空間設計堂blog(ブログ)

新潟県上越市大潟区の建築設計事務所のブログです。

先輩建築士Oさんのオープンハウスに行く

2009-07-05 16:58:23 | 建築関係
午前中に地元先輩建築士大橋さんが設計監理された‘住吉の町家’のオープンハウスに行ってきました。




写真の黒い家が‘住吉の町家’。
‘住吉の町家’に向かって右隣のお住まいは、私がいつもお世話になっている工務店さんの設計施工で
私が確認業務を請け負った物件。
実は‘住吉の町家’と右隣のお住まいは、両方とも私がいつもお世話になっている工務店さんの施工なのです。
(地元での大橋さん設計のお住まいの大体は、私がお世話になっている工務店さんの手に依るものなのです。)

この通りは道路拡幅の関係の為、皆さん家を新しくされたばかり。(皆さん、1階は駐車場、2,3階住居という形。‘住吉の町家’だけ1階は事務スペース。‘住吉の町家’のお施主さんは塗装業を営んでおられ、別に作業場があるので、駐車はそこなのかな。)
町家住宅の展示場のようです。(展示しているわけでは、もちろんないのですが...。)
皆さん、それぞれの考えで建築されているので、残念ながら町並みという観点でいうと...。
しかし、住宅、家とはもともと個人的なもので、それぞれの個人的考えが先ずカタチとなってしまうのですから
なんと言ってみようもないことなのでしょう。

‘住吉の町家’の特異な屋根はOMソーラーの為のもの。
外見だけなら、いつもの大橋さんとは異なるテイストの建物かもしれません。

内部に入ると大橋ワールドです。
白壁に構造材の木の暖かみが適度に演出され、気持ち良い空間です。
前面道路側の1階屋上部分が2階居間のテラスになっていて
町中であるけれども、外部空間と親しもうという計画になっており
居間空間がテラスまで伸び、気持ち良い、抜けた空間となっています。
(こういうところの大胆な提案が、ハウスメーカーや一般の工務店さんではなく、設計事務所に依頼するひとつの長所であると思います。)

3階の個室群は小屋がそのまま現しとなっています。




部屋の間仕切りは小屋組のところでガラス(アクリルかな?聞きそびれた)で隔てられており
視覚的には、その面積以上に広さを感じる個室となっています。

写真はOMソーラーの機械(ハンドリングボックスと言います。)。
今のものは、我が家についているものよりも改善されており
まず音が静か。
それなら、今回のように小屋裏に押し込まずに室内に現しで設置しても良いでしょう。
(見た目でこういうものが室内にあって良いかどうかというところもありますが。)
技術の進歩には感慨深いものを感じます。

良いお住まいを見させて頂きました。
大橋さんとは同級生というお施主さんも、お住まいにこだわりをお持ちで
これから住み込んでいかれることに不安はないと思われます。
また数年後に見させてもらいたいなと思いました。
コメント
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