集落博物館』が企画しやはった見学、研修旅行にご一緒させてもらいました。
毎年、館内にある民家の故郷を巡回したはって、参加者は博物館に関わったはる人達ばかりやったのは当然のこと。
何時の間に民家に関心を持つようになったんや?と不思議に思わはるやろけど、なんとなくご一緒させてもろただけ。旅行願望?があったさかいかな?自分でもようわからん。

今回は県内各地で保存されてる「南部の曲屋」の見学と、実際に博物館に移築されてる古民家に曾て住んだはった人達との交流が皆さんの旅行目的やった。
それとユネスコ無形文化遺産に登録された『早池峰(はやちね)神楽』の公演に合わせて日程を組まはったようです。
花巻空港に着いてバスに乗り込み、最初に向かったのが大迫町(おおはさままち)の『神楽の館』。古い街中に最近復元された民家風の館と立派な舞台があった。
この日公演された『岳(たけ)神楽』は五拍子の速いテンポの勇壮なもので、時間(2時間)も忘れ鑑賞、久しぶりの大感激!大満足!!
神楽をじっくり見せてもらったのは初めてとは言え、その素晴らしさに"にわか神楽フリーク"になりそう。


写真は神楽の舞人が付ける兜ですが、いくつか種類があり、演目により違うものを冠って舞われてました。
見ての通り衣装を含め、色彩に目を見張らされたのですが、残念ながら撮影禁止の決りの為頭に焼き付けて来ました(ほんとか?)

初め良ければ...の嬉しい気持ちにさせてもらい、先が楽しみに。

この後は『宮沢賢治記念館』へいきます。


楽がき(9月)

2010-09-04 | 絵画
9月に入って初日に例会がありました。
暑さも少しは和らいだか?と気持ちの上では思いたいけど、甘いもんやない。
写生地が「関西学院キャンパス」やったさかい、大きな樹木が多かったし、ちょっとはましやったので助かった。
生憎、お目当ての建物は化粧直しの最中で残念。それでも他に代わるものがあったさかい良かった。
とか云いながら、自分が描いた絵には学舎がちょっと入ってるだけやねんけど。
大学構内の雰囲気が少しでもだせたらと思って。   F6サイズ


ある人に絵は「遠近と明暗や」と教えてもろたことがある。
最近になってやっと頭で理解出来るようになった。(遅!)
実践はまだこれからやけど、ぼちぼち気長にやらなしゃーない。
「あちら立てればこちら立たず」?で思うようにはなかなか行きません。

次の日は日曜画家協会恒例の京都展に行ってきた。
帰り路は四条駅まで歩いて、何枚かの簡単なスケッチをするのが、これまた恒例になってる。
今回は三条から四条方面を川べりで描いてきた。


四条大橋の西詰めの東華菜館を入れたスケッチを描きたかったさかい、暑い中同行してもろた。
近づいてから、もう一枚。 二枚ともF0サイズ


来年は街中の風景を描く事にしようかな。今から楽しみにしとこ。