南紀つづきのつづき

前の日に懲りて、毛布を掛けて寝てちょうどぐらいやったけど、
日が昇ったらやっぱり今日も暑い

二日目は町のシンボル的な橋と山なみを描いた
岸壁には日陰が無い　辛抱して短時間で描くことにしよう

今日も祭りの獅子舞が軽トラックに分乗して町中を巡ってる
囃子方には小学生も混じって一生懸命や

年に一度の祭りやさかい、
“早うから稽古をしてた”と町の人に聞いた
“若い人が減ってしもて今に祭りも出来んようになるやろ”とも



次の日は朝から雨や
台風の余波で波も荒い,台風接近でもっと荒れそうや
スケッチが出来へんかったら何もすることがないし、帰宅することに決め大阪に向こうた

途中、田辺の町で通りがかった魚屋さんで土産を買うた
シーズンの「しらす」や自家製の味噌漬け、できたての小鯵の南蛮漬他
めちゃ安かった

蜜柑が美味しかったさかい帰りも湯浅へ寄ったら
おばちゃんが喜んで柿をサービスしてくれた



なんやかんやとあってぶらり一人旅も気楽で楽しいもんや
次は何処へ行こかな

民家集落まつり

恒例の祭りに今年も行ってきた

忘れてたさかい会場に着いたのは１３時頃やった
上手い具合に晴天に恵まれて、子供連れの家族が多かった

先ずは、ここでできた「柿」を買い、
丹波からきたはる店では「焼き栗」を
箕面の牧落からの「豆乳ドーナッツ」を

また近くのこだわりの「餃子」は焼きたてをすぐに腹に

アカペラコンサートもあったけど時間的に聴いてられへんかったさかい、
買い物だけして帰ってきた
祭りに行ったんか？買い物に行ったんか？

日帰り温泉

先日友人からメールが入って"日帰りで温泉へ行けへんか？”
ちょうど予定もないし、“行く行く“と返事した
詳しい聞いたら、有馬温泉『太閤の湯』の割引券が手に入ったからやと分かった

友人の車で出発、西宮からやったら３０分弱で着いた
フロントで料金を払うと、浴衣ならん「作務衣」とタオルを渡してくれた
広いロッカールームに入ると、殆どが使用中や
朝から台風絡みの雨模様やのに結構お客さんが来たはるらしい

館内で行き交う客は若い人も多い
特に若い女性が多いのにはびっくりした
この頃は何処へ行っても同年輩か先輩ばっかりやのに　珍しいこっちゃ

自分は日中に温泉へ入るのはスキーの帰りくらいで、温泉目的で来たんは初めてのことや
慣れんさかい落ち着けへん
ゆっくり入って酒を飲みながら食事して泊まる方がええに決まってる
低料金で温泉に入らしてもろて贅沢云うたらバチが当るわな


文句の割には色々温泉を楽しんで、遅い昼御飯を食べた
腹こなしに雨の有馬をぶらぶら

何回か有馬には来たけど、こんな瀧があるのは知らなんだ




有馬に来たら「炭酸煎餅」を土産に買うのんは決まりきったこっちゃ
それも「三ツ森」のやないとあかんと友人が教えてくれた


帰りの車中で“割引券が手に入るさかいまた来るか？”と友人が聞く
普段あんまり裸の付き合いをしてへんし
“そうやな　もうちょっと冷んやりしてから　また連れて来て－な”と返事した

南紀つづき

明くる日は寒さで目が覚めた
大阪では考えられへんけどタオルケット一枚では寒い
日中は暑いけど朝夕の気温がだいぶん大阪と違うみたいや
かなり南に下ってるのになんでやろ？　ようわからん

朝から町中をウロウロ、スケッチ場所を探して歩いて
ようやく気に入りの場所が見つかった
河口近くの防波堤から紀勢線の鉄橋をいれた風景や
座るだけのスペースが無いさかいここでも立ち描きせなしゃ－ない

一枚描いたとこで昼御飯休憩に食堂に入った
旬のもん（魚）が無かってさんま寿司を頼んだけどまあまあやった
食べてる途中、折からの祭りの山車が通りかかった
若い衆が化粧して山車を引いてる
頭も黄色、赤、紫に染めてカラフルや






次は古い町並を描くことにして、またとことこ歩いた
結構狭い路地や古い建物があって面白いとこや
殆ど人通りもない（車は通るけど）とこやさかい
前の家のおばちゃんが，それとはなしに出て来やはった
ここでも“お邪魔します”の一言は当たり前や

２枚描いたとこで今日は打ち上げることに
歩き疲れたことと、暑かったから早よ帰ってビールを飲みたかったし
一日目はこれで終わりにしとこ

南紀

暑さも一段落したし思いたってふらっと出かけてきた

行く先は何回も行ってる南紀「すさみ」や
早朝に出発（高速料金割引あり）して「湯浅」で高速を出た
ここ迄来たら下道でも走り易いし道中に寄り道できる
どっちみち夕方までに着いたらええねんし

「湯浅」は数十年前にも一度来たことがある
今回はどっちか云うたらスケッチ旅行のつもりやから
店が開いてへんかってもええ訳やけど
金山寺味噌で有名な「太田商店」の前を通りかかったら入口が開いてる
味噌が土産の第一号になった

数１０メートル離れて「角長」の醤油屋がある
ここは必ずて云うてええほど皆さん描かはる
メインはこの工場風景やと決めてたさかい早速スケッチを始めた

二枚目は先程の「太田商店」を描いた
狭い道端で立ち描きやし小さいスケッチブック（F０）にした
それでも車が通るたんびに壁に張り付いて「すんません　邪魔します」と云わんならん

一息ついて気がついたら、前の店？が開いてる
しもた屋の入口に床几を出して蜜柑が置いたある
覗き込んだとたん，奥からおばちゃんが出てきて蜜柑を剥いて“食べてみ！”
これがまた甘い，美味しい蜜柑や
袋に１０数個の小さいのんが入ってる
これで１００円は安い！
後の道中は信号待ちの度に口にほうり込んだ

近所をぶらぶらして南へ、周りの風景を楽しみながらドライブし
「すさみ」に到着したんは午後4時頃やったかな
ビールと当て兼晩飯を買うて宿舎へ

温泉に浸かってビールを飲んで　幸せ！




　　

体験参加

　日曜画家協会（以下　日画）の写生会に体験参加させてもろた

大分前から気になってた日画写生会に思いきって参加
描き始めて周りの会員さんの絵を覗きにいったら、何とも早殆ど出来上がってる
経験豊富なベテランが多いさかい、手慣れたもんや

これはえらいこっちゃ！　頑張らな！



　　　　　　　　　「島上ドック」（神戸）　F６サイズ

珍しく炎天下の岸壁で描くことに決めたけど
もう１０月や云うのに気温は３０°を越えてたらしい
不思議なもんで必死になったら暑さも感じへん
人間て勝手なもんや

最後にアドバイザーの講評をいただくのに並べられた絵を見せてもろたら
教科書が並んでるみたいで勉強になるのんばっかりや

今日は参加させてもろて良かった！

楽がき（１０月 大山崎）

　今回は「大山崎山荘」で写生会

調べてみんと判らんけど、とにかく久しぶりの大山崎やった
前回は山荘を描いたさかい、新しいポイントを探し歩いた
先に来られてた絵画グループが大挙して山荘前を占拠したはったこともあるし

結局少し下ったところの私邸を入れた風景を描いた

「大山崎」　F６サイズ




山荘のガードマンが神経質に度々見回りにきて注意する
最終的に私邸を描くのは困るとの話し
それではと私邸の御主人に断りを入れ、快諾してもろてのスケッチになった

場所柄か、蚊の襲来が多かったけど、幸い虫除けスプレーを持ってて助かった

最近の絵は彩色が“ひつこう”なりすぎてる
もうちょっと、あっさりした絵を描くように努力しよう